アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」で、どう描くのかもっとも注目を集めたのが、サイレンススズカの1998年秋の天皇賞の死亡エピソードではないでしょうか。
実際の実況アナウンスから「沈黙の日曜日」とも呼ばれる辛く悲しい史実を、アニメではどう伝えたのか。
そこでこの記事では、アニメ「ウマ娘」第1期7話について、紹介したいと思います。
そして、現実には何が起こったのか、競走馬・サイレンススズカはどうなったのかなど、史実についてもまとめてみました。
関係者のコメント、視聴者の感想もあわせてご覧ください。
【ウマ娘】サイレンススズカが死亡回避!
アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の主人公・スペシャルウィークが憧れるウマ娘・サイレンススズカ。
1998年秋の天皇賞を中心に描かれるアニメ7話で、サイレンススズカは最大のピンチを迎えます。
菊花賞後、一緒に走りたいと話すスペシャルウィークに、サイレンススズカはアメリカ行きの意志を打ち明けられます。
それでもスペシャルウィークは一緒にジャパンカップへ挑もうとするのでした。
特訓を経て、改めてチームスピカの良さを実感、心身ともに充実した状態で天皇賞を迎えたサイレンススズカ。
レースはサイレンススズカが圧倒的に飛ばし、1000mの通過タイム57秒4というスピードにエルコンドルパサー、ヒシアマゾン、ウィニングチケット、メジロライアン、ナイスネイチャらも驚きを隠せませんでした。
しかし、第三コーナーでサイレンススズカに異変がおこり大きく姿勢を崩します。
レースはエルコンドルパサーが勝利、サイレンススズカは故障による競争中止となってしまいました。
サイレンススズカが目覚めるとそこは病室でした。
トレーナーから、骨折はしたものの復帰可能であることが伝えられます。
サイレンススズカを最悪の事態から救ったのは、トレーナーの機転とスペシャルウィークの献身でした。
サイレンススズカが故障した時にスペシャルウィークが駆けつけて転倒を防いだのです。
この後、サイレンススズカは長期のリハビリをすることに。
そして、11話にて描かれた翌年1999年11月27日キャピタルステークスでサイレンススズカ奇跡の復活成し遂げ勝利で復帰戦を飾りました。
13話のウインタードリームトロフィーでは、スペシャルウィークと走ることもできました。
アニメ二期ではサイレンススズカは以前から希望していたアメリが留学のために渡米しています。
しかし、2期の最終話でトウカイテイオーが有馬記念を勝った時にサイレンススズカはトウカイテイオーの有志を見るために、日本へ帰ってきていました。
誰にも言わず…ショックを受けるスぺちゃんでした。
史実のサイレンススズカはどうだった?
アニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の第1期7話のモデルとなった1999年11月1日、第118回天皇賞。
サイレンススズカはこの秋の天皇賞を一番の目標としてきました。
天皇賞の前走である毎日王冠では、エルコンドルパサー、グラスワンダーなどを抑えて圧倒的な勝利で、天皇賞(秋)も1番人気でこのレースに挑んできました。
サイレンススズカは当然のように大逃げの快走。
アニメ通り、1000m通過タイム57秒4と驚異的なスピードでした。
ところが第3コーナーの大ケヤキを抜けたところで、サイレンススズカが失速。
転倒こそしなかったものの、左前脚手根骨粉砕骨折を起こしていたのです。
この時の競馬場内の様子を実況の塩原恒夫さんは「沈黙の日曜日」と表現しています。
約30分後、競馬場内でサイレンススズカは予後不良と判断され、安らかな眠りにつくべく処置が施されました。
鞍上の武豊さんは「僕が乗った中で最高の状態でした。悪夢としかいいようがありません。」と語り、その晩、生まれて初めて泥酔するほどお酒を飲んだそうです。
騎手が無事だったのはサイレンススズカが転倒しなかったおかげだと言われていますが、武豊さん本人もそう発言しています。
元騎手・細江純子さんと声優・高野麻里佳さんの対談でもこの点に触れており、細江さんは「踏ん張って(武)豊さんが落ちることなく、後続馬が二次災害になることなく」とサイレンススズカが転倒しなかった強さと優しさを讃え、高野さんは「優しい馬だったんだなあ」と涙していました。
さらに、1999年の宝塚記念では、アナウンサーの杉本清さんが「私の夢は、サイレンススズカです。」と実況で語り話題に。
「天馬のように」という追悼歌が作られ、同名の写真集もリリースされました。
【ウマ娘】サイレンススズカ、史実の悪夢が回避され、ファンや関係者の反応は?
