漫画「ウマ娘 シンデレラグレイ」ジャパンカップ編が盛り上がりを見せています。
史実ではオグリキャップの次走となるのは第33回有馬記念。
当時、タマモクロス、オグリキャップに続いてファン投票3位となっていたサッカーボーイ(ディクタストライカ)は「シンデレラグレイ」の有馬記念にも登場するのでしょうか。
もしも登場するとしたらどのような形になるのでしょう。
【ウマ娘】シンデレラグレイ有馬記念でサッカーボーイは実名で出るの?
オグリキャップを主人公に他とは違うテイストで「ウマ娘」の世界を描く漫画「シンデレラグレイ」。
現在盛り上がっているジャパンカップに続くであろうレースは、史実ではオグリキャップ、タマモクロス、スーパークリークが対決した第33回有馬記念です。
この第33回有馬記念には、当時の人気競走馬・サッカーボーイも出走していますが、サッカーボーイは「シンデレラグレイ」の有馬記念にも登場するのでしょうか。
最初に結論を言いますが、すでにサッカーボーイは「シンデレラグレイ」に出てきています。
第17Rでトレセン学園へ転校して来たオグリキャップに対し、「あー?カサマツ?何処だそこ?」と悪態をついていたウマ娘・ディクタストライカがそうです。
ディクタストライカがサッカーボーイをモチーフとしたウマ娘であるという根拠は、いくつかあります。
一つ目は、初登場時の紹介文「栗毛の弾丸」。
これはサッカーボーイの差し脚の代名詞「弾丸シュート」をイメージしたフレーズでしょう。
二つ目は、名前です。
血統を表す「ディクタス」にサッカー用語のストライカーを合わせ、サッカーボーイをイメージさせるネーミングになっています。
三つ目は、戦績です。
ディクタストライカは函館記念を制しており、サッカーボーイと一致。
また、父・ディクタスの血統に見られるといわれる三白眼「ディクタスアイ」も再現されています。
史実の第33回有馬記念でサッカーボーイはオグリキャップとタマモクロスに次ぐ3着。
重要なポジションを占めているだけに、今後、実名に修正されるのではないかと期待するファンもいるようです。
しかし、サッカーボーイは社台ファームで生まれた社台レースホース所有の競走馬。
オルフェーヴルなど初期に発表されていた社台グループの競走馬をモチーフとしたウマ娘が未登場になっていることから、実名での登場は難しいという見方が一般的です。
もしもディクタストライカが実名のサッカーボーイに変更されたとしたら、今後、社台グループのウマ娘が追加される可能性があり、今後がますます楽しみになるでしょう。
しかし、「アオハル杯」のリトルココンらオリジナルウマ娘が増えたことから、必ずしも実在の競走馬のみにこだわらなくなりそうな傾向もうかがえます。
となると、サッカーボーイをはじめとした社台グループのウマ娘の実名での登場の実現性は低いのかもしれません。
史実の競走馬サッカーボーイとはどんな馬?
競走馬・サッカーボーイは1985年生まれの競走馬。
1987年~1988年にかけて活躍しました。
前述の通り社台グループの馬で、父はディクタス、母はダイナサッシュ、母の父はノーザンテイストという見事な血統。
栃栗毛の美しい馬でしたが、気性の激しさでも知られています。
「弾丸シュート」と呼ばれた差し脚が持ち味であり、主な勝鞍は中日スポーツ賞4歳ステークス、函館記念、マイルチャンピオンシップなど。
函館記念で記録したコースレコードは未だに破られていません。
しかし蹄が弱くたびたび故障することからクラシック路線は歩めませんでした。
第33回有馬記念を最後に引退。
その後は社台スタリオンステーションで種牡馬となり、2011年に蹄葉炎で他界しました。
サッカーボーイは蹄の弱さのために、オグリキャップは未登録のために、クラシック路線を進めなかったという点で共通しています。
騎手の河内洋さんは「1600mならオグリキャップ、2000mならサッカーボーイ」と評価していましたが、最初で最後の対決となった2500mの有馬記念ではオグリキャップが勝利。
とはいえ、サッカーボーイはゲート内で暴れ出血しての3着でしたので、万全であればと惜しむ声が今でもあがります。
【ウマ娘】シンデレラグレイ有馬記念に出走するウマ娘は?
オグリキャップが次走に出走する有馬記念は1988年に行われた第33回有馬記念です。
この時の有馬記念で出走した競走馬は
ランニングフリー
コーセイ
レジェンドテイオー
サニースワロー
サッカーボーイ
マティリアル
スーパークリーク
メジロデュレン
スズパレード
オグリキャップ
タマモクロス
ハワイアンコーラル
フレッシュボイス
こちらの13頭が出走していました。
結果はオグリキャップ1着、タマモクロス2着、サッカーボーイ3着。
オグリキャップが初めてタマモクロスに勝てたレースとなります。
3着だったスーパークリークはメジロデュレンへの進路妨害で失格となりました。
このうち、オグリキャップの他、スーパークリーク、タマモクロスは実名で「シンデレラグレイ」に登場しています。
また、サッカーボーイがディクタストライカになっている他に、ランニングフリーはロングリヴフリー、レジェンドテイオーはロードロイヤル、サニースワローはルナスワローとして、すでに作中に登場済みです。
ロングリブフリー(ランニングフリー)
ロードロイヤル(レジェンドテイオー)
ルナスワロー(サニースワロー)
現在、ウマ娘に未登場の競走馬のうち、実名で出て来そうなのはやはりメジロデュレンでしょうか。
メジロの冠名からわかるとおり、ウマ娘ではメジロ家としておなじみのメジロ軍団の競走馬で、メジロマックイーンの半兄。
メジロ軍団はすでに多くの競走馬がウマ娘のモチーフになっている実践があるので、まずまず期待できそうです。
モチーフになった実践でいえばマティリアルにも登場の可能性が。
マティリアルはシンボリルドルフ、シリウスシンボリと同じシンボリ牧場の競走馬。
ゴールドシチー、サクラチヨノオーが無念を晴らしたサクラスターオーと共に「悲劇の世代」と呼ばれる馬なだけに、ウマ娘の世界で元気な姿を見せて欲しいものです。
まとめ:【ウマ娘】シンデレラグレイ有馬記念でサッカーボーイはどんな登場をする?
海外勢の登場でますます熱くなりそうな漫画「シンデレラグレイ」の有馬記念についてサッカーボーイを中心に考察してみました。
サッカーボーイはすでにディクタストライカとして作中に登場していますが、今後の実名への変更は難しそうだと感じる結果に。
まだ可能性はありますが、今はひとまずウマ娘・ディクタストライカとしての活躍を応援しましょう。
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