続々と新ウマ娘が発表され、ますます盛り上がっている「ウマ娘」。
しかしこのたびのデアリングタクト実装はこれまでと違う受け止められ方をしているようです。
デアリングタクトの何がいったいそんなに特別なのか。
新ウマ娘・デアリングタクトの実装が意味するもの、今後への影響を中心に、デアリングタクトについてまとめてみました。
【ウマ娘】デアリングタクトの実装とは?
2022年7月27日配信の「ぱかライブTV Vol.19」にて、新ウマ娘の実装が発表されました。
このところの新ウマ娘の登場ラッシュにあっては当たり前の発表のように思えるかもしれませんが、今回の新ウマ娘は大きな驚きをもって迎えられました。
なんと現役の競走馬であるデアリングタクトがウマ娘として実装されるというのです。
これまで実装されてきたウマ娘はすでに引退している競走馬をモチーフとしていました。
あるいは、オリジナルのウマ娘と同名の競走馬がデビューする形で同じ名前の現役競走馬が存在する事はありましたが、あくまで同名なだけであり公式にモチーフとなったわけではありません。
現役競走馬という点でデアリングタクトの実装はこれまでと全く異なる事件といえます。
また、デアリングタクトはノルマンディーオーナーズクラブのいわゆるクラブ馬です。
クラブ馬とは馬主登録されていない人物が競走馬に対する持ち分を分割しその持ち分を通じて出資することで一口馬主による法人が所有する競走馬のこと。
これまで往年のクラブ馬はともかく、近年のクラブ馬は馬主達の意志決定が難しいことから実装はハードルが高いといわれてきました。
そういった事情をクリアしたという事でもデアリングタクトの実装が特別でありると見られています。
現役競走馬でありクラブ馬であるデアリングタクトが実装されるという事実は、
今後のウマ娘に大きな可能性があることを予感させる出来事といえるでしょう。
【ウマ娘】デアリングタクトの実装でのファンの反応は?
デアリングタクトの実装に対するファンの反応はどんなものでしょうか。
基本的にはポジティブな意見が多く見られます。
また、以前から噂はあったことや、イラストが出た時点でおおよそ予想が付いていたという意見もありました。
現役競走馬である事に対する驚きや、そのことで今後は現役競走馬がウマ娘になる可能性が広がったこと、実装されて欲しい現役競走馬の名前をあげるファンが多いようです。
現役競走馬であることから、実際のレースへの影響を予想するファンもいます。
オッズがめちゃくちゃになるのではと心配する声がありました。
クラブ馬なので一口馬主の声もインターネット上にあがっていますが、こちらもおおむね好意的。
実装されたらグッズの配布をして欲しいなど楽しみにしている様子がうかがえました。
ちなみにノルマンディーオーナーズクラブからの事前連絡はとくになかったということです。
【ウマ娘】デアリングタクトはどんなウマ娘?
ウマ娘・デアリングタクトが初めてその姿を表したのはゲーム版のメインストーリー最終章後編「煌めきはどこまでも」のイラストでした。
その時はまだ競走馬・デアリングタクトがモチーフだということは明かされておらず、最終章の主人公であるスペシャルウィークとチームシリウスのメンバーのが桜の下に勢揃いする左端で微笑んでいるだけでした。
その姿は右耳に星の耳飾りとリボンをつけた、茶髪のウエーブヘア。
イラスト公開時点で既にデアリングタクトをモチーフとしているウマ娘ではないかとの情報が飛び交ったように、リボンのデザインはノルマンディーサラブレッドレーシングの勝負服に似ていおり、星の飾りは三冠を表すように3つ並んでいます。
前髪には競走馬・デアリングタクトの流星に似た星も見えています。
競走馬・デアリングタクトにとって最終章後編で主役をつとめるスペシャルウィークは父の母父なので、ストーリーに今後大きく関係してくるかもしれません。
血縁的には競走馬・シンボリクリスエスの孫でもあるのでシンボリクリスエスはもちろん、シンボリルドルフらシンボリのウマ娘との関係も予想されます。
数少ないクラブ馬モチーフのウマ娘同士ということでタイキシャトルやゴールドシチーとも何かある可能性が。
キャラクター的には牝馬三冠の初のトリプルテァラウマ娘ということに。
一方でモチーフ馬が繋靱帯炎から復帰をはたしたことから、怪我のエピソードも考えられます。
ユニークなところでは、温泉インタビューの再現が期待されてもいます。
競走馬・デアリングダクトは福島県いわき市にあるJRA競走馬リハビリテーションセンターの温泉プールで療養しているところがJRA公式チャンネルで配信された際に、テロップがうまく重なりまるでデアリングタクト自身がインタビューに答えているように見えるシーンが話題になったことがあるのです。
しかも温泉マークのメンコまでつけており、かなりインパクトの強い姿が有名になりました。
この出来事を反映したシーンがあることが強く期待されています。
また、オグリキャップも温泉療養をしていたことがあります。
そこで、ぜひ二人には温泉仲間としての交流があってほしいものです。
現役競走馬であることから、今後の動向がどのようにキャラクターに影響するのかも楽しみなところ現役競走馬との関わりもあるかもしれません。
特に、同期で三冠の牡馬・コントレイルとの関係は気になるところでしょう。
同じ牝馬のアーモンドアイは初の敗北喫した相手なだけに実装されれば面白いのですが、引退しているものの従来通りですと実装は難しい馬です。
しかしデアリングタクトが型破りな実装となっただけに、もしかしたらと思ってしまいます。
【ウマ娘】競走馬デアリングタクトについて
競走馬・デアリングタクトは2017年生まれの牝馬で、父はエピファネイア、母はデアリングバード。
しかし当歳のセレクトセールでは買い手がつかず、主取りに。
一歳のセレクトセールにて有限会社ノルマンディーファームに購入され、クラブ馬となりました。
2019年、京都競馬場の新馬戦でデビューし初勝利。
翌年のエルフィンステークスも勝利し、桜花賞、優駿牝馬、秋華賞に勝って無敗で牝馬三冠を獲得。
その後、第40回ジャパンカップでは無敗の三冠馬・コントレイル、八冠馬・アーモンドアイと対戦。
このジャパンカップはなんと三冠馬が3頭出走するレースとなりました。
結果はアーモンドアイの3着に。
それでも2020年度のJRA賞最優秀3歳牝馬に選出されました。
金鯱賞2着を経て初の海外レースである香港のクイーンエリザベス2世カップは3着。
ところがこの時に右前肢繋靱帯炎で全治9ヵ月となり宝塚記念は断念。
症例が少ないだけに復帰もあやぶまれました。
しかし前述の温泉療養のおかげもあって、みごと復帰。
復帰後のヴィクトリアマイルは6着。
宝塚記念は3着。
今後も海外レースを含めオールカマーなどへの出走を予定。
来年2023年も現役続行するとしています。
まとめ:【ウマ娘】デアリングタクトの実装が意味する事!ファンの反応は?
デアリングタクトの実装によりついに現役競走馬がウマ娘になるという例ができました。
この先、デアリングタクトに続く現役競走馬のウマ娘が登場する可能性があるのかもしれないわけで、これは「ウマ娘」にとって大きな変化であるといえるでしょう。
どんどん広がっていく「ウマ娘」の世界。
これからもまだまだ新たな展開でトレーナーを楽しませてくれそうです。
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