2023年にアニメ化も決まり、今期大注目の人気作『薬屋のひとりごと』。
そのなかでも特に初期に目を引かれたのが、「園遊会」で贈られる簪(かんざし)に関する謎です。
最初は単なる飾り物かと思われた簪が、実は物語の重要なカギを握っていたことに気付くことでしょう。
本記事では、「簪(かんざし)の真の意味とは？園遊会での壬氏と李白の役割」と題し、物語の中で輝くキーアイテムに焦点を当て、その謎めいた意味を探求してみましょう。
作中の魅力的なキャラクターたちとともに、簪の謎解きの旅に出発しましょう。
【薬屋のひとりごと】簪(かんざし)の謎めいた意味とは？
「簪（かんざし）」とは、ご存知ですか？
「園遊会」ってどんな行事なの？と疑問に思われることでしょう。
「簪」とは、本来、髪をまとめる際に使う髪留めで、髪が落ちないようにするためのアイテムです。
「園遊会」とは、年に2回、皇帝が主催する食事会のことを指します。
このイベントでは、後宮の上級妃4人が一堂に集まります。
通常はめったに訪れないような機会なので、後宮にとっては非常に重要な行事となります。
上級妃たちはもちろん、侍女たちもこの日のために美しく装いを整えます！
そして、各主人の妃から装飾品を贈られることで、侍女たちが誰のものかを識別できるようになっています。
「園遊会」には上級妃だけでなく、国の高官や武官も出席します。
この場で交流を深める意図もあるはずですが、実際には緊張感が走るものとなっています。
特に、上級妃の侍女同士の関係は敵対心に満ち、時には恐ろしいほどの対立が生じます。
そこまでしてライバルと競り合う必要があるのか、と考えるほど、女性同士の競争心は深いものです。
当然のことながら、食事会も行われますが、毒見のための猫猫が万全の体制で待機しています。（毒入り料理の可能性にワクワクしていたとか、久しぶりのスリルでしょうか）
そして、この「園遊会」の時に、侍女たちが心躍らせる瞬間があります！
それが、「簪」です。
簪は、普段外出することが少ない侍女たちが、「園遊会」の際に有望な候補者を見つけては引き込み、簪や装飾品を贈る手段として使われていたようです。
しかしながら、実際にはその他にも簪が持つ重要な意味が存在していました。（少し胸が高鳴りますね）
それでは、詳細を見てみましょう↓↓
簪(かんざし)の意味としての「行きずり」と「求婚」
「簪」を贈るという行為には、2つの異なる意味があるようです。
２．あなたのことを身請けします（結婚の意思表示）
同じ「身元保証人」という言葉でも、この2つの意味が重要であることを考慮すると、混乱が生じる可能性があります。
後宮では恋愛に飢えている一方で、もちろん2番目の意味に特に関心が向けられることが多いです（笑）
言ってみれば、偶然の出会いから始まる「今夜一緒に過ごしませんか？」といったナンパの要素も含まれることがあります。
そのため、簪を贈る行為には必ずしもすべてが好意に基づいているわけではないのです。
贈る側もまた、あくまで形式的な意味合いで行っている場合もあり、相手が真に受けてしまうことに対する懸念も存在するようです。
しかし、このような状況を逆手に取って、猫猫は自分の計画を進めていったということですね。
【薬屋のひとりごと】猫猫への簪(かんざし)贈り物の謎
猫猫は壬氏と李白から園遊会で簪を受け取る場面が描かれていますが、なぜ彼女が複数の人物から簪を贈られることになったのでしょうか？
壬氏と李白から受け取った簪の意味には何が込められていたのか、その背後に隠された物語を紐解いてみましょう。
壬氏の求婚の気持ちと猫猫の誤解
壬氏は猫猫に対して好意を抱いているため、彼が簪を贈ったのは「好きだから」と解釈されるでしょう。
しかしながら、猫猫自身はその意図をまったく理解していなかったのです。
園遊会が終わった後、猫猫は小蘭シャオランに簪の意味について尋ねました。
小蘭も後宮の事情に疎いため、簪の意味を身元保証人の側面に絞って説明しました。
「その簪を贈られた相手に頼むことで、後宮から外へ出ることができるんだよ」と説明したそうです。
