『薬屋のひとりごと』にて猫猫が生まれ育った花街の最高級妓楼『緑青館(ロクショウカン)』、そのトップには花街三大美姫とも謳われる梅梅(メイメイ)、白鈴(パイリン)、女華(ジョカ)がいます。
彼女たちは猫猫にとってお姉ちゃんのような存在として、作中にちょこちょこ出てきます。
この記事ではその三姫にスポットを当て、詳しく紹介していきます!
【薬屋のひとりごと】花街とはどんなところ?
花街とは女遊びができる妓楼のある遊郭のことで、日本で言うところの吉原です。
妓楼と言っても身を売者ばかりがいるわけではなく、芸を売る者、お茶をするだけでお金がかかる者もいるとされています。
花街は王都の中、王宮廷の反対側に位置しており、後宮と同じくらいの広さがあります。
猫猫が攫われて以来帰れてないというので遠くにあるのかと思っていましたが、塀と堀を越えればたどり着くという案外目と鼻の先の距離。
単純に後宮のルール的に帰れなかっただけだったようですね。
その中でも猫猫の育った『緑青館』は中級から最上級の妓楼が集う老舗で、一晩で銀が付くと言われる最高級妓楼と紹介されています。
猫猫は養父・羅門(ルォメン)の元に来るまでは、この緑青館で店主でもあるやり手婆に面倒を見てもらっています。
猫猫からしたらここは実家のようなものであり、ここにいる妓楼はお姉ちゃんのようなものなのでしょう。
【薬屋のひとりごと】「梅梅、白鈴、女華」が三姫と呼ばれているのは何故?
緑青館の中でも人気トップの妓女である梅梅、白鈴、女華の3人は三姫と呼ばれています。
どの妓女も市民からの憧憬を集める雲の上のアイドルのような存在。
茶を交わすだけでも銀がいるといわれるだけあり、なかなか手が出せないことが三姫と呼ばれる所以でしょう。
実際に李白も猫猫に紹介すると言われた際に『高級官僚でも手が出せない』『これを逃せば三姫に出会える機会なんて二度とない』と言っています。
目の前で会えるだけで名誉な存在と言われるだけあって、一般の人にとっては本当に天井人なのでしょう。
そう考えると猫猫が三姫の紹介ができるという話を、李白が疑ってしまうのにも納得です。
【薬屋のひとりごと】三大美姫「梅梅、白鈴、女華」とはどんな人?
それでは緑青館の三姫に関して、それぞれ詳しく紹介していきます。
《梅梅》
歌や碁、将棋など持ち前の知性で客の相手をする三十路手前の妓女。
元々猫猫の母親である鳳仙(フォンシェン)の禿だったこともあり、特に鳳仙や羅漢(ラカン)が師のため碁や将棋の強さは折り紙付きです。
猫猫の父・羅漢に思いを寄せていました。
羅漢の方も妓女を見受けする際に、はじめ梅梅をと考えていたことや梅梅の顔を認識していることを考えると、少なからず可愛がっていたのではないかと思います。
《白鈴》
舞踏が得意で三姫の中では最年長の妓女。
また男好きで夜に負け戦がないことでも有名であるとされています。
猫猫に色欲魔だといわれており、妓楼をなかなか出ていかないのも強すぎる性欲のせいとする反面、白馬の王子様が迎えに来てくれるのを待っている乙女な一面のあります。
ちなみに筋肉フェチだそうです。
また出産経験はないものの、有り余る母性のせいか母乳が出る体質であり、猫猫が幼いころには乳母もしてくれていました。
そのため猫猫もお姉ちゃんというよりお母さんに近い存在と言っています。
《女華》
彼女との会話についていければ科挙(官僚になるための試験)に合格するといわれるほどの才女。三姫の中では最年少です。
今のところ一番話に出てきていない三姫ですが、白鈴と正反対の男嫌いのようです。
それ故か猫猫には自分に似たものを感じているらしく、壬氏への感情など彼女なりに助言をするシーンも見られます。
【薬屋のひとりごと】3人は身請けできるの?
梅梅に関しては羅漢が来た際が身請けの大チャンスであったにも関わらず、鳳仙の存在を匂わせたためその機会を逃しました。
猫猫も梅梅を身請けしてほしかったというくらいなので、他に目ぼしい身請け先があるわけではないでしょう。
それ以降特に目立った話がないことから、すぐには身請け話は出ないのではないかと思います。
女華も特に話に出てこないので、身請けされる雰囲気はなさそうですね。
残る白鈴は工房商の大旦那やお得意の上級役人などいくつかの身請け話もあるようですし、加えて李白が狙っていることを考えると身請けの日も近いかもしれません。
特に李白は即金で見受けに必要なお金を用意できるか怪しくはありますが、白鈴のために出世しようと頑張る一途なところがあり、そして何より白鈴好みの筋肉質。
以前白鈴の相手をした際に、疲れた様子もなかったことを踏まえても、白鈴が断ることはないのではないかと、猫猫も考えています。
李白であれば白鈴を大切にしてくれそうですし、いつか見受けしてくれればなんだか嬉しいですね。
まとめ:【薬屋のひとりごと】花街三大美姫「梅梅、白鈴、女華」とはどんな人?
『薬屋のひとりごと』で三姫と謳われている梅梅・白鈴・女華。それぞれ人気である理由は違いますが、どの妓女も茶を飲むだけで大金が必要になり、なかなか手が届かない存在のようですね。
また3人とも猫猫が幼い頃から妓楼にいたこともあり、猫猫にとってはお姉ちゃんないしお母さんのような存在。
おかげさまで猫猫もいろんな知識を持って立派に育ちました。
また妓女といえば、いつかは見受けされる可能性がある身。
梅梅や女華はまだすぐにはなさそうですが、白鈴はそろそろ時間の問題・・・かも?
できることなら一途で犬のような李白に見受けをしてほしいところです。
いつも陰ながら猫猫を見守ってくれている花街の三姫、今後の展開も楽しみですね!
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