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ブルージャイアントエクスプローラー最新12話ネタバレ&感想&考察

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ブルージャイアント
ブルージャイアントは漫画家「石塚真一」さんの作品で、2013年から連載が開始された宮本大という少年がジャズサックスに目覚め、サックスプレイヤーとして成長していく様子を描いた作品です。

現在アメリカ編「ブルージャイアント エクスプローラー」がビックコミックにて連載中です。

※ネタバレを見たくない人は注意してください

👇前回の話

ブルージャイアントエクスプローラー最新11話ネタバレ&感想&考察
ブルージャイアントは漫画家「石塚真一」さんの作品で、2013年から連載が開始された宮本大という少年がジャズサックスに目覚め、サックスプレイヤーとして成長していく様子を描いた作品です。 現在アメリカ編「ブルージャイアント エ...
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ブルージャイアント エクスプローラー第12話「EASY LIVING」

※2020年11月10日発売の22号に掲載された話です。

第12話「EASY LIVING」

シアトルからポートランドに向かう途中の車中のジェイソンとの会話

ジェイソン「ジャズプレイヤーかあ。」

「うん、テナーサックスのね。」

ジェイソン「ジャズプレイヤーは楽しいかい?」

「え?…そりゃまあ…楽しいよ。」

ジェイソン「そんなにビッグになりたい…」

「もちろん、オレはでっかくなりたい」

ジェイソン「ふーん…」「オレにはさっぱり分かんないね。」

「…え?」

ジェイソン「楽しい今があるのに、でっかくなりたいってのがさ。」

「…………」

ジェイソン「今ジャズをやって楽しい、なのにその”今”を捨ててビッグになろうとする。」

「今を…」「捨てる?」

ジェイソン「楽しいなら、今のままが正解。」「ビッグになることも大金を手にすることも必要ない。」「でしょ?」

大「オレは、今まで止まらず吹いてきて、楽しいからこのままでとか、そんな風には考えてこなかった…」

ジェイソン「ビッグってさ、いったいどれぐらいビッグになりたいの?」

大「…世界一。」

ジェイソン「え?」

大「世界一の、ジャズプレイヤーに。」

ジェイソン「それ…マジで?」

大「Yes、本気で。」

ジェイソン「ダイ…そいつは、オレのジイ様世代が言ってたくらい古い考え方だよ。」

大「ふ、古い?オレが?」

ジェイソン「そうさ、そこまでビッグになるのに、どれだけの労力と時間がかかるんだい?」「どれだけの奴らを蹴落とす必要がある?」「そんなことより今がハッピーじゃないと、だろ?」

大「どれだけ時間がかかっても、敵が多くても、オレはやらないと。」

ジェイソン「まあ…おれ達は違う人間だしね、ただそれって、ハッピーなのかい?」

大「え…」

大の表情がだんだん険しくなってきた

大はおもむろにカーステレオに手を伸ばしラジオをつけるとラジオからパパパァーとジャズが流れる

ニコッとする大

ラジオ「こちらはKCSDポートランドジャズステーション」「24時間ノンストップでジャズをお送りしています。」

大「ほらね、ジャズは聞かれているからさ!」

ジェイソン「こんなラジオ局、どの街にもあるマイナーな局さ。」

またムッとする大

ジェイソン「ジャズ以外の局に……」

ジェイソンがカーステレオのラジオの局番を変えようとすると

大「No,No,No,!」

怒りながら言う大

大「聴いてんだから。」

ジェイソン「………ダイは、ポートランドに滞在するのか?」

大「ああ、少なくとも数日間は…」

ジェイソン「それは君にとって良いことだね。」

大「?……どうして?」

ジェイソン「オレゴン州、とくにポートランドは新しい考え方を持った連中の集まる街さ。」

大「新しい?」

ジェイソン「ああ、〝勝ち負けとか”〝名声”とか古い価値観から脱した街だ。」

大「その街の、何がオレにとって良いの?」

ジェイソン「ま、行けば分かるさ。」

オレゴン州ポートランドに到着した

大「おお~~~なんかゆったりとした、西部の街って感じ。」

ジェイソン「ああ、シアトルと違って高いビルも少ない。」

大「確かに、ビジネスぽい感じはしないね。」

ジェイソン「ここでいいよ。」

大「え?」

ジェイソン「ここで降りるよ。」

車を降りるジェイソン

ジェイソン「それじゃあ、人生楽しんでな。さよなら。」

大「…Bye.」

ジェイソンを下ろして車を走らせる大

大(なんか変わった奴だったなぁ…。まぁ、もう二度と会わないと思うけど。)

と考えながら車を走らせ、オートランドでの泊まるホテルを探す大

 