そのため、故郷へ帰りたい猫猫は李白に助けを求めることにしました。
その対価として、緑青館の三大美姫の一人である「白鈴パイリン」さんを差し出すことになりました。
しかし、壬氏は宦官という立場であり、その対価にはならないと判断されたため、猫猫は壬氏に頼ることはありませんでした。
もし壬氏に対する適切な対価のアイデアが浮かんでいたならば、猫猫は彼に頼る可能性があったかもしれませんね。
李白の義理チョコ風簪贈り
対照的に、壬氏とは異なり、李白は本気ではない様子でした。
彼は猫猫以外にも多くの侍女に簪を贈っていたのです。
李白自身もそれを義理だと述べており、簪を配る行為はあくまで挨拶代わりのようなものだったようです。
それでも、「身元引き受けます」という意味合いのある簪をここまで多くの人に贈れるなんて、なかなか凄いことですね（笑）
もっとも、誰に配ったかくらいは李白自身も覚えていてほしいところですが…。
李白は義理だったとしても、もしかしたらそこから恋が芽生える可能性もあるでしょう。
後宮のような出会いの少ない環境では、こんな些細なことでも大きな興奮を引き起こすことでしょう。
簪というアイテムは、本来は告白の証のような意味合いを持つものです。
好きな人に対して伝えられない思いを簪に託すというロマンチックな側面があります。
しかし、その意味がやや変わってしまって、今で言うバレンタインデーの義理チョコのようなイメージになってしまったのは残念ですね。
それでも、この時代の男性が女性に贈り物をするという意味の原点が見て取れる気がします。
猫猫への簪(かんざし)贈り物のの結果
猫猫は単純に里帰りをしたいと思っており、そのために簪を義理で配っていた李白に助けを求めました。
しかし、「求愛」の手段として簪を考えていた壬氏は、猫猫が李白を選んだと思い込んでしまい、落ち込んでしまいます。
猫猫が里帰りする際に「李白と一緒に街へ出る」という情報を聞いた壬氏は、直ちに李白の素性を調べ上げます。嫉妬心を隠すことなく露わにし、その行動が玉葉妃に面白がられてしまいます。
そして、猫猫が里帰りから後宮に戻ってきた際、壬氏は彼女を執務室に呼び出して尋問を始めます。
しかしこの時の話の内容が上手く組み合わず、壬氏は誤解のまま、猫猫と李白が情熱的な一夜を過ごしたと勘違いしてしまいます。
このシーンでは、壬氏が李白に完敗だと感じ、驚愕と衝撃を受ける様子がとても面白く描かれていますね（笑）
後に誤解は解けますが、壬氏が猫猫に好意を持っていることは周囲に広まってしまいました。
壬氏自体はあまり隠そうとしていないようなので、これで問題はないのかもしれませんね（笑）
【薬屋のひとりごと】簪（かんざし）を送った壬氏、猫猫と結ばれるときは来る？
「薬屋のひとりごと」での名場面である「園遊会」での壬氏が猫猫に簪を渡すシーン。
この時の壬氏は猫猫の勘違いで壬氏の告白と言える行為をスルーされました。
その後も壬氏は、猫猫にプロポーズと言える言葉を発しております。
そこで今後、壬氏と猫猫が結ばれることがあるのかについて考察していきたいと思います。
猫猫に壬氏がプロポーズ？
読者の皆さんにとっては、進展のなかった猫猫と壬氏の関係が焦らされるほどに描かれましたが、ついに猫猫からの助言を受けた壬氏は決断し、彼女に向かってはっきりとプロポーズすることになります。
「壬氏さまは私のことをよく“言葉足らずだ”といいますが、壬氏さまも他人のことが言えますか？」壬氏
「まっすぐしっかり言えばいいのか？」
「よく聞け！俺は、おまえを妻にする！」
そして、「この後、どうなったのか？」についてですが、壬氏が身分の高い立場にありながら、侍女である猫猫に「お前を妻にする」と告げた瞬間から、この時代では猫猫にはその申し出を拒否する権利はありません。
しかし、壬氏もまた簡単に納得はしていなかったのです。
権力を行使しての結婚は彼の望む形ではなく、そうであれば壬氏はこれまでの努力が無駄になると考えていたことでしょう。
そのため、「お前が納得する状況を用意してやる。準備して待っていろ」と、改めて意志を示すのです。
