ハードボイルドな雰囲気が異彩を放つウマ娘・ナカヤマフェスタ。
クールに見えて人情派、そして根っからの勝負師です。
なぜ勝負師なのか、仲間との関係、そして意外にも可憐な花に縁がある理由など、その理由についてウマ娘・ナカヤマフェスタと元ネタとなった競走馬・ナカヤマフェスタのプロフィール、エピソード、戦線とともにまとめてみました。
気性難が話題になる競走馬・ナカヤマフェスタの性格は、どのようにウマ娘へと反映されているのでしょうか。
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【ウマ娘】ナカヤマフェスタとはどんなウマ娘?
ニットキャップにブルーのスカジャンを羽織ったウマ娘・ナカヤマフェスタには、どこかハードボイルドな雰囲気が漂います。
そんなナカヤマフェスタとはどんなウマ娘なのか紹介していきます。
ナカヤマフェスタのプロフィール
名前 | ナカヤマフェスタ |
ゲームでの実装 | サポートカード:未実装 育成キャラ:未実装 |
距離適性 | 中距離:A |
CV(声優) | 下地紫野 |
口癖は「いいねぇ」「一興だ」。
ギリギリの勝ち負けに身をおきたがる根っからの勝負師で、それだけに勝負の勘と分析を生かしたレースをします。
クールに見えて人情派で、実は初対面の人ともうまくやれるタイプ。
いつも口にくわえているのはキャンディの棒。
レースの時にはくわえていませんが走り終わるなり包み紙を剥いて口について運んでいたので、いつも持ち歩いているようです。
ヘッドホンはどうなっているのか、今後明らかになるのを期待して待ちましょう。
交遊関係は広く、「うまよん」ではトーセンジョーダン、エルコンドルパサー、カレンチャンらと一緒にいる姿が描かれています。
どれもたいていは何らかの勝負をしていることがほとんどです。
美浦寮でのルームメイトはシリウスシンボリ。
雨に備えて傘を用意するシリウスシンボリに対し、ナカヤマフェスタは降らないほうに賭ける「持たない主義」だそう。
そして意外ですが、炭酸飲料が苦手です。
ラフな自由人に見えるナカヤマフェスタですが、熱い勝負を求めるとても真面目なウマ娘なのかもしれません。
常に真剣勝負で生きようと頑張っているのだと思います。
【ウマ娘】ナカヤマフェスタの育成キャラが実装される可能性は?
ナカヤマフェスタはゲームでは育成キャラクター、サポートカードとも未実装。
まだしばらく実装される気配はなさそうですね。
ゴールドシップやサトノダイヤモンド、マチカネフクキタル、エイシンフラッシュ、サクラバクシンオーのイベントに登場します。
ゴールドシップとは対決イベントで不思議と気の合う掛け合いを見せてくれます。
また、ゴールドシップと二人でサトノダイヤモンドのジンクスを破る手助けをしていました。
エイシンフラッシュとはポーカー、マチカネフクキタルとは縁起つながりなのは、いかにも勝負師のナカヤマフェスタらしいといえます。
サクラバクシンオーとは委員長勝負を展開していました。
【ウマ娘】ナカヤマフェスタの元ネタはどんな馬?
ウマ娘・ナカヤマフェスタのモチーフは、凱旋門賞2着となった競走馬・ナカヤマフェスタ。
鹿毛の牡馬で、2006年に北海道むかわ町で誕生。
父は「肉あげたら食べるんじゃないか」といわれたあのステイゴールド、母はディアウィンクです。
名前 | ナカヤマフェスタ(牡馬) |
調教師 | 二ノ宮敬(美浦) |
成績 | 15戦5勝 (中央競馬) |
獲得賞金額 | 2億9,324万円 (中央競馬) |
主な勝鞍 | 2010年宝塚記念(GⅠ)2009年セントライト記念(GⅡ)2008年東京スポーツ杯2歳S(GⅢ) |
主戦騎手 | 蛯名正義 騎手 |
毛色 | 鹿毛 |
ナカヤマフェスタの競争生活は?