史実と違いウマ娘ではサイレンススズカの死亡が回避されました事についてファンや関係者から安心したというコメントがSNSなどで多く集まっていました。
誰もが、天皇賞(秋)の出来事をどの様に表現するのだろう?っておもっていたので、不安を感じながら注目されていましたのがわかります。
ウマ娘のサイレンススズカ天皇賞秋回。
1000メートル通過後から大けやきまでを迎える間が、胸の締め付けられるような思いだった。
実際の結末を知っているからこその緊張感だったし、たかがアニメかもしれないけどサイレンススズカの命が無事だったことにホッとした自分がいた。— みれちか (@mirechika1038) May 6, 2018
サイレンススズカが死んだ「沈黙の日曜日」天皇賞秋で騎乗していた武豊騎手が、翌年スペシャルウィークに乗って天皇賞秋を制覇し「サイレンススズカが背中を押してくれた」とコメントしたんだよな…ウマ娘のアニメはこれらを映像で表現してるし、スペちゃんが日本ダービー獲る回には武豊騎手が出演する
— ぽえーん (@Komatasan) June 24, 2021
第7話視聴!
こんなに見るのが怖いと思うアニメも中々ない気がするwww
でも本当に優しい世界でよかった…
サイレンススズカが無事でよかった!— モロヘイヤ (@tyuuni3233) May 7, 2018
史実では…サイレンススズカはこのレースで最悪の事態に陥ってしまっただけに…アニメでは取り敢えず無事で助かっていて良かった〜♪
しかも、それを誰よりも早く助けたのがスペちゃんだったとか…アニメならではのシーンだし、それまでの関係を観ていただけに泣けた…(இωஇ゚) #umamusume #ウマ娘
— とんとこつう (@tontokotwo) May 6, 2018
1着じゃなくてもサイレンススズカが故障予後不良にならず無事だった世界線を見せてくれたウマ娘のアニメには本当に感謝してる
— HUMMER-WA (@cure_reika_d) November 15, 2020
この様にウマ娘のファンからは多くのコメントが寄せられています。
1998年ベルモントステークスにおいて、騎手が足を支えて守り一命を取り留めたカリズマティックという競走馬がいます。
スペシャルウィークがサイレンススズカを救うシーンについてプロデューサーの伊藤隼之介さんは「アメリカ競馬のカリズマティックという競走馬のエピソードに由来します。」と明らかにした上で、「『if』を描くに際して、レース中の事故が起きた様々なシーンを見ました。
これはとてもつらい仕事でした。
その中でこの美しい物語を思い出して引用することにしました。」とコメントしていました。
また、サイレンススズカの声優・高野麻里佳さんは「悲観的な気持ちではなく、復活したスズカの未来を見たいという気持ちで演じさせていただいています。」と語っており、そのためかどこか悟ったような力強さを秘めたサイレンススズカになっていたように思います。
「ウマ娘」をしていると約10日おきに新キャラが登場してジュエルが貯まりますか?
欲しいキャラが出てもジュエルが貯まっていないってことよくありませんか?
私は微課金をしていましたが、新キャラやサポートカードの完凸の為のガチャがちょっと厳しくなってきました。
でもまだまだプレーしたいというあまり「どうしたらガチャがお得に回せるのかな~?」と考え調べていると無料でジュエルがゲットできる方法を知りました。
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まとめ:【ウマ娘】サイレンススズカが死亡回避!史実の悪夢が回避され、ファンや関係者の反応は?
ウマ娘でサイレンススズカが死亡回避した話が話題となっており、ファンや関係者の間では神回と言われるようなストーリーとなりました。
そんなアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」第1期7話の内容について紹介しており、そのモデルとなった史実の1999年第118回天皇賞(秋)についても紹介しております。
また、史実通りにならなかったアニメ「ウマ娘」での感想をファンや関係者がSNSなどで語られているのをまとめてみました。
忘れられない愛すべき存在でありながら、同時にトラウマにもなり得る競走馬・サイレンススズカ。
ウマ娘のアニメではみんなが願ったサイレンススズカの「if」の世界線が描かれ、一安心といったところではないでしょうか。
サイレンススズカが無事復活したことで、心の傷が癒された人もいることでしょう。
このように、見たかった夢の続きが見られるのが、ウマ娘の良いところです。
これからもきっと、ウマ娘たちがたくさんの素敵な夢の続きを見せてくれることでしょう。
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