眼鏡をかけたウマ娘・イクノディクタスは、いかにも真面目で落ち着いたイメージのウマ娘。
ところがちょっと意外な面も持っていて、そこがイクノディクタスの魅力になっています。
実在したイクノディクタスの凄すぎる現役生活がウマ娘・イクノディクタスの性格や目標にどう反映されているかまとめてみました。
なぜメジロマックイーンがルームメイトなのかもこれを読めばわかりますよ。
【ウマ娘】イクノディクタスとはどんなウマ娘?
丸眼鏡の向こうのクールな眼差しが印象的なイクノディクタスは、勤勉で常に冷静。
お互いをニックネームで呼び合うことが多いトレセン学園の生徒たちの中にあって、相手に敬称を付け、きちんとした言葉遣いをします。
そんなイクノディクタスはどんなウマ娘なのか紹介します。
イクノディクタスのプロフィール
名前 | ミスターシービー |
ゲームでの実装 | サポートカード:SR 育英キャラ:未実装 |
距離適性 | 中距離:A? |
CV(声優) | 田澤 茉純 |
アニメ「ウマ娘season2」では、チームカノープスに所属。
チームメイトはナイスネイチャ、ツインターボ、マチカネタンホイザといった一癖二癖あってどこか残念な実力者揃い。
そんなチームカノープスで仲良くやっているということは、イクノディクタスもそれなりに残念なところがあるというわけです。
一見、理論派の堅物っぽいイクノディクタスですが、実はマッチョ思考でなかなかお調子者。
チームに入るなり今後のプランを皆に聞かせたものの、それは理論派が考えついたマッチョ思考丸出しのプランだったりしました。
また、応援では大声でニックネームを叫ぶこともあるなど、普段の冷静さの反動のような言動をみせることがあります。
そうはいっても、自己管理がしっかりしているのは確かです。
「徹底して自分を管理しできるだけ長く走ること」がイクノディクタスの目標。
おかげでプロフィールの体重は完璧な仕上がりになっています。
ゲームではサポートカードやイベント内に登場。
また、SR「準備運動は怠るべからず」が実装されています。
ここでもはしゃぐツインターボに怪我の注意を呼びかけ、ストレッチの指導法が描かれたホワイトボードを指揮棒で指したりと管理の徹底ぶりはさすがです。
ちなみに、プールサイドでも丸眼鏡をつけたままでした。
メジロマックイーンと同室であることもゲーム中で発覚していて、そこでは勤勉であることとともに親しみやすい人柄であることが語られています。
サポートカードの性能としては、デバフの多さが評価されているようです。
イクノディクタスの勝負服は、グリーンと白を基調に赤を差し色とした乗馬服のようなスタイルで、ニーハイブーツが特徴となっています。
顎のラインで切りそろえた直線的なボブにも見えますが、後ろ髪を三つ編みにまとめたロングヘアが本来のヘアスタイルです。
このようなカッチリとした服装がいかにも似合うイクノディクタスですが、特にその生真面目な自己管理へのこだわりはどこから来たものでしょうか。
実はイクノディクタスには走ることができなかった過去があります。
その時の経験から、自己管理によりいつまでも走ることがイクノディクタスの目標になったのです。
イクノディクタスは冷静かつ慎重に行動し自己管理を徹底することで少しでも長く走れるように頑張っているのです。
【ウマ娘】イクノディクタスが育成キャラの実装される可能性は?
イクノディクタスは現在サポートカードではSR「準備運動は怠るべからず」が実装されていますが、育成ウマ娘としては実装されていません。
レースでのライバルウマ娘としてもまだも実装なので、実装までは少し時間がかかると予想されています。
しかし、カレンチャンやフジキセキのようにいきなりのパターンも考えられますので、いつ実装されてもおかしくはないですね。
イクノディクタスのイメージとしては夏女というイメージなので、夏の間に実装される可能性もあるのではないでしょうか?
【ウマ娘】イクノディクタスの元ネタはどんな馬?