その発言は、まるで壬氏が猫猫を物理的に攻撃するかのような印象を受けるかもしれませんが、実際には愛情の告白だったのですね（笑）。
壬氏が猫猫にプロポーズその結果は？
猫猫と壬氏の関係が急展開するかと思いきや、その後の二人に進展は訪れませんでした。
壬氏が猫猫にプロポーズしてから数日が経ち、何事もなかったかのように日常が続き、新たな事件が発生します。ここから謎解きの展開が始まります。
読者たちは、猫猫と壬氏の関係がどのように進展するのかについて期待や不安を感じています。
二人が結ばれる日が来るのか、それともこのゆったりとしたペースがふさわしいのか、異なる意見が存在します。
しかし、多くの読者は二人の進展を温かく見守っており、物語がどの方向に向かうのか楽しみにしているようです。
【薬屋のひとりごと】猫猫の簪(かんざし)への感想と評価
続々と展開する「薬屋のひとりごと」の世界に、読者たちはますます引き込まれています。
特に、猫猫と壬氏の関係に焦点を当てた重要なエピソード、「簪」についての感想や評価を考察してみましょう。
このエピソードは、猫猫と壬氏の微妙な関係を浮き彫りにし、その緊張感と感情の交錯を描き出しています。
壬氏の簪を通じた思いやりや、猫猫が里帰りの願望を抱く理由など、キャラクターの深層心理が丁寧に描かれています。
そして、互いに思いを寄せているにも関わらず、その思いを素直に伝えられない2人の葛藤が織り交ぜられているのが印象的です。
このエピソードを通じて、壬氏のプロポーズやその後の展開についても触れられています。
壬氏のプロポーズは、彼の熱い気持ちを反映しており、猫猫への思いが具体的な形で表れた瞬間です。
その後の事件や謎解きの展開が進む中、読者たちは猫猫と壬氏の関係の行方を見守りながら、二人の進展に期待を寄せています。
「薬屋のひとりごと」は、ストーリーがじっくりと進行する中でキャラクターたちの内面や感情が描かれ、読者たちはその成長や変化を感じながら物語に没頭しています。
今後の展開は予測不可能であり、読者たちは猫猫と壬氏の関係がどのように進展するのか、その先に待つエピソードに期待と興奮を抱えています。
「薬屋のひとりごと」の世界に引き込まれ、キャラクターたちの成長や愛の進展に胸を躍らせながら、この魅力的な物語を楽しんでいくことでしょう。
まとめ：【薬屋のひとりごと】簪(かんざし)の意味とは？猫猫がもらった２本の簪について
2023年にアニメ化も決まり、今期大注目の人気作『薬屋のひとりごと』。
そのなかでも特に初期に目を引かれたのが、「園遊会」で贈られる簪(かんざし)に関する謎です。
最初は単なる飾り物かと思われた簪が、実は物語の重要なカギを握っていたことに気付くことでしょう。
本記事では、「簪(かんざし)の真の意味とは？園遊会での壬氏と李白の役割」と題し、物語の中で輝くキーアイテムに焦点を当て、その謎めいた意味を探求してみましょう。
作中の魅力的なキャラクターたちとともに、簪の謎解きの旅に出発しましょう。
「薬屋のひとりごと」での名場面である「園遊会」での壬氏が猫猫に簪を渡すシーン。
この時の壬氏は猫猫の勘違いで壬氏の告白と言える行為をスルーされました。
その後も壬氏は、猫猫にプロポーズと言える言葉を発しております。
そこで今後、壬氏と猫猫が結ばれることがあるのかについて考察していきたいと思います。
猫猫に壬氏がプロポーズしてから数日が経ち、何事もなかったかのように日常が続き、新たな事件が発生します。ここから謎解きの展開が始まります。
読者たちは、猫猫と壬氏の関係がどのように進展するのかについて期待や不安を感じています。
二人が結ばれる日が来るのか、それともこのゆったりとしたペースがふさわしいのか、異なる意見が存在します。
しかし、多くの読者は二人の進展を温かく見守っており、物語がどの方向に向かうのか楽しみにしているようです。
「薬屋のひとりごと」の世界に引き込まれ、キャラクターたちの成長や愛の進展に胸を躍らせながら、この魅力的な物語を楽しんでいくことでしょう。
コメント