伝説的な名馬・ディープインパクト。
多くの人気競走馬がウマ娘となっていますが、ディープインパクトの登場はいまだありません。
では、もしもディープインパクトが実装されるとしたら、気になるあの事件はどうなるのでしょうか。
ディープインパクトの身に降りかかった大事件とは?
その時のあの人の反応は?
そしてディープインパクト実装の可能性や実装されない問題点についてなど。
「ウマ娘」とディープインパクトについてまとめてみました。
【ウマ娘】ディープインパクトが実装されれば薬物問題はどうする?
日本調教馬初の芝・長距離部門世界ランキング1位を獲得した名馬・ディープインパクト。
ウマ娘に登場するサトノダイヤモンドもディープインパクト産駒です。
ですがディープインパクト自身はウマ娘になっていません。
初期にはディープインパクトだと思われるウマ娘の姿がありましたが、正式に実装されることはありませんでした。
とはいえみんなさまざまな想像をするようで、インターネット上では「もしもディープインパクトが実装された場合あの事件はどう扱われるのか」などちょっと複雑な話題を持ち出す人もいます。
あの事件とは「ディープインパクト禁止薬物検出事件」のこと。
2006年の第85回凱旋門賞に出走したディープインパクトから禁止薬物イプラトロピウムが検出された事件です。
理化学検査はレース後に行われ、ディープインパクトは3着になったものの失格となってしまいました。
これに対し、フランス人獣医師に処方された吸入治療が原因であるという書類を調教師・池江泰郎さんはフランス側へ提出しています。
それは、咳き込むディープインパクトにフランス人獣医師がイプラトロピウムによる吸入治療を処方。
治療中にディープインパクトが激しく動いてマスクが複数回外れ、その際に干し草に付着した薬が体内に入ったのが原因ではないかというものでした。
また、動物用イプラトロピウムは日本ではあまり流通しておらず、2006年の段階ではJRAによる指定禁止薬物ではなかったのです。
こういった事情の違いも要因だとみられています。
「ウマ娘」にディープインパクトが登場したら、世界中からバッシングを受けるウマ娘・ディープインパクトという悲劇のヒロインになるのかもという声がありました。
一方でディープインパクトは悪くないとかばう声もあがっています。
薬が苦手という設定や、実力があるのに周りのプレッシャーが強い設定、不幸体質の設定を思いつく人々もいました。
これらの想像はこの事件を反映させようとしてのものでしょう。
「ウマ娘」にディープインパクトが実装されるとした場合、大きな出来事だっただけに全くふれないわけにはいかないかもしれません。
その際にはディープインパクト自身の尊厳を損なうことがないよう、最大限の配慮がされるものと思われます。
とはいえ穏やかな性格であった競走馬・ディープインパクトなだけに、全体的にみると主人公的性格のウマ娘となることが期待されているようです。
ディープインパクト失意の凱旋門賞、武豊の反応
ディープインパクトの凱旋門賞出走にあたっては、武豊さんが騎手をつとめました。
3着という結果に、レース直後の武豊さんは「よくわかりません」とだけ答えて、立ち去っています。
表情も青ざめているようだったそう。
レースから時間をおくと、今度は「いつもの走りではなかった」とコメント。
敗因については「直線を向いてからハミを取らなかった。ギアが一段上がらなかった」と話していました。
凱旋門賞前には「ディープが凱旋門賞に出るのは、そんなにすごいことじゃないですから」、「こんな馬、日本にいなかったでしょう。
もしかしたら世界にもいなかったのかもしれない」とまで語っていた武豊さん。
ディープインパクトでさえ勝利できない凱旋門賞の壁を誰もが感じましたが、もっとも痛感したのは武豊さんだったでしょう。
現在までに武豊さんは9度凱旋門賞に挑戦しており2021年第100回凱旋門賞はアイルランド調教馬のブルームに騎乗し11着に。
「来年も絶対乗りたい」という強い気持ちは、ディープインパクトと挑んだ凱旋門賞の悔しさが元になっているのかもしれません。
【ウマ娘】ディープインパクトの実装について
ディープインパクトだと思われるようなウマ娘が確認されたこともありましたが、今のところ全く登場する様子は見られません。
ディープインパクトの実装はあるのでしょうか。
ディープインパクトと同じようにデザインが発表されたものの正式に「ウマ娘」に登場することなく消えたウマ娘はオルフェーヴル、キングカメハメハ、ブエナビスタ。
ディープインパクトとキングカメハメハは金子真人さんの所有馬、オルフェーヴルとブエナビスタはサンデーレーシングの所有馬です。
金子真人さんは競走馬生産者・吉田勝己さんを紹介されたことがきっかけで競馬界へ入ったため、二人は非常に深い信頼関係にあります。
一方、オルフェーヴルとブエナビスタを所有するサンデーレーシング代表・吉田俊介さんは吉田勝己さんの長男。
そして吉田勝己さんはノーザンファーム代表、ノーザンホースパーク代表取締役社長、社台スタリオンステーション代表取締役であり、社台グループ創業者・吉田善哉さんの次男です。
社台グループの馬をモチーフにしたウマ娘は他にも登場しておらず、社台グループのウマ娘は馬名使用許可がおりないのでウマ娘にはならないのだという説も広く信じられています。
Cygamesの親会社であるサイバーエージェント社長の藤田晋さんが社台グループから馬を多数購入しているのをウマ娘のための投資だとする噂もありますが、藤田晋さんは否定しています。
ただ藤田晋さんはかなり競馬好きだということなので、これからは「ウマ娘」にも熱心に取り組む可能性が。
また藤田晋さんは2008年の有馬記念で優勝したダイワスカーレットとともに2着の大穴馬アドマイヤモナークの馬券を購入、約1500万円勝ったことがあります。
藤田晋さんにとってラッキーな馬だったアドマイヤモナークはノーザンファームの所有馬。
今回もラッキーが働き、ノーザンファームと縁がつながるかもしれません。
社台グループは競馬界への大きな影響力を持っています。
その社台グループとの関係を良好なものとしておくことは、競馬を扱うコンテンツにとって重要課題だといえるでしょう。
現在の有力馬には社台グループの馬が多数おり、実装が実現できないとなると今後の展開に不安を感じないでもないところです。
どのような理由で社台グループのウマ娘が実装されないのかは明らかではありませんが、解決することをのぞみます。
まとめ:【ウマ娘】ディープインパクトの薬物問題!実装されればどう扱われる?
まさかの凱旋門賞3着、そして薬物検出事件。
もしもディープインパクトが実装されたらどのように描かれるのか、確かに興味深いといえます。
そのディープインパクトの実装には難しい問題があるようです。
しかし、それはきちんと許可をとって運営しているからだともいえます。
こういった体制からウマ娘が健全に運営されているのだと安心してしまいますね。
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