ウマ娘・イクノディクタスの元ネタとなった競走馬・イクノディクタスは「鉄の女」と呼ばれた牝馬です。
なんと51戦も中央競馬で出走して現役中は故障がなかったことからこの名がつきました。
そんなウマ娘・イクノディクタスの元ネタとなった競走馬イクノディクタスを紹介します。
名前 | イクノディクタス (牝馬) |
調教師 | 福島 信晴(栗東) |
成績 | 51戦9勝 (中央競馬) |
獲得賞金額 | 5億2660万円 (中央競馬) |
主な勝鞍 | 1992年オールカマー(GⅡ)1991年京成杯(GⅢ)1992年金鯱賞(GⅢ)1992年小倉記念(GⅢ) |
主戦騎手 | 村本 善之善之騎手 |
毛色 | 栗毛 |
イクノディクタスの競争生活は?
イクノディクタスのデビュー戦はは1989年の西浦勝一さんが騎手をつとめた三歳新馬戦で、続くフェニックス賞も連勝しました。
しかしクラシック戦線を始め1991年のコーラルステークスまで14連敗。
京阪杯で初の重賞勝利をあげるものの再び6連敗、北九州記念と朝日チャレンジカップを好走し2着の後に休養します。
1992年は新潟大賞典まで6連敗、エメラルドステークス優勝、金鯱賞で二度目の重賞勝利と連勝。
高松宮杯の大敗をはさんで小倉記念とオールカマーで重賞二連勝。
特にオールカマーでは記録更新での勝利でした。
毎日王冠でも2着になり、同年のJRA賞最優秀5歳以上牝馬を受賞。
1993年は、万馬券となった安田記念2着で歴代賞金女王、宝塚記念2着で史上初の賞金5億円獲得牝馬と、次々記録を打ち立てます。
テレビ愛知オープン優勝後は勝てず、富士ステークスが引退レースとなりました。
デビュー年6戦、1990年7戦、1991年12戦、1992年16戦、1993年10戦とハイペースで出走し通算51戦9勝。
主戦騎手は村本善之さんでした。
競走馬イクノディクタスにまつわるエピソード
1992年の16戦は全て牡馬混合レースなうえに2週続けての連闘、2週あけての中一週もありました。
それでも故障無しで9勝全部が牡馬混合レース、しかも賞金女王という経歴はまさに「鉄の女」。
15歳まで99戦したミスタートウジンと同じ調教師・福島信晴さん管理の元、イクノディクタスはタフに走り抜けました。
頑丈そのものといったイクノディクタスですが、デビュー前には屈腱炎を発症し予後不良さえ検討されたことがあります。
しかし名装蹄師・福永守さんによってイクノディクタスは見事快復を果たしたのでした。
現役中のハードなローテーションとそれを実現した調教師の管理、そして過去の致命傷がウマ娘・イクノディクタスに反映され「徹底して自分を管理しできるだけ長く走ること」という目標に結びついたのでしょう。
元ネタのイクノディクタスとウマ娘のイクノディクタスの類似点は?
また、ウマ娘での勝負服は実際の緑・鼠縦縞・袖赤一本輪にそっくりです。
引退後は北海道の五丸牧場で繁殖牝馬になり、最初につけたのがメジロマックイーンでした。
メジロマックイーンの騎手だった武豊さんによるとメジロマックイーンはイクノディクタスに恋をしていたのだそうです。
イクノディクタスは美人と評判で、メジロマックイーンはイクノディクタスがいるとそわそわすると言われていました。
ウマ娘で同室だったりメジロマックイーンがイクノディクタスに見とれたりするのは、このエピソードの影響だと思われます。
競走馬・イクノディクタスは功労馬として過ごした後、2019年に他界。
現役時代「鉄の女」と呼ばれただけあり32歳と長寿でした。
イクノディクタスの血統表
イクノディクタスは1987年に北海道浦河町にて父はディクタス、母はダイナランディングの間に誕生しました。
父
ディクタス |
父の父
San ctus |
父の母
Doronic |
|
母
ダイナランディング |
母の父
ノーザンテースト |
母の母
ナイスランディング |
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