ウマ娘たちにはモチーフとなる実在の競走馬がいて、許可を得てその馬名を使用しています。
しかし、ハッピーミーク、リトルココン、ビターグラッセの三人はモチーフの無いオリジナルウマ娘。
つまりこれらの名前を持つ競走馬は現実には存在していませんでした。
ところが馬名の申請が通り、オリジナルウマ娘が実在の競走馬になるという珍事が起きようとしているようなのです。
これはいったいどういうことなのでしょうか。
それぞれの馬の情報と合わせて調べてみました。
【ウマ娘】ハッピーミーク、リトルココン、ビターグラッセが実馬に!
所有馬の馬名について申請が通ったというあるツイートが注目を集めています。
というのも申請した馬名が、ハッピーミーク、リトルココン、ビターグラッセだったからです。
ハッピーミークは初期からの、リトルココンとビターグラッセは「アオハル杯」から登場したライバルウマ娘であり、他のウマ娘とは違ってモチーフとなる実在の競走馬がいないオリジナルウマ娘でした。
Cygamesの親会社であるサイバーエージェントの社長・藤田晋さんが馬主になったのでいずれその所有馬にライバルウマ娘の馬名をつけるのではないかと言われていたのですが、まったく別のところでライバルウマ娘と同じ馬名の競走馬が誕生することになったのです。
所有馬の馬名にライバルウマ娘三人と同じ名前を申請したのは、暁翔キャピタル株式会社代表取締役社長・山口功一郎さん。
マイルチャンピオンシップ南部杯などのアルクトスを所有しています。
2022年2月10日、自身のツイッターで申請が通ったことを明らかにしました。
馬名はある程度の自由度はあるもののルールが決まっています。
有名馬と同じ名前は制限がありますし、企業や商品の名前など宣伝目的の馬名は使えません。
今回のライバルウマ娘の名前に対しても、Cygamesとの関係はどうなっていりのかという疑問の声があがりました。
山口功一郎さんは、冷やかしでの命名でないと断りをいれたうえで、迷惑をかけるのは本意ではないので苦情があれば変更するとしています。
【ウマ娘】ハッピーミークの実馬はどんな馬?
ライバルウマ娘・ハッピーミークの名前がつけられたのはどんな馬でしょう。
新冠町にあるハシモトファームで生産された牝馬であるアモーレエテルノの2020がハッピーミークです。
誕生は2020年2月29日。
父はファインニードル、母の父はゼンノロブロイです。
近親馬に京成杯3着のヴェローナシチーがいます。
現在は黒が目立ちますが芦毛なので、ハッピーミークの白に近づくことが期待されます。
尾関厩舎に入厩予定です。
【ウマ娘】リトルココンの実馬はどんな馬?
リトルココンと名づけられたのはブレイクダンサーの2020。
新ひだか町の高橋ファームで2020年1月12日に生まれました。
父はビッグアーサーで、サクラバクシンオーの血を引いています。
またSadler’s Wellsの4×3のクロス配合でもあります。
Sadler’s Wellsはヨーロッパで大きな影響力を持つ種牡馬。
同じSadler’s Wellsの血統にはテイエムオペラオーがいます。
近親馬はベラジオクイーン。
ライバルウマ娘のリトルココンは金髪で右耳に飾りがあり尾花栗毛の牡馬がモチーフと考えられますが、馬のリトルココンも栗毛の牡馬です。
【ウマ娘】ビターグラッセの実馬はどんな馬?
ビターグラッセとなる馬は、アンソロジーの2020。
安平町のノーザンファームにて2020年4月26日に生まれた牝馬で、父はルーラーシップ、母の父はサクラバクシンオーです。
近親馬は21’アネモネステークスのアナザーリリック、19’ローレル賞のブロンディーヴァ。
話題の活躍馬を半兄に持つためか6600万円で取引きされており、期待の程がうかがえます。
ウマ娘のビターグラッセは右耳に飾りがついているので牡馬がモチーフなので性別が異なりますが、毛色は同じ鹿毛です。
【ウマ娘】今後、秋川やよい・駿川たづななども登録される?
他にも、メイタイファームが生産したサニツ2020の馬名をウマピョイにしており、「ウマ娘」は実際の競馬界への影響力を持ちつつあります。
ということは、秋川やよい理事長や駿川たづなの名前を馬名としてつける馬名があらわれる可能性もあるということになります。
しかしこれはあまり考えられません。
なぜなら、宣伝目的の商品名や著名な人物の名前は馬名として使用禁止になっているからです。
また、彼女たちにはおそらくそれぞれのモチーフと思われる馬もおり、ファンとしてはそっとしておきたいところでしょう。
今回のライバルウマ娘三人の名前については、キャラクター名に由来を求めず馬名の意味をそれぞれ申請しています。
逆に、馬主になったサイバーエージェント社長・藤田晋さんの所有馬の名前がこれから登場するウマ娘の名前となることはあるでしょうか。
これについては藤田晋さんも若干意識しているようで、所有馬に可愛い名前をつけた方がいいだろうかとインタビューで口にしたことがあります。
何よりまずは「ウマ娘」になるような活躍馬を出さなくてはとも言っていたので、藤田晋さんの馬主としての発展と所有馬たちの健闘を祈りましょう。
まとめ:【ウマ娘】ハッピーミーク、リトルココン、ビターグラッセが実馬になる!
ついにウマ娘が競走馬になるという逆転現象が起きました。
しかも以前より噂されていた藤田晋さんの所有馬ではなく、まったく別のところから。
いまや「ウマ娘」は実際の競馬界にとっても無視できない存在になっていることがわかります。
これからも競馬界との良い関係が続くことを期待します。
そして、ハッピーミーク、リトルココン、ビターグラッセの現実での活躍を応援しましょう。
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