ウマ娘に登場するナカヤマフェスタ、ゴールドシップらの元ネタの父でもあります人気競走馬・ステイゴールド。
現在「ウマ娘」への実装がないステイゴールドですが、なんとすでに登場しているというのです。
ステイゴールドはどのような形で登場しているのでしょう。
そしてなぜそのような形での登場となったのでしょうか。
「ウマ娘」に密かに登場しているといわれる競走馬・ステイゴールドについて、考察したことやプロフィールをまとめました。
【ウマ娘】ステイゴールドの実装許可の可能性は?
「ウマ娘」への登場が期待されながらもなかなか実現しない競走馬は数多くいますが、ステイゴールドはその中でもひときわ熱望されている一頭ではないでしょうか。
競走馬として人気のあるステイゴールドですからすぐにも実装されても良さそうなものです。
しかし、おそらくよっぽど状況が変わらないとありえないだろうといわれています。
ステイゴールドは社台レースホースの所有馬。
父・サンデーサイレンスと母・ゴールデンサッシュを両親に社台グループの白老ファームにて誕生し、同じく社台グループのノーザンファーム空港牧場で育成された社台血統で社台生まれ社台育ちの馬です。
今現在、社台グループの競走馬は「ウマ娘」にいません。
正確な理由はわかっていませんが、馬名の使用許可がおりていないのは確かでしょう。
社台グループの馬であるステイゴールドも許可がおりないために「ウマ娘」への登場が実現しないのだと思われます。
しかし、ウマ娘を制作しているCygamesの親会社・サイバーエージェントの藤田晋さんが2021年より馬主としての活動を開始。
社台グループから競走馬を多数購入するなどしており、ここできっかけを作ることに成功すれば社台の馬であるステイゴールド実装の可能性がうまれるともみられています。
【ウマ娘】モブウマ娘としているキンイロリョテイの元ネタがステイゴールドについて
社台の馬・ステイゴールドは「ウマ娘」に登場していません。
ところが実はレースシーンに登場するセリフのないウマ娘、いわゆるモブウマ娘と呼ばれるウマ娘の一人がステイゴールドではないかと噂されているのです。
アニメ一期の6話の宝塚記念、8話の宝塚記念、10話の天皇賞、12話のジャパンカップに登場する「キンイロリョテイ」というモブウマ娘がそう。
ステイゴールドの黒鹿毛と馬名を思わせる黒地にゴールドの勝負服を着ています。
ステイゴールドはラストランの香港ヴァーズにて中文で「黄金旅程」と表記されました。
ステイゴールドの中文表記「黄金旅程」をかなりダイレクトにもじった「キンイロリョテイ」という名前から、キンイロリョテイ=ステイゴールドといわれるようになったのです。
さらにキンイロリョテイの戦績が「シルバーコレクター」と呼ばれたステイゴールドに似ている点からもそのように推測されています。
【ウマ娘】ステイゴールドを実装させたい運営について
ステイゴールドは引退後、種牡馬として成功をおさめます。
ウマ娘・ナカヤマフェスタとゴールドシップのモチーフ馬もステイゴールド産駒。
競走馬・ゴールドシップは、母・ポイントフラッグの父がメジロマックイーン。
相性の良さで知られる父・ステイゴールド、母の父・メジロマックイーンといういわゆる「ステマ配合」です。
そんな血統を反映してか、ウマ娘・ゴールドシップはメジロマックイーンに懐いている描写がされています。
またゴールドシップが夢で謎の声に導かれるエピソードでは「黄金の旅路」というステイゴールドの中文表記「黄金旅程」を思わせるキーワードが登場。
謎の声の正体はおそらくステイゴールドに違いありません。
このようにゴールドシップにとってステイゴールドはメジロマックイーンと並ぶ重要な存在。
それだけに運営サイドとしてはなんとかステイゴールドを実装したいというのが本音ではないでしょうか。
そういった思惑が垣間見えるのが、2021年11月のCM「Rivals グラスワンダー編」です。
このCMはステイゴールドも出走している1999年有馬記念がテーマ。
グラスワンダーの背後にちらっと黒とゴールドのモブウマ娘が見切れており、キンイロリョテイをなんとか出したいという運営サイドの情熱を感じることができます。
これってステイゴールドの事?
