スペシャルウィークやグラスワンダーらと同世代の98年世代のうちの一頭である競走馬・ツルマルツヨシがウマ娘に登場するといわれはじめています。
どうやら、先日ビジュアルのみ公開となり、「メインストーリー第1部 最終章 前編」告知ムービーで「遅れてやってきた秘密兵器」とのキャッチコピーをつけられていたウマ娘がツルマルツヨシをモチーフにしていると話題になっているようなのです。
そこで、競走馬・ツルマルツヨシと新ウマ娘の共通点などを調べてみました。
【ウマ娘】ツルマルツヨシが実装?
3月18日に公開される「メインストーリー第1部 最終章 前編」の告知ムービーで「遅れてやってきた秘密兵器」というキャッチコピーとともに紹介された新しいウマ娘については、アグネスワールドかエアジハードかいやウイングアローだろうとさまざまな憶測が飛び交っています。
告知ムービーより先に公式サイトのキャラクター一覧で立ち絵が公開されていましたが、こちらでもプロフィールはおろか名前の発表すらありません。
そんな中、競走馬・ツルマルツヨシがモチーフの有力候補ではないかとの意見が増加中なのです。
根拠は耳飾りと髪飾り。
耳飾りが鶴の羽が形であり、髪飾りは羽に丸で「鶴丸」を表していることから、ツルマルツヨシではないかと予想されています。
勝負服も根拠となっています。
競走馬・ツルマルツヨシの勝負服は、紫、黄山形二本輪、桃袖。
これを反映してか、公式サイトでのキャラクター紹介のフレームは紫と黄色。
また髪飾りの丸も黄色です。
左の髪を留めているヘアピンは山形になっています。
また競走馬・ツルマルツヨシはG1レース未勝利です。
G1レース未勝利の競走馬がモチーフのウマ娘が集まっているチームカノープスは、本来メンバー5人必要なところ4人しかおらず、新メンバー待ちの状態です。
そんなことから、新しいウマ娘はツルマルツヨシがモチーフで、カノープスの5人めのメンバーではないかとも考えられなくもありません。
競走馬・ツルマルツヨシは1995年生まれ。
「メインストーリー第1部 最終章 前編」の主人公・スペシャルウィークをはじめグラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイ、キングヘイローらと同じ黄金世代とも呼ばれることのある98年世代です。
その一つ上の97年世代もサイレンススズカ、シーキングザパール、タイキシャトル、マチカネフクキタル、メジロドーベル、メジロブライトらが活躍し、一つ下もアドマイヤベガ、テイエムオペラオー、ナリタトップロード、メイショウドトウら強豪揃いの99世代となっています。
シンボリルドルフとは父子の関係です。
【ウマ娘】ツルマルツヨシの元ネタとの類似点は?
競走馬・ツルマルツヨシとツルマルツヨシと予想される新ウマ娘の共通点はどんなところでしょうか。
前述の通り、競走馬・ツルマルツヨシの実際の勝負服と新ウマ娘の髪飾りやプロフィール欄のフレームの色は一致しています。
耳飾りが右側なので新ウマ娘のモチーフは牡馬ですが競走馬・ツルマルツヨシも牡馬なのでここも一致。
ルックスにおける相違点は毛色。
ツルマルツヨシだと思われる新しいウマ娘が明るめの髪色なのに対し、競走馬・ツルマルツヨシは黒鹿毛です。
しかし競走馬・ツルマルツヨシも新しいウマ娘も流星があり、そこは一致しています。
そして、新ウマ娘は「メインストーリー第1部 最終章 前編」の告知ムービーの中で「遅れてやってきた秘密兵器」として紹介されています。
この「遅れて来た」のキャッチコピーには競走馬・ツルマルツヨシの経歴を思わせるものがあります。
競走馬・ツルマルツヨシは血液成分の偏りがあり体質の弱い馬で、1998年の遅い時期にデビューして以降、出走と休養を繰り返します。
やっと頭角を表したのは1999年。
同世代に遅れをとってはいたものの、1999年第34回京都大賞典ではスペシャルウィークなど強力なライバルを相手に勝利。
