アニメ「ウマ娘 season2」において、もっとも盛り上がりを見せたエピソードのひとつが、ライスシャワーの菊花賞と春の天皇賞でしょう。
ミホノブルボンの無敗三冠、メジロマックイーンの天皇賞三連覇を阻んだことで、史実でも大きな波紋をよんだライスシャワーの勝利。
その難題をウマ娘ではどう描いたのでしょうか。
アニメ4話のライスシャワー登場からメジロマックイーンと対決する8話にかけてのライスシャワーの変化をまとめてみました。
【ウマ娘】ライスシャワーのアニメ初登場の様子は?
自分がいるとまわりを不幸にしてしまうと悩むウマ娘・ライスシャワー。
Blu-ray特典「BNWの誓い」でアニメ初登場となった後、2期4話からテレビシリーズに登場します。
そのファーストカットでは名前の紹介がなく、サングラスにパーカーという姿でした。
ライバルとなるミホノブルボンのトレーニングの様子を背後からうかがっていたのです。
ライスシャワーといえばマークした相手にぴったりくっついていく戦法で知られていますが、そのことを思わせる行動でした。
さらに5話でもミホノブルボンをつけていますが、少し距離が近くなっています。
まるで皐月賞、日本ダービーと着実にミホノブルボンとの間をつめていった様子を表しているかのようです。
また、トウカイテイオーとメジロマックイーンが走る京都レース場にも、ミホノブルボンを追って足を運んでいます。
この時ライスシャワーは第3コーナーにいましたが、これも未来を示唆しているのではないかと思われます。
ついに6話でミホノブルボンとライスシャワーが言葉を交わします。
ライバルとして視界に入ったのです。
そして菊花賞でライスシャワーはミホノブルボンに勝利します。
しかしミホノブルボンの無敗三冠を阻んだため、祝福されない勝利でした。
勝ったライスシャワーを待っていたのはブーイングだったのです。
ライスシャワーの名前は「結婚式のライスシャワーのように、本馬に触れる全ての人々に幸福が訪れる」ことを祈ってけられたものです。
その由来通り、ライスシャワーは自分の勝利による輝きにより見る人に新しい希望を与えたいという思いで走っています。
自分の勝利ではなく、人々の喜びがライスシャワーの走る理由なのです。
にもかかわらず自分が勝ったことでミホノブルボンの三冠を阻止しみんなをがっかりさせてしまった事実にライスシャワーは深く傷き、ひっそりと涙したのでした。
【ウマ娘】ライスシャワーのVSメジロマックイーンでの様子は?
自分が走って勝てばみんなを不幸にしてしまう。
菊花賞以降ライスシャワーは精神的に追いつめられ、ブーイングの幻聴に怯えたり、ウイニングライブのトラウマに苦しんでいました。
ライスシャワーがセンターになった菊花賞後のウイニングライブの客席はミホノブルボンを応援するペンライトばかりだったのです。
追い討ちをかけるように、ライスシャワーを「黒い刺客、またしても大記録を阻むのか」と悪役として書き立てられる始末。
ファンにとってライスシャワーは記録の邪魔をするヒールになってしまったのです。
そんな空気の中、メジロマックイーンはライスシャワーから春の天皇賞には出ないと言われ、戸惑います。
春の天皇賞はメジロマックイーンの三連覇がかかっており、ライスシャワーは自分が勝っても誰も喜ばないからとこれを避けたのです。
そこでトウカイテイオーはじめチームスピカのメンバーはライスシャワーを説得しようと連行しますがライスシャワーは頑なです。
ミホノブルボンが説得にあたることになるとライスシャワーは逃亡。
追い詰められたライスシャワーに走る意味を問われたミホノブルボンは「あなたが私のヒーローだからです」と返答。
この言葉がライスシャワーを救ったのでした。
また逃亡中に自分を認めてくれるウマ娘の存在に気が付いたこともライスシャワーの力となります。
こうして自分を取り戻し春の天皇賞に向けトレーニングを開始するライスシャワー。
ミホノブルボンの時同様、メジロマックイーンの後をつけますが思うように距離は縮まりません。
足りないものを精神力で補おうと、ミホノブルボンでさえも驚くほどのメニューをこなし続けたライスシャワーは小柄な肉体をさらに絞り込み、春の天皇賞当日は鬼神のようになっていました。
その気迫にメジロマックイーンはゲート入りを拒んだほどです。
レースがはじまるとライスシャワーはメジロマックイーンをマーク。
京都レース場の3コーナーにさしかかるあたりで、スパートをかけるメジロマックイーン。
そのメジロマックイーンをライスシャワーが外から抜きさります。
瞳に青い炎を宿しレコードタイムで優勝したライスシャワー。
またも観客の祝福はありません。
けれど一部の観客、ウマ娘たちはライスシャワーをたたえました。
バ道で出迎えたミホノブルボンにライスシャワーは本心を打ち明け泣きじゃくります。
ミホノブルボンはいつか賞賛される日が来ると励ましました。
メジロマックイーンとの勝負の中でライスシャワーは、自分はヒールではない叫びます。
自分が勝てば不幸になる人もいるかもしれない。
けれど喜んでくれる人もいる。
自分はヒーローになることもできるのだ。
ライスシャワーはそのことに気が付くことができたのでした。
【ウマ娘】ライスシャワーの人気度は?
アニメ「ウマ娘」では、ライスシャワーは「自分が勝っても喜んでもらえる人が少ない」と言っていましたが、ウマ娘の人気ランキングではライスシャワーは確実に人気上位にいます。
天皇賞(春)後のミホノブルボンとのやり取りは本当に感動してしまいますよね。
史実のライスシャワーはメジロマックイーンに勝った天皇賞(春)の後、スランプに陥り2年後の天皇賞(春)を勝つまで目立った成績を残すことはできませんでした。
2度目の天皇賞(春)を勝った後の宝塚記念では悲劇の結末が待っているのですが、アニメではここまでは描かれていませんでした。
もしこのエピソードが描かれればどのような展開になって行くのか?そしてサイレンススズカの様に復活してたという表現で描かれていったらますますファンが増えること間違いなしですね。
まとめ:【ウマ娘】ライスシャワーはアニメではどのように変化していった?
ウマ娘のアニメで登場するライスシャワーの変化について紹介しています。
ウマ娘ライスシャワーが初めてアニメに登場した時の様子やミホノブルボンとの対戦について紹介しています。
ミホノブルボンの三冠を阻止し、次はメジロマックイーンの春の天皇賞の3連覇を阻止の為に動き出しますが、そこでも一つのドラマだ生まれています。
ライスシャワーの人気度について紹介しています。
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