2つの出版社で漫画が掲載中であり、人気急上昇中のなろう系作品『薬屋のひとりごと』数々の事件を薬の知識をもって解決していく主人公の少女猫猫(マオマオ)は作品の最大の魅力とも言えます。
ここではこの猫猫の生い立ちや両親は誰などについて詳しく紹介していきます!
【薬屋のひとりごと】猫猫とはどんな人物?
猫猫は『薬屋のひとりごと』の主人公。身長は153cmと小柄で、黒髪ストレートにそばかす顔の少女です。
その生い立ちより毒や薬に関する知識が豊富にあり、大好きな薬のことになると目を輝かせますが、興味のないことには知らぬ存ぜぬという顔をします。
猫猫という名前に合った猫のような性格で、ガンガン版作中ではたじろいだ時や嬉しい時など、猫耳が描かれることもあり、より猫らしさが強調されています。
猫猫はもともと花街で暮らしていました。
過去に後宮の医官をしていた養父の元で育ったこともあり、文字の読み書きもできるようになり、幼い頃から薬に触れることも多く薬学に精通していきます。
養父が花街で医者をしていたため、妓楼の妓女たちとも交流があります。
では、そんな猫猫がどうして後宮の下女をしているのでしょうか。
花街にいた頃から猫猫は男性に襲われない対策にと、醜女を装うためにそばかすの化粧していました。
実はそのそばかすの原料を取りに行った先で人攫いに合い売られてしまい、後宮で下級女官をしています。
養父の様子が心配でさっさと2年の奉公を終わらせて帰りたかったことと、文字が読めることが後宮に知れても、人攫いへの送金が増えるだけで癪だったため自ら甘んじて下女のまま働いていたようです。
猫猫の学問は?天才?
猫猫の知能についてですが物凄く賢い子だと言われていますが、学問で言ったら好きではないと言っています。
猫猫の物事の知識はすべて経験から来たもので、けっして勉強が得意だった様ではないようですね。
緑青館では一般教養だけはと読み書きを習ったようですが、それ以上は本を貰っても朝まで寝ていたという状態だったようです。
外廷で働くための試験は落ちたようで、壬氏がつかせようとしていた役職には就けなかったようで、結局外廷でも下働きとして働くこと何ります。
【薬屋のひとりごと】猫猫の両親は?
猫猫には物語当初より『親父』と呼んでいる人物がいますが、彼は猫猫の育ての親であり、実の父親ではありません。
では実の両親はどこで何をしている人なのでしょう。
猫猫は軍師である父・漢 羅漢(カンラカン)と緑青館の元妓女である母・鳳仙(フォンシェン)の間に生まれた一人娘です。
まずは父・漢 羅漢について紹介していきます
羅漢は宮中でも変人と呼び声高い、天才軍師です。
幼い頃から人の顔の区別がつかないというすこし変わった問題がありながら、碁や将棋が得意でその才能を遺憾なく発揮。
ある日付き合いで訪れた妓楼で出会った妓女・鳳仙の顔はしっかりと分かり、後に恋に落ちます。
ですが非常にタイミングが悪く、鳳仙が猫猫を身籠ったと同時に都を離れることとなってしまい、3年後娘の存在を知って妓楼を訪れた頃にはもう鳳仙にも猫猫にも会わせてもらえないという状況になっていました。
この時羅漢は猫猫を初めて目にしますが、やり手婆にしこたま殴られ、頭から血を流しながら自分に微笑みかける姿をみて、猫猫は羅漢に対して生理的に嫌悪感を持つようになります。
このエピソードを見ると、羅漢も悪者ではなく、かわいそうな男だったんだなと感じますね。
それにしても天才といわれるだけかなり頭の回転の速い羅漢、猫猫の賢さも父親譲りなのかもしれません。
一方母・鳳仙は妓楼『緑青館』の非常に碁や将棋が強い妓女であり、羅漢と対局することで同じように次第に恋に落ちていきます。
猫猫を身籠った後で羅漢が訪れなくなったことを「捨てられた」と認識した鳳仙は、誰彼構わず客を取ったことで病気になり、鼻も欠けおちてしまい離れに匿われます。
猫猫はこの妓女が母親であると直接聞かされたわけではないものの、その事実に気づいています。
しかし鳳仙もかなかの美人さん。猫猫が胡散臭そうな父親似ではなく母親似でよかったと心底思いますね。
二人は最後、羅漢が鳳仙の存在に気づき身請けをすることでようやく一緒になれることができます。
猫猫の思惑とは少し外れてしまいますが、これはこれでハッピーエンドと言えるでしょう。
では今まで猫猫が『親父』と呼んでいた人は誰なのでしょう。
親父と呼ばれていたのは漢 羅門(カンルォメン)、羅漢の伯父であり、猫猫からしたら大伯父にあたる人物です。
元々医官をしていましたが、皇太后や阿多妃出産時、生まれたばかりの皇太子を死なせたという罪で片膝の骨を抜かれ追放、現在は花街で妓楼相手の薬屋を生業としています。
猫猫の薬屋としての師匠でもあり、猫猫は実の父親と対面した後でもなお、羅門を親父と呼び慕っています。
【薬屋のひとりごと】猫猫の年齢は?
物語開始当時、猫猫の年齢は17歳。小説版の現在、20歳になっています。
壬氏の本当の年齢が物語開始時18歳なので、2人は実際には年が一つ違いなんですね。そう考えるとよりお似合いに感じますね。
猫猫は緑青館で何をしていた?
猫猫は実母・鳳仙が妓女をしており、養父である羅門が薬屋として訪れていたため妓楼・緑青館の妓女達とも交流がありました。
そこで妓女が学ぶような最低限の舞や男性を喜ばせる術など様々な知識を教えてもらっています。
緑青館には三姫と呼ばれる『白鈴(パイリン)』『女華(ジョカ)』『梅梅(メイメイ)』3人の人気妓女がいます。
猫猫はこの3人を姐さんと呼んでいることから、姉のような存在だったことが伺えます。
この中でも特に梅梅は鳳仙の禿をしていこともあり、他の妓女よりも猫猫を気にかけてる節が見られます。
実は猫猫にそばかすの化粧をするように指示したのもこの梅梅です。
自分が慕っていた妓女が産んだ子供ですからね、やはり思い入れは人一倍なのでしょう。
まとめ:【薬屋のひとりごと】猫猫の正体は?両親は誰?年齢は?過去の生い立ちは?
人気上昇中のなろう系作品である『薬屋のひとりごと』。
物語最大の魅力でもある主人公の少女・猫猫にもストーリーが進むにつれて明かされた秘密がたくさんありますね。
猫猫の実の父親との話や母親が妓女だったという話には少し驚きましたが、ここのストーリーは終わり方も綺麗でとても良い話です。
両親の話はガンガン版7.8巻で楽しめるので、是非1度チェックしてみてください!
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