またもや運営からステイゴールドと匂わせるストーリーが出てきました。
キタサンブラックの夏合宿2年目でキタサンブラックとラーメン屋のおばちゃんが話す場面で、「実力はあって、大きいレースでも惜しいとこまで行った。けど、どうしても勝てなかった…。」とステイゴールドを匂わせるストーリーが入っていました。
「あの娘がだんだん注目されて…ついにGⅠを勝った時は、そりゃあもう大騒ぎだったよ!」
GⅠを勝つまで5年かかったという事、勝ったのが「香港ヴァーズ(GⅠ)」だったという事ですね。
ゴルシも大喜びだったっという事とナカヤマフェスタが一緒だという事は二人の父親であるステイゴールドが存在しているという事ですね。
ステイゴールドとはどんな馬?
競走馬・ステイゴールドは1994年に誕生。
1996年にデビューするも骨膜炎と調教再審査になるほどの暴れぶりに泣きます。
阿寒湖特別以降二年以上勝利はなく、また長きにわたってG1含めて2着を取り続け、シルバーコレクターや善戦ホースとして愛されるように。
しかし1999年、武豊さんに騎手が乗り替わり目黒記念にて初の重賞勝利。
2001年も現役続行し、藤田伸二さんを背に日経新春杯で重賞二勝目。
続いてドバイシーマクラシックへと遠征しサンデーサイレンス産駒の日本調教馬初の海外重賞勝利をあげました。
帰国後、京都大賞典では1着でゴールも斜行による進路妨害で失格。
勝てないままラストランの香港ヴァーズへ。
50戦めにしてついにG1勝利をおさめ、有終の美を飾りました。
どうにも勝ちきれなかったステイゴールドでしたが、最後の最後で日本産日本調教馬による初海外G1レース制覇をなしとげJRA賞特別賞を受賞したのです。
香港ヴァーズでの中文表記は黄金旅程。
小柄ながら5年間でG1出走20回、重賞連続出走36回の50戦をくぐり抜けてきたステイゴールドの競争生活にぴったりな表記でした。
当初は予定になかったもののファンの希望により2002年1月20日に引退式開催。
引退後はブリーダーズスタリオンステーションとビッグレッドファームで種牡馬に。
2015年、大動脈破裂で他界。
騎手を振り落とし、プール調教中に調教助手を水底へ引き込み、馬房では高額の機械を蹴って破壊し、他の馬に襲いかかり、斜行癖と気性難で知られた暴れん坊のステイゴールド。
調教師の池江泰寿さんが「肉をやったら食うんじゃないか」と言った、迷い込んだ鹿を追い回した、二足歩行で人のように歩いた・・・などのエピソードが残っています。
一方で明確な意志と賢さがあり、馬房に来る猫に優しくする情緒も持ち合わせた馬でした。
そういった性質はナカヤマフェスタ、ゴールドシップなど産駒にも受け継がれています。
まとめ:【ウマ娘】ステイゴールドの実装許可は?キンイロリョテイで実装も?
ウマ娘の中にはステイゴールドという名前のウマ娘は現在登場していません。
社台関係の馬と言うことで実装許可が得られていないというのが現状です。
しかしウマ娘ではステイゴールドという名前を使えない代わりにモブウマ娘としてキンイロリョテイという名前でウマ娘に登場させています。
運営側はどうしてもステイゴールドを実装させたいという思惑がウマ娘の中んにあちこちと垣間見えます。
この記事ではそういった部分を詳しく紹介しています。
ステイゴールドはその競争生活のドラマ性からとても根強い人気のある競走馬です。
また、ナカヤマフェスタ、ゴールドシップとの関係性、二人を優に越えてしまいそうな強烈なキャラクターは、ウマ娘になってもきっと魅力的。
今のところステイゴールド実装の実現は難しいようですが、今後、状況が変わることを祈って待ちましょう。
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