ホテルを見つけ、ホテルのカウンターで宿泊の手続きをする大

大「一泊25ドル?」

ホテルの受付「Yes.」

大「OK。じゃあ、3泊します。」

受付を済ませ町に出ていく大

携帯を片手に

大「えーと、ん⁉どっしだべ…」

待ち御歩く男性に声をかける大

大「あ、すいません。」

男性「Yes」

大「このジャズバーの場所、分かりますか?」

男性「見せて…ああ!」「次の̚カド、右に行って2ブロック先さ!」

大「ありがとうございました」

男性「Sure man」「楽しんで。」

大(ん…余裕あるっつーか。)心の中で考えていた(シアトルから車で数時間で全然雰囲気ちがうなぁ…)

ジャズバーに到着する、店の名前は「RONY LIGHT」と書いてある

大(ライブまでまだ時間あるな…)

心を引き締めてジャズバーのドアを開ける大

店の中を見渡す大

大(うん…小サイズだけど、ちゃんとしたステージ。)

そこへ、店員が話しかけてきた

店員「Hi」「何か?」

大「あ、はじめまして。」「僕は日本から来たジャズプレイヤーの宮本大といいます。」

店員「そう、ポートランドにようこそ。」

大「実は、アメリカに来る前は欧州で活動をしてて。その時に…アルバムを2枚リリースしました!」

店員にアルバムを渡す大

店員「君のCD?素晴らしいね。」

大「それでお願いがあるのですが!」

店員「Yes」

大「このステージに立たせて欲しいのです。」

店員「…Oh……Well,」「彼らと一緒に?」アルバムのジャケットに写っているメンバーを指さして訊ねる店員

大「いえ…僕だけ、飛び入りで!」

店員「あなたはツーリストじゃないの?」

大「あ、違います。アーティストビザも!これです!!」

ビザを店員に見せる大

店員「…ほう、確かに。」「そうだねえ…あいにく今はスケジュールが埋まっていてね、すまないね。」

店のライブが始まり、奥の席で聞いている大

大(凄く優しく丁寧に、でもキッパリ断られたな…)

周りのお客さんの顔を見渡す大

大(こんなに笑顔ばかりのライブハウスがあるのか…)(ジェイソンの言う通り、戦いとか成果とかに関係なく、満ち足りた人達なのかもな。)

大(ジャズに関しては…決してシリアスでなく、ビールの味付けに、数ある余興の中、今夜の余興がジャズなだけで、そんな街のゆったりとした空気の中で、心置きなくプレーを楽しむ、ジャズプレーヤー達 ――――)

ジェイソンの言葉を思い出す大

(ジェイソン「楽しいなら今のままが正解」「ビッグになる必要なんて無い」

ライブ演奏者のピアノのプレイヤーが客席に向かった手拍子を始める

客席もそれに合わせて手拍子を始める

それを見てビックリする大

大(リズムに合わせて手拍子するって……)

大も周りに合わせて手拍子を始める

手拍子に合わせて演奏は続いている

大(オレは…古いのか⁉ハッピーに生きる…こんな形があるのか……これはこれで――)

ホテルへ戻る途中CAFEへ立ち寄る大

大「ハウスコーヒーラージで下さい。」

店員「OK」「ウチのハウスブレンドは街で一番濃いけど大丈夫?」「もしも軽いコーヒーが良ければ近くのシェルキーってコーヒーショップがおすすめよ。」

大「あ…いえ。」「大丈夫です、濃いので。」

店員「OK」

コーヒーを飲みながら歩く大

大(ハッピーだよな、他店をおすすめできちゃうって…)

大「うお~~。これは強いわ確かに!」

大(もしかして、ポートランドいい街かも――)

立ち止まって考える大

大「……」

大「行かなくっちゃ」

ホテルに入らず車に乗り込む大

そしてどこかへ向かう

車を運転しながら考える大

大(夜の運転なんて初めてだ。オレは毎日新しくなっていくんだ。)

大きな橋が見える川辺につくとサックスを取り出す大

大(オレは練習するぞ。誰よりも激しく―――)

川辺で思いっきりサックスを吹いている大

◆次号につづく◆

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ブルージャイアント エクスプローラー第12話 感想

ヒッチハイカーのジェイソンを車に乗せた大はジェイソンと話しているうちに自分と全く違う考えの人種だという事でイライラしてるように思え、見てくこちらもなんだかイライラしてきました。

しかし、目的地のポートランドに着き、早速目的のジャズバーに行くと、ここでも大との感覚の違った店員と出会うことになり、少し大も自分が他の人と違うんではないかと気づき始める。

そうすると、急にポートランドの事がいい街に見えてくるところがブルージャイアントらしいですね。

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ブルージャイアント エクスプローラー第13話 考察

ついにアメリカでの二都市目の街「ポートランド」に付きました、今回は大の思い通りにはいかない街の様で、ジャズバーでも演奏はさせてもらえませんでした。

しかし今回の話で、この街の特徴を掴んだ大は音楽を楽しむという形から演奏をする仲間を探すんではないでしょうか?

自分の色を残しつつ、だれもが楽しめる音楽をこの街で手に入れるのではないでしょうか。

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