週刊ヤングジャンプで連載されている漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」でジャパンカップ編が始まり、つぎつぎと海外のウマ娘が来日し、まだ登場シーンは多くないもののすでにそれぞれの個性を発揮しています。
みんな魅力的であり、また手ごわそうなウマ娘ばかり。
特に気になるのは元ネタとなったのはどの競走馬なのかということですよね。
元ネタの競走馬の予想、その競走馬の実際の経歴ともに、海外勢のウマ娘はどんなタイプなのかを紹介していきたいと思います。
【ウマ娘】シンデレラグレイでジャパンカップで来日したウマ娘の元ネタは?
漫画「シンデラグレイ」47話から物語はいよいよジャパンカップに突入。
史実では天皇賞で敗れたオグリキャップと勝ったタマモクロスの再戦という点に注目が集まった1988年の第8回ジャパンカップにあたります。
ジャパンカップは日本初の国際G1レースであり国際招待競走なので、多くの馬が来日します。
「シンデラグレイ」でも世界のウマ娘が集まりました。
来日したウマ娘たちについて、モチーフの競走馬とともに紹介していきましょう。
ウマ娘・オベイユアマスターの元ネタは?
今のところ最も謎めいたアメリカ代表のウマ娘・オベイユアマスターの元ネタとなった競走馬は、ペイザバトラーでしょう。
ペイザバトラーはアメリカ生まれでフランスでデビューしたもののぱっとせずアメリカへ戻りそこそこ善戦していた競走馬です。
このように目立った経歴の馬でなかったために9番人気でしたが、史実では騎手・C.マッキャロンさんの作戦が功を奏しペイザバトラーが第8回ジャパンカップを制しています。
日本の環境が合っていたのか翌年もジャパンカップで3着になっており、引退後は日本で種牡馬になりました。
調教師・R.フランケルさんの管理馬は日本で他にも数頭が種牡馬入りしていて日本には縁がありました。
それらの事実の反映かオベイユアマスターは日本語が達者なようです。
ペイザバトラーとは”Pay the Butler”、つまり「執事に支払え」という意味。
「シンデレラグレイ」のオベイユアマスターのスペルが”Obey your master”だとするとその意味は「マスターに従え」。
「騎手の作戦に従って勝った」という史実と、発音のもじりがうまく合わさったネーミングだと思います。
ウマ娘・ムーンライトルナシーの元ネタは?
イギリス代表でドレス姿のムーンライトルナシーの元ネタとなった競走馬はイギリスのムーンマッドネスかと思われます。
アスコット競馬場の管理をつとめていたハワード卿夫人のラヴィニア・メアリー・フィッツアラン・ハワード・ノーフォーク公爵夫人が所有していた競走馬です。
ムーンライトルナシーの気高さやキャッチフレーズ「英国の貴婦人」はムーンライトマッドネスの出自によるものでしょう。
「昨年も」のセリフ通り、史実でもムーンマッドネスは前年のジャパンカップカップにも出走し5着。
第8回ジャパンカップは6着で、このレースを最後に引退し日本で種牡馬入りしました。
ちなみに半弟のシェリフズスターの産駒にはセイウンスカイがいます。
ウマ娘・トニビアンカの元ネタは?
イタリア代表にして欧州王者・トニビアンカの元ネタとなった競走馬はトニービンではないでしょうか。
取材に対して「せめて英語で」と言いながらイタリア語で返答し、オグリキャップもタマモクロスも興味さえない様子を見せた一見高飛車なトニビアンカ。
元ネタの競走馬・トニービンが凱旋門賞馬であることを思えば納得できます。
ですが、史実ですと陣営はタマモクロスをライバルにあげていました。
第8回ジャパンカップでは最も注目を集めたものの負傷もあり5着。
これを最後に引退したトニービンは日本で種牡馬となります。
ウイニングチケット、エアグルーヴにとっては父、カレンチャンにとっては母の父、トーセンジョーダンにとっては父の父にあたる存在です。
ウマ娘・エラズリ―プライドの元ネタは?
エラズリープライドはニュージーランド代表であることから推測して元ネタとなった競走馬はボーンクラッシャーだと思います。
花園神社で祈る姿に、エラズリープライドの礼儀正しさがうかがえました。
幼駒時代の大怪我のため買い手がつかず、第6回ジャパンカップは来日しながらも肺炎で出走停止というボーンクラッシャーの過去が、エラズリープライドを敬虔な性格にしたのでしょうか。
エラズリープライドの名前は、ニュージーランドにあるエラズリー競馬場が由来だと思われます。
史実では第8回ジャパンカップで8着になっています。
ウマ娘・ミシェルマイベイビーの元ネタは?
アメリカ代表のミシェルマイベイビーの元ネタとなった競走馬はマイビッグボーイです。
ミシェルマイベイビーは「アメリカの巨神」のキャッチフレーズ通り195cmの長身で、バスケットボールが得意。
調子を聞かれると、豪快なダンクシュートで答えていました。
おそらく”Big boy”からの連想で長身なのだと思いますが、実際のマイビッグボーイも体格が良かったようです。
第8回ジャパンカップでは最も重い馬体重506kg。
着順は史実だと4着です。
また、唯一のセン馬でもありました。
ミシェルマイベイビーは右耳にバスケットボール型の耳飾りを付けていますが、今後ウマ娘の世界でセン馬の事実が反映されることはあるのでしょうか。
海外勢の登場でますます盛り上がってきた「シンデレラグレイ」。
ジャパンカップ本番が待ち切れませんね。
海外勢のウマ娘はゲームで実装される可能性は?
今回、漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」で登場してきた海外から来たウマ娘達が今後ゲームで実装されるのかが気になりますよね。
そこで今後、海外勢のウマ娘がゲーム内で実装されるのかを検証してみました。
ウマ娘の中で海外勢のウマ娘が登場してきたのは今回が初めてではないです。
今回のシンデレラグレイのジャパンカップの時系列からしたら未来になるのですが、アニメ「ウマ娘 プリテーダービー第1期」でエルコンドルパサーと凱旋門賞で対戦したブロワイエがウマ娘に取って初めての海外のウマ娘になります。
このブロワイエは凱旋門賞後にジャパンカップにも参戦してスペシャルウイークとも対戦しています。
そのブロワイエはモブウマ娘ではありますが人気もありゲームに実装されるのではと言われていましたが現在実装はされていません。
ゲーム「ウマ娘 プリテーダービー」に登場するハッピーミークもいまだ育成ウマ娘として実装はされていない現状、今回登場した海外勢のウマ娘もまだまだ実装されないのではないと思われます。
しかし、これらのモブウマ娘がゲームで実装され始めると、ゲーム的に魅了がグンと上がるような気がしますね。
まとめ:【ウマ娘】シンデレラグレイでジャパンカップで来日したウマ娘の元ネタは?ゲーム実装の可能性は?
漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」でジャパンカップ出走のために来日した海外のウマ娘5人を紹介してみました。
史実では意外な結果となっていることから、「シンデレラグレイ」でも波乱含みの展開が予感されます。
また引退後は日本で種牡馬入りした馬が多く、トレセン学園の生徒のモチーフとつながりのある競走馬が意外にいたのは驚きです。
権利など難しいとは思いますが、ゲームにも海外勢が実名で実装されるとより楽しくなりそうですね。
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