同年の秋の天皇賞、有馬記念とG1レースに次々出走します。
しかし骨瘤により休養を余儀なくされ、復帰後の2000年末の有馬記念で左前脚繋靭帯断裂となり引退。
このように同世代に遅れて活躍し、怪我さえなければどれほど活躍しただろうかと思わせるところがまさに「遅れてやってきた秘密兵器」なのです。
また、父であるシンボリルドルフにとっても「遅れてやってきた秘密兵器」でした。
最初の産駒であるトウカイテイオー、1989年生まれのアイルトンシンボリ以降、シンボリルドルフ産駒の活躍馬がなかったところにあらわれた中央重賞勝利馬がツルマルツヨシだったというわけです。
【ウマ娘】ツルマルツヨシのライバルたちを紹介
競走馬・ツルマルツヨシは1999年の秋の1995年生まれのツルマルツヨシはいわゆる98年世代。
上下の世代を含め、多くのライバルに囲まれていました。
1999年の第34回京都大賞典では、同世代のスペシャルウィーク、一つ上の世代のメジロブライト、一つ下の世代のテイエムオペラオーと対戦。
一番人気のスペシャルウィークを下し、優勝しています。
内から抜け出してきてそのまま押し切ったツルマルツヨシと伸びずに7着のスペシャルウィークを、実況は「ツルマルツヨシです!スペシャルウィークは惨敗!」と伝えました。
この後、スペシャルウィーク、メジロブライト、セイウンスカイと対戦した天皇賞では8着となり、勝利したスペシャルウィークはジャパンカップも制します。
ジャパンカップ覇者でこれがラストとなるスペシャルウィークとグランプリ3連覇の期待がかかるグラスワンダーの決着が注目された有馬記念では、ゴール直前でツルマルツヨシが粘り、グラスワンダーとスペシャルウィーク、テイエムオペラオーの4頭で横並びに。
結果、ツルマルツヨシは4着となりましたが1着グラスワンダーとの差は0.1秒でした。
この先もますますの躍進が期待されたツルマルツヨシでしたが骨瘤発症のため長期休養。
2000年の京都大賞典では一つ下のナリタトップロードらと対戦しテイエムオペラオーの6着。
有馬記念ではナリタトップロード、メイショウドトウ、テイエムオペラオーと対戦。
ところがツルマルツヨシは左前脚繋靭帯断裂となり中止、競走馬を引退しました。
【ウマ娘】今後ツルマル一族は出てくるの?
ツルマルツヨシはツルマルを冠名する馬主・鶴田任男さんの所有馬でした。
他にもツルマルを冠名とする競走馬がいますが、ウマ娘に登場するとしたら、ツルマルボーイではないかと思います。
ツルマルボーイは1998年生まれの牡馬。
母の父に漫画「シンデレラグレイ」にディクタストライカとして登場したサッカーボーイを持ちます。
そのためか激しい性格だといわれています。
いまひとつ勝ちきれなずシルバーコレクターと呼ばれそうな時期もありました。
同世代にはエアシャカールがおり、2002年の金鯱賞でツルマルボーイ1着、エアシャカール2着となっています。
G1レースの勝鞍である2004年第54回安田記念ではファインモーションと対戦しました。
他に2002年の京都大賞典でナリタトップロードの2着、2004年秋の天皇賞でゼンノロブロイの4着、引退レースとなった同年の有馬記念でゼンノロブロイの8着などがあり、ウマ娘でもエピソードに困ることはなさそうです。
まとめ:【ウマ娘】ツルマルツヨシが実装?元ネタとの類似は?
競走馬・ツルマルツヨシと新ウマ娘の共通点などについて調べたことをまとめてみましたが、ツルマルツヨシはウマ娘に登場するのでしょうか。
今回のメインストーリーの主人公のスペシャルウィークと同世代であることを考えるとありえそうではあります。
特に京都大賞典からスペシャルウィークの引退レースである有馬記念での活躍を考えると期待が持てそうです。
メインストーリー最終章のスタートが楽しみですね。
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