2008年の新馬戦を勝利で飾ってデビュー。
二戦目の東京スポーツ杯2歳ステークスで重賞初勝利。
2009年は京成杯2着の後、体調不良により弥生賞を回避して皐月賞に出走しましたが8着。
日本ダービーは4着でした。
休養後のセントライト記念は優勝、重賞二勝目をあげました。
調子を上げたと思ったものの菊花賞は大敗の12着、続く中日新聞杯も13着。
この時期、ナカヤマフェスタの気性難が激化し満足な調教ができていませんでした。
なんとか状態を持ち直して騎手も蛯名正義さんから柴田善臣さんへ乗り替わり挑んだ2010年のメトロポリタンステークスで優勝。
続いてG1の宝塚記念でグラスワンダー以来の美浦調教馬による優勝を成し遂げた後、凱旋門賞への挑戦を発表。
遠征チームは「チームすみれの花」と命名されました。
騎手は蛯名正義さんです。
まずはフォア賞で2着の好走。
凱旋門賞はゴール前で差し返し追い詰めて頭差の2着。
内国産馬初の、そしてエルコンドルパサー以来の日本調教馬による凱旋門賞連対となりました。
これによりワールド・サラブレッド・ランキング世界6位タイに。
この年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬にも選ばれました。
帰国後のジャパンカップは14着で、レース後に故障が発覚。
休養の後に再度渡仏しますがフォア賞4着、凱旋門賞11着。
これを最後に引退、種牡馬となりました。
2017年に一旦種牡馬を退いたものの産駒・ガンコの活躍で2019年より再びアロースタッドで種牡馬となってます。
元ネタの競走馬ナカヤマフェスタとウマ娘のナカヤマフェスタの類似点は?
ナカヤマフェスタといえば凱旋門賞。
ウマ娘で関係のあるメンバーの多くは凱旋門賞つながり。
エルコンドルパサーは二ノ宮厩舎つながりであり、凱旋門賞遠征チームはほぼ同一メンバーで受け入れ先も同じトニー・クラウト厩舎でした。
グラスワンダーは凱旋門賞を計画していましたものの断念した経緯があります。
ゴールドシップ、サトノダイヤモンドは、ゲームのイベント中「フランスあたりまで」とそれらしいセリフを言っていました。
ゴールドシップとはステイゴールド産駒同士でもあり、ウマ娘での二人の目つきがにているのはいわゆるディクタスアイでしょうか。
同室のウマ娘・シリウスシンボリも凱旋門賞つながりですが、ゴールドシップ同様に気性が話題となるという共通点があります。
ウマ娘の「一コマ」にあった傘のエピソードは、シリウスシンボリは曇りの重馬場、ナカヤマフェスタはゲリラ豪雨後の日本ダービーだったことを表していると思われます。
トーセンジョーダンは中日新聞杯で対戦した同世代馬。
エイシンフラッシュもジャパンカップで対戦しています。
「気性難のサンデーサイレンス産駒中でも気性難のステイゴールド産駒中でも特に気性難」とまで言われるナカヤマフェスタ。
一時期、種牡馬活動を停止していたのは産駒が気性難で手がつけられないためという説もあります。
ですが馬主・和泉信一さんはそんなナカヤマフェスタを凱旋門賞へと送り出すにあたり、すみれの花に例えていました。
すみれの花言葉は謙虚。
その花言葉のように謙虚で、その分実力に誠実にきっちり走る馬なのだそうです。
また、すみれの意外にしぶとくしたたかな面がナカヤマフェスタに似ているとも。
もともとナカヤマフェスタは和泉信一さんのお嬢さん・和泉信子さんの馬でした。
その和泉信子さんは2009年に急逝、和泉信一さんが引き継いだのです。
高額売買馬でもなく、目立った人気もなく、凱旋門賞でも本命視されていたのは別の馬でした。
ですが和泉信子さんの愛したパリで、ナカヤマフェスタはすみれの花のようにしぶとく好走してみせたのです。
凱旋門賞の遠征チーム「チームすみれの花」は和泉信子さんが大好きだった宝塚歌劇団に由来しているのですが、気性難とも言われながら地道にしたたかに勝負にでるナカヤマフェスタにぴったりなチーム名だったと言えるでしょう。
ウマ娘・ナカヤマフェスタのすみれ色の瞳には、このチーム名が反映されているように思います。
ナカヤマフェスタの血統表
ナカヤマフェスタは2006年に北海道むかわ町の新井牧場で父ステイゴールド、母ディアウインク(母の父タイトスポット)の間に産まれました。
当時注目されていない馬でセレクトセールで1000万円で買われています。
父
ステイゴールド |
父の父
サンデーサイレンス |
父の母
ゴールデンサッシュ |
|
母
ディアウインク |
母の父
タイトスポット |
母の母
セイレイ |
ウマ娘キャラクター一覧表!ウマ娘に登場しているキャラクターはどんなウマ娘なのかや元ネタになった競走馬はどんな馬なのかを紹介しています!
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まとめ:【ウマ娘】ナカヤマフェスタとはどんなウマ娘?実装の可能性は?元ネタの馬はどんな馬?
気性難として知られる競走馬・ナカヤマフェスタ。
ですが凱旋門賞へむけてのオーナーの評価を知ると、がらりと見方の変わる馬ではないでしょうか。
そんなナカヤマフェスタの性格を勝負師へとうまく落とし込んだウマ娘・ナカヤマフェスタの育成キャラクターとしての活躍が早く見たいものです。
きっとここぞというところでの勝負強さを発揮してくれるでしょう。
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