多くの競走馬がモチーフとなっているウマ娘。
中にはすでに世を去っている競走馬もいますし、作品の企画がスタートしてから旅立っていった競走馬もいます。
先日アグネスデジタルも死亡したとニュースになっていました。
そこで「ウマ娘」がスタートしてから永眠したウマ娘のモチーフの競走馬について、担当声優さんやウマ娘公式によるお悔やみのコメントをまとめてみました。
どれも愛情にあふれた優しいコメントばかりで、「ウマ娘」という作品がいかに競走馬をリスペクトしているかが伝わってきます。
【ウマ娘】声優陣の亡くなった競走馬へのお悔やみコメント
「ウマ娘」は実在の競走馬をモチーフにした作品です。
馬の平均寿命はだいたい25年くらいといわれていて、ウマ娘のモチーフとなった競走馬の中には「ウマ娘」がスタートしてから永眠した馬もいます。
そんな時はウマ娘の公式から亡くなった競走馬へのお悔やみや声優陣からのお悔やみの言葉などが寄せられています。
スペシャルウィーク 2018年4月27日没
そしてそれぞれのウマ娘を演じる声優さんからのお悔やみのコメントは、どれも胸を突くものです。
例えば、2018年4月から放送を開始したアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」の主人公・スペシャルウィークのモチーフの競走馬・スペシャルウィークは同年4月27日に23歳で他界しています。
ウマ娘・スペシャルウィーク役の声優・和氣あず未さんの公式ツイッターでのコメントはこちらです。
スペシャルウィーク号が亡くなりました。
同馬の冥福を祈るとともに、日高大洋牧場のスタッフ様をはじめ、関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます」
翌28日のAbema特番「Abemaステークス」でも追悼コメントがありました。
スペシャルウィークは2000年に競走馬を引退、2017年に種牡馬も引退し故郷である日高大洋牧場で繋養されていましたが2018年4月23日に転倒による腰の強打で経過観察に。
27日に馬房で倒れているのが発見され、同日16時40分頃天へ旅立っていきました。
キングヘイロー2019年3月19日没
ウマ娘・スペシャルウィークのクラスメイトであるキングヘイローのモチーフとなった競走馬・キングヘイローは2019年3月19日に老衰により永眠。24歳でした。
キングヘイロー役の佐伯伊織さんは公式ツイッターでこのようにコメントしています。
その気高く真っ直ぐな走りはきっと沢山の方に
勇気と感動を与えたと思います。
私自身もキングヘイローさんを調べていくうちに
その粘り強さ、諦めない強さに心を奪われていました。
本当に残念です。ご冥福をお祈りします。」
それはキングヘイローが勝利したG1レースである高松宮記念5日前というタイミングでのお別れでした。
またその年の高松宮記念には産駒のダイメイプリンセスが出走。
さらに優勝したのは共にデビューを飾った騎手の福永祐一さん騎乗のミスターメロディで、福永祐一は「キングヘイローが後押ししてくれた」とインタビューに答えています。
着順掲示板にも奇跡が。
1着のミスターメロディの3番から順番に馬番が4番・7番・13番・5番と並び、高松宮記念でのキングヘイローの馬番が13番であったことから「347135」で「サヨナラ13番(キングヘイロー)号」と読めると話題になったのです。
ウマ娘公式のG1イラストにもキングヘイローの姿が描かれました。
キングヘイローは引退後2001年から種牡馬入りし、種牡馬引退後は優駿スタリオンステーションで暮らしていました。
アグネスデジタル2021年12月8日没
つい先日届いたのは、2021年9月に登場したばかりのアグネスデジタルのモチーフとなった競走馬・アグネスデジタルの訃報。
2021年12月8日、公益財団法人ジャパンスタッドブックインターナショナルにより発表されました。
行年24歳。
ウマ娘公式ツイッターはお悔やみのコメントを掲載しています。
関係者様にはお悔やみ申し上げると共に、偉大な名馬のご冥福を心よりお祈り申し上げます」
アグネスデジタルは引退後、2004年より17年間ビッグレッドファームで種牡馬として活躍。
2021年に種牡馬を引退し、余生は十勝軽種馬農業協同組合・種馬場で過ごしていました。
アグネスデジタル役の声優・鈴木みのりさんからのお悔やみコメントはまだですが、実装が告知された9月にはこのように公式ツイッターでコメントしていした。
デジたんを演じるの、ほんとはちゃめちゃに楽しいです!!感謝!!
ぜひ隅々まで堪能してください!!!
これからもよろしくお願いします!!(みのり)」
こんなにアグネスデジタルを愛している鈴木みのりさんですから、さぞかし残念がることでしょう。
テイエムオペラオー2018年5月17没
2000年間の無敗記録を達成し世紀末覇王と呼ばれた競走馬・テイエムオペラオーは2018年5月17日に他界。
スペシャルウィークに続くアニメ一期放送中の訃報であり、まさかのタイミングに驚くファンが少なくありませんでした。
ウマ娘・テイエムオペラオー役の声優・徳井青空さんの公式ツイッターに掲載されたお悔やみコメントです。
ウマ娘で演じることが決まりオペラオーの事を調べているうちにどんどん好きになって。
本当に魅力的な名馬で、多くの方に愛され、多くの方に夢を与えてくれました。
ありがとう。
おつかれさま。
ゆっくり休んでください…」
ウマ娘公式ツイッターでは次のようにコメント。
関係者様にはお悔やみ申し上げると共に、偉大な名馬のご冥福を心よりお祈りいたします」
アニメ公式ツイッターもこのようにコメントしています。
「テイエムオペラオー号が亡くなりました。
同馬の冥福を祈るとともに、関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。」
テイエムオペラオーは引退後、馬主の竹園正繼さん個人所有という形で種牡馬となり、その後、イーストスタッド、日高軽種馬農業協同組合門別種馬場、テイエム牧場日高支場、レックススタッドと移動。
最終的に非公開とされた繋養先の白馬牧場で余生を送り、22歳で心臓マヒにより急逝しました。
馬主の竹園正繼さんによると、その日、テイエムオペラオーそっくりの栗毛の産駒が誕生したそうです。
テイエムオペラオーの急逝から約1カ月半後の宝塚記念では、和田竜二さんがミッキーロケットに騎乗し優勝。
和田竜二さんにとってテイエムオペラオー以来17年ぶりとなるJRAのG1勝利であり宝塚記念2勝目。
しかも日付も馬番も同じでした。
「引退後のオペラオーにはG1を勝ってから会いに行くぞと思っていたんです」という和田竜二さんは「これで胸を張って報告に行けますね」「オペラオーが押してくれた」とインタビューでテイエムオペラオーへの思いを語りました。
まとめ:【ウマ娘】声優がお悔やみ!死亡したモチーフの馬達に残した言葉は?
競走馬の他界は寂しく悲しいものです。
しかし、ウマ娘のアニメのプロデューサーを務める伊藤隼之介さんは「ウマ娘の中で物語は続いていく」とおっしゃっていました。
思い出の競走馬がウマ娘の世界で活躍を続けてくれるというわけです。
ウマ娘にはこういった癒やしの要素もあるのだと気がつかされました。
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