新ウマ娘舞台か
ブルー系の髪色のショートカットで黄色の耳覆いの付いた耳の右耳に青いリングの耳飾りをつけています。
黄色とブルーは史実の勝負服と同じカラリングです。
一人称は「おれ」ですが、荒々しさはなく優しく穏やかな性格をしています。
「自分を助けてくれた人々に恩を返したい」という想いを胸に秘め、己のすべてをかけた生き方は実にストイック。
かつて二回も命に関わる事態に陥っていたらしく、そのことが恩返しの気持ちにつながっているようで、恩人達のためにも奇跡をおこしてみせるという誓いをたています。
ダイイチルビーからは好かれているのか、ダイタクヘリオスにはつれないダイイチルビーもケイエスミラクルには話しかけるといった様子が見られました。
【ウマ娘】ケイエスミラクルの悲劇は回避される?
ウマ娘・ケイエスミラクルのモチーフは競走馬・ケイエスミラクルです。
しかしケイエスミラクルという競走馬は、実はデビュー後、わずか10戦で夭折しています。
ウマ娘・ケイエスミラクルはこの悲劇を回避できるのでしょうか。
現役中に世を去った競走馬をモチーフにしたウマ娘には、サイレンススズカがいます。
競走馬・サイレンススズカは1998年の秋の天皇賞で左手根骨粉砕骨折をおこし予後不良となってしまいました。
ですがウマ娘・サイレンススズカはスペシャルウィークの咄嗟の判断でそれを免れることができました。
ウマ娘・ケイエスミラクルは「おれ、いつか絶対、“奇跡”を起こします。見ていてください、どうか」と言っています。
サイレンススズカのような奇跡を見せてくれるのかもしれません。
その伏線として、アストンマーチャンの存在があります。
競走馬・アストンマーチャンもまた期待されながらX大腸炎から急性心不全となり早逝しました。
ケイエスミラクルとアストンマーチャンという二人がサイレンススズカとスペシャルウィークのように支え合うことができれば、悲劇は回避できるかもしれません。
あるいはダイイチルビーがその役割を果たすのかもしれません。
さらに、2023年1月には「ウマ娘」の舞台化が決定しています。
メインキャストにケイエスミラクルがいることから、舞台で悲劇を回避する可能性もありそうです。
ケイエスミラクルの「奇跡をおこしてみせる」という誓いも、悲劇を回避するのだという決意表明だと思われます。
【ウマ娘】ケイエスミラクルとダイイチルビーの関係は?
高貴なだけに人を寄せ付けない空気をまとうウマ娘・ダイイチルビーにとって、ケイエスミラクルは話しかけやすい相手であるようです。
ダイイチルビーからケイエスミラクルに関わることもあるほど。
そのためダイタクヘリオスを入れると、ダイイチルビーとケイエスミラクルはやや三角関係的な仲に見えます。
競走馬・ケイエスミラクルの短い生涯において、数少ないライバルの一頭が競走馬・ダイイチルビーでした。
スワンステークスではケイエスミラクル優勝、ダイイチルビー2着。
二頭揃って当時の日本記録を打ち立てました。
続くマイルチャンピオンシップではダイイチルビーに恋をしていたといわれるダイタクヘリオスに二頭揃って敗れており、史実においてもこの三頭は抜きつ抜かれつの三角関係だったといえそうです。
しかし、スプリンターズステークスではダイイチルビーが勝利、ケイエスミラクルは帰らぬ馬になってしまいました。
ケイエスミラクル他界後、身体の変化もありダイイチルビーは急速に意欲を失っていきます。
そんなダイイチルビーを見て、一部の人々からはケイエスミラクルを失ったからではないかという声もあがったそうです。
ウマ娘・ダイイチルビーがダイタクヘリオスにつれないのにケイエスミラクルを慕うそぶりを見せるのは、これらの出来事を反映しているのではないかと思われます。
【ウマ娘】ケイエスミラクルの元ネタとなった競走馬はどんな馬?
ウマ娘・ケイエスミラクルのモチーフとなった競走馬・ケイエスミラクルはスタッツブラックホークを父、レディベンドフェイジャーを母としてアメリカのケンタッキー州で1988年に誕生しました。
父の父にミスタープロスペクターがいるとはいえ当時はさほど期待される血統なかったうえに日本脳炎を持って生まれてきたため、ケイエスミラクルはデビューできるかもあやしまれた馬でした。
治療のため歳月を要しさらに脚に故障が発覚するなど度重なる困難を経て、1991年、新潟の未出走戦にてようやくケイエスミラクルはデビューします。
ウマ娘・ケイエスミラクルの「2度も生死の境をさまよいながら“奇跡的に”一命をとりとめた経験」という経歴はここからきているのでしょう。
初勝利となる次走では8馬身差の完勝。
続くわらび賞2着の後は休養へ。
復帰戦の石狩特別はレコード勝ち、藻岩山特別も9馬身差の大勝で終えました。
初の重賞セントウルステークスでは13着だったものの、オパールステークスでは再びレコード勝ち。
ダイイチルビー、ダイタクヘリオス、バンブーメモリーと対戦したスワンステークスでも当時の日本記録を出し、優勝。
ついに重賞勝利をおさめたのでした。
このスワンステークスのスワンは「好きな絵本の影響で白鳥モチーフの持ち物が多い」というウマ娘・ケイエスミラクルのヒミツに反映されています。
ダイタクヘリオスの3着となったマイルチャンピオンシップ後は身体の弱さを配慮し、休養の予定でしたがスプリンターズステークスへ進むことに。
一番人気のケイエスミラクルはハイペースのレースの最後の直線で故障し競争中止。
診断の結果、左第一趾骨粉砕骨折により予後不良の処置がとられました。
ケイエスミラクルの最後のレースとなったスプリンターズステークスを制したのは前述のとおり、ダイイチルビー。
鞍上は主戦騎手の南井克巳さんではなく、岡部幸雄さんでした。
競走馬・ケイエスミラクルは、4歳という短い生涯のわずか8ヶ月の競争生活でありながら10戦5勝、コースレコード3回という成績をおさめた奇跡のスプリンターだったのです。
まとめ:【ウマ娘】ケイエスミラクルの悲劇は回避される?ダイイチルビーとの関係は?
わずか8ヶ月の間まさに奇跡のような活躍をみせた競走馬・ケイエスミラクルのウマ娘化は思わぬ朗報でした。
このような知られざる名馬の存在を掘り起こしてくれるだけでなく、もしもの可能性を夢見させてくれるのも「ウマ娘」というコンテンツの大きな魅力です。
現実では見ることのできなかったケイエスミラクルの奇跡が楽しみですね。
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