ウマ娘に登場するニシノフラワーは、素直で純粋な性格と可愛らしいルックス、そしてゲームでは優秀なサポート能力により、育成ウマ娘として実装されていないのに人気のある注目のキャラクターです。
超かわいいけれどそれだけじゃ終わらないウマ娘・ニシノフラワーの魅力を、元ネタとなった競走馬のニシノフラワーの生涯やエピソードと照らし合わせて解説していきます。
【ウマ娘】ニシノフラワーとはどんなウマ娘?
ニシノフラワーは、ひときわ小柄で幼い印象のウマ娘。
それもそのはず、もともとニシノフラワーには飛び級でトレセン学園に入学したという設定があったのです。
そんなウマ娘・ニシノフラワーについて紹介していきます。
ニシノフラワーのプロフィール
名前 | ニシノフラワー |
レア度 | 育成未実装 |
距離適性 | 短距離・マイル:A |
CV(声優) | 河井 晴菜 |
性格は純真無垢で素直、素敵な大人の女性に憧れていますが、 しかしニシノフラワーを小さな子供だと侮ってはいけません。
その実力はまさに天才級で、育成対象としては未実装ではありますが優秀なスプリンターとして活躍。
スピードという重要な能力に効果的であることから、ゲームではサポートカードとして高い評価を得ています。
特に、同期で同じスプリンターであるサクラバクシンオーのライバルとして、その育成に大きな役割を果たしてくれるのです。
そんなところから、面倒見の良いウマ娘であるとも言われています。
ニシノフラワーと特に仲の良いウマ娘は、セイウンスカイ。
SR「あなたにささげる」のイラストではニシノフラワーがデイジーの花冠をささげている光景が見られます。
ウマ娘でのニシノフラワーの性格
トレセン学園の寮でのルームメイトはミホノブルボン。
ストイックで己に厳しすぎるミホノブルボンを思いやるあまり、思わずたしなめた一幕も。
また、みんなに料理を振る舞った時には、母の味と絶賛されていました。
まるで母のような慈愛をふりまくニシノフラワーですが、本来は子供と呼ばれるはずの年齢。
SSR「まだ小さな蕾でも」においてニシノフラワーはまず会場への感謝を述べてから、大人になるまで末永く見守って欲しいと話します。
ニシノフラワーが大人になりたいと願い日々頑張っているのは、応援してくれる人々のためなのだということがよくわかるイベントです。
【ウマ娘】ニシノフラワーの育成キャラの実装の可能性は?
ゲーム「ウマ娘」にニシノフラワーは育成ウマ娘として、現在まだ実装されておりません。(2021年5月現在)
ゲームのサポートカードキャラとしては優秀なニシノフラワーが早く実装されないかとトレーナーたちは首を長くして待っていると思われます。
個人的にはそろそろ実装されるのではないかと思っており、安田記念辺りに実装されるのでは?と思っておりますが、ニシノフラワーの勝鞍のあるスプリンターズS辺りもポイントとなってきます。
キャラ的にも短距離~マイル適性であると思われますので、」そろそろ実装があっても良いのではと思っています。
ニシノフラワーが実装される可能性があるポイント
◆すでに敵キャラとしてレースには実装されている。
◆マイル戦の安田記念か勝鞍のあるスプリンターズSがポイント
【ウマ娘】ニシノフラワーの元ネタのはどんな馬?
史実上の競走馬・ニシノフラワーは、1989年に北海道鵡川町の西山牧場で生まれた黒鹿毛の牝馬で、1991年から1993年まで活躍してました。
そんなウマ娘の元ネタとなったニシノフラワーという競走馬を紹介していきます。
名前 | ニシノフラワー (牝馬) |
調教師 | 松田 正弘(栗東) |
成績 | 16戦7勝 (中央競馬) |
獲得賞金額 | 4億6970円 (中央競馬) |
主な勝鞍 | 1991年阪神3歳牝馬S(GⅠ)1992年桜花賞(GⅠ)1992年スプリンターズS(GⅠ)1991年札幌3歳S(GⅢ)1991年デイリー杯3歳S(GⅡ)1993年マイラーズC(GⅡ) |
主戦騎手 | 河内 洋 騎手 |
毛色 | 黒鹿毛 |
細身に生まれ、成長しても430kg程度が最高と小柄でしたが、GIレース3勝をあげるなどスプリンターとして活躍。
体格で負けていても、得意とは言えない中長距離であっても、常に果敢に挑み優れた結果を残した馬です。
ニシノフラワーの競争生活は?
ニシノフラワーは、1991年7月の札幌の新馬戦でデビューし 鞍上は佐藤正雄さんで、初勝利を飾ります。
最優秀3歳牝馬に選ばれた後、翌1992年のチューリップ賞での初の敗戦。
佐藤さんは責任を感じて騎乗を辞退し、同年の桜花賞は佐藤さん推薦の河内洋さんが騎乗して再び勝利します。
スプリンターズステークスも勝利をおさめ、1992年の最優秀4歳牝馬となりました。
1993年のスプリンターズステークス3着を最後に引退。
引退式は1994年1月9日に阪神競馬場で行われました。 競走成績は16戦7勝、うち6勝は重賞。
引退してからは繁殖牝馬となり、デビューした産駒9頭のうち7頭が中央で勝ち上がっています。
繁殖牝馬を退いた後、西山牧場で功労馬として繋養されていましたが、2020年に老衰により永眠。
幼駒時代、あまりの細さに何人もの調教師に振られるほどだったニシノフラワーですが、31歳という大往生でした。
調教師に断られ続けた末にやっと松田正弘さんの管理に決まったものの、「脚ばかりヒョロ長くてバンビみたい」と、その第一印象は馬ですらなかったというエピソードも。
元ネタのニシノフラワーとウマ娘ニシノフラワーの類似点
しかし、現役での活躍に加え繁殖牝馬としても孫・曾孫の代まで安定して優秀な血を残しています。
そのうちの1頭が、ニシノデイジー。
同じ西山牧場出身で、ウマ娘でも仲の良いセイウンスカイとの子の孫にあたる馬です。
「あなたにささげる」で、ニシノフラワーがセイウンスカイにささげていたのがデイジーの花冠だったのは、ここに由来があるのです。
現在、ニシノフラワーは西山牧場にてセイウンスカイの隣に眠っています。
ニシノフラワーの血統表
父はMajestic Light、母は受胎後にアメリカより輸入されたデュプリシトです。
父
Majestic Light |
父の父
Majiestic Prince |
父の母
Irradiate |
|
母
デュプリシト |
母の父
Danzing |
母の母
Fabulous Fraud |
まとめ:【ウマ娘】ニシノフラワーとはどんなウマ娘?実装の可能性は?元ネタの馬はどんな馬?
ウマ娘に登場しているニシノフラワーがどんなウマ娘なのか紹介しており、また元ネタとなった競走馬のニシノフラワーについて紹介しています。
また、現在ゲームでも育成ウマ娘として未実装なので、いつ頃実装されるのか考察しております。
お姉さんのウマ娘に囲まれて小さなニシノフラワーがけなげに頑張る姿は印象的。
そして追いかけて来る姿は痛快でもあります。
それは現実の競走馬・ニシノフラワーでも同じだったんですね。
小さな体格に秘められた大きな可能性を感じさせるウマ娘・ニシノフラワーですから、これは育成対象としての一日も早い登場が熱望されるのも仕方ありません。
仲良しのセイウンスカイとともに、プレイアブルキャラクターとなることを祈るばかりです。
コメント