ブルージャイアントは漫画家「石塚真一」さんの作品で、2013年から連載が開始された宮本大という少年がジャズサックスに目覚め、サックスプレイヤーとして成長していく様子を描いた作品です。
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👇前回の話
ブルージャイアント エクスプローラー第27話「YOU KNOW I CARE」
ロス・アンゼルスにやってきたダイは街自体がダイを歓迎しているような雰囲気ではなかったようで、ダイは海辺のベンチでサックスの手入れをしながら、「この街ではお前だけが頼りだ」とサックスに話しかけています。
ダイがサックスの手入れをしていると老人が話しかけてきました
老人「セルマーだね。」「ジャズをやるのかい？」
ダイは不思議そうに老人のことを見上げています。
老人「昔はジャズを聴いていたよ。」
ダイ「今は？」
老人「聴かない。」
ダイ「あ、そうですか…。」
場面が変わりダイはジェイソンと車でマーティーに会いに行っています
ジェイソン「本当に合えるのか？」
ダイ「と思う。」
ジェイソン「昔のバンドにしても、彼はスターだぞ。」
ジェイソンはマーティーのことを知っているようです
家につき、二人は呼び鈴を鳴らすとマーティーがでてきました
マーティー「久しぶりだな。」
ダイ「押しかけてすみません。」
マーティー「That’ｓ ＯＫ」
ジェイソンは本物の「グラナイツ」のマーティーだとおもっている
ダイ「エージェントのジェイソンです。」
ジェイソン「お会いできて光栄です。」
マーティー「Ｈｉ」「まぁ―入ってくれ」
ダイとジェイソンは招かれながら奥へと入っていった
プールサイドに席を設けてもらってマーティーと話をするダイ達
マーティー「シアトルでの君のプレー、未だに整理がついていないんだ。」「つまり、君のL.A.での成功を想像できないってことだ。」
マーティーはダイのスタイルではロス・アンゼルスでの成功が難しいと言っているようで
マーティー「一体L.A.でどうするつもりなんだ？」
少し考えながらダイが答える
ダイ「1人でやります。」
マーティー「マジかよ」
ジェイソン「1人でって…やったことあるのか？」
ダイ「ある‼」「高校の文化祭とミュンヘンのバーで‼」
マーティー「サックス1っ本で？」
ダイ「そうです。」「今はもっと凄い演奏ができる自信があります‼」
じっとダイを見つめるマーティー
マーティー「見せてもらっても？」
ダイ「もちろん‼」
ダイは持ってきたサックスを取り出し、マーティーとジェイソンの前で一人でサックスを吹きだした
マーティーはその様子をタブレットで録画した
全力でサックスを吹き終えたダイ
マーティー「…58分」「この動画を切り取って、オレのSNSにアップする。いいか？」
ダイ「ハイ。それを頼みに来たんです。」
マーティー「オレが呟いてもロックじゃないし、近所のヒマな奴が20人、いや10人ぐらいしか集まらないかもしれないな。」
ダイ「それでいいんです‼」
ジェイソン（1ステージ分吹くとはね…！）
翌日からダイは自身のライブの宣伝に街の商店や掲示板などに手作りポスターを張らしてもらうために回った
場面が変わりダイが体力づくりの為にジョギングをしに行く
ダイは走りながら自分がなかなかロス・アンゼルスにフィットしていかないと考えている
走りながら海を見ていると何かを思い出した
ダイは海辺の公園などを走りながら何かを探している
そこに先日あった老人をベンチに座っているのを見つけた
ダイ「見つけた‼」「こんばんは‼」
老人「やあ、サックスの。」
ダイは色々と老人にロス・アンゼルスの街に馴染めないことを相談している
老人「街がわからない？」
ダイ「ハイ」「何だろう…落ち着ける場所がないというか…」
老人「……この街にフィットしている人間が一体どれ程いるのか、全くわからないな…ボクも含めてね。」「僕も昔はジャズをやっていたんだ。アルトサックス…ウエストコーストジャズ華やかなりし頃さ…でも、ロス・アンゼルスって街は何でものみ込んでいくんだよ。この広大な土地の空気にジャズも飲み込まれてしまった。」
老人「抗う連中は、みんな出ていく。」「諦めた人間だけが、残っているんだよ。」「何でも飲み込む街なんだ…。」「ジャズも私ももう掘り返せないんだよ。」
ダイ「オジさんに会いに来て良かった。僕のやることが見えた気がします。」「ボクは種を持っています。小さいけどすごく強い。」
老人「種？」
ダイ「ジャズの種です‼」
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ブルージャイアント エクスプローラー第27話の感想
前回、マーティーのおかげで、ライブハウスでのジャズライブができることになったダイがどのようにしたらL.A.を攻略できるのかを考える回でした。
ダイ自身もそうですが、誰もがダイがL.A.で成功する姿が想像できない、そういった時にダイは先日あった老人に、なぜL.A.に馴染めないのかを訪ねて、その結果、L.A.はあきらめた人間が多いという事に気付いたようですね。
今後どのようにしてダイはL.A.にジャズの種をまいていくのか楽しみですね。
ブルージャイアント エクスプローラー第28話 考察
次回を考察するとダイはロックフェスでロックファンを盛り上げたように熱いプレーを披露していき、ロックジャズのような新しいジャンルをL.A.に植え付けるのではないでしょうか。
なかなか先が読めないブルージャイアントですが、ダイがL.A.に新たな歴史を作る展開になりそうですね。
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