シリーズ累計1300万部突破した日向夏さん原作の人気なろう系作品『薬屋のひとりごと』。
漫画サイトなどで見かける方も多いのではないかと思いますが、実は漫画にはビッグガンガン版とサンデーGX版の2種類があります。
ここでは2作品それぞれの違いを詳しく紹介していきます。
またどっちの漫画の方が人気があるのかについても紹介していきます。
薬屋のひとりごととは?
薬屋のひとりごとは日向夏さん原作の小説が元になっています。
その生い立ちから毒物や薬学に精通している後宮仕えの少女・猫猫(マオマオ)が宮中で起こる事件を持ち前の好奇心で解決していくミステリーです。
お世継ぎの連続死に始まり、梨花姫(リファヒ)の体調悪化と問題を次々解決していくことで猫猫は意図せずも出世し、男女構わず引かれてしまう美形の宦官・壬氏(ジンシ)に気に入られていきます。
途中から入ってくるこの壬氏と猫猫とのラブコメ要素も物語の魅力の一つです。
2011年10月より小説投稿サイト「小説になろう」で投稿が始まり、主婦の友社、ヒーロー文庫よりそれぞれ小説が発行されました。
2017年に2つの出版社より漫画家が始まります。
一つ目はスクウェア・エニックスが出版するビッグガンガン版。ねこクラゲさんが作画の担当をされています。
二つ目は小学館が出版するサンデーGX版。こちらは倉田三ノ路さんが作画の担当をされています。
どちらの漫画も人気で2019年には「次に来るマンガ大賞」第1位になり、人気はさらにうなぎのぼり。
アニメ化待望の声もよく目にします。
薬屋のひとりごと 2つの違いとは?
「薬屋のひとりごと」は二つの出版社から漫画が発売されおり、ストーリは同じでも作画は別々の漫画家が書いております。
では2つの漫画の違いは何なのかを紹介していきます。
《ビッグガンガン版》
タイトル | 薬屋のひとりごと |
原作 | 日向夏 |
作画 | ねこクラゲ |
構成 | 七緒一綺 |
2017年6月号の月刊ビッグガンガンから連載がスタートしました。
同年、2017年9月25日に第1巻が発売され、現在8巻まで出ています。
まんが王国、ピッコマなどの漫画サイトでも読むことができ、LINEマンガやピッコマでは一部無料で楽しめます。
ねこクラゲさんの描く猫猫がとにかく可愛い!画力が高めで、キャラクターがとても表情豊かに描かれています。
また解毒の方法など小ネタを詳しく描かれていますが、原作を忠実に再現しているがために表現が原作を読んでいない方だと少しわかりづらいシーンがあるかもという声がネット上で見られました。
《サンデーGX版》
タイトル | 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ |
原作 | 日向夏 |
作画 | 倉田三ノ路 |
2017年9月号の月刊サンデーGXから連載がスタートしました。
同年、2017年9月25にちに第1巻が発売され、現在11巻まで出ています。
ビッグガンガン版同様まんが王国やLINEマンガなどでも読むことができ、こちらはピッコマ以外にマンガワンやサンデーうぇぶりでも一部無料で楽しめます。
倉田三ノ路さんの絵は背景などが細かいところまでリアルに描かれています。
原作でも理解しづらい場面はなぜそうなったのか補足のセリフなどが入っているので、原作を知らない方でも気軽に楽しみやすい仕様になっています。
ビッグガンガン版と違い小ネタがない分、展開も早いので少しさっぱりしているというイメージです。
どちらの作品も原作通りにストーリーが展開しており、内容はほとんど同じです。
キャラクターの原案も小説版のイラストを描いているしのとうこさんが担当しているため、キャラクターデザインも大きく異なるということはありません。
ざっくり言うとビッグガンガン版は画力が高く原作にも忠実でじっくり読め、サンデーGX版は原作をかみ砕いた表現が多いためわかりやすくさらっと読めるのが特徴です。
2つの「薬屋のひとりごと」どっちが人気?
ズバリ!人気が高いのはビッグガンガン版でしょう!
累計発行部数もサンデーGX版が11巻現在で500万部に対して、ビッグガンガン版は8巻現在で600万部に到達しています。
元々人気がありましたが、『次にくるマンガ大賞2019』で見事第1位になったことで人気はさらにうなぎのぼりに!
それまで300万部ほどだった累計発行部数も、大賞発表後の2年も経たないうちに600万部と多く伸びました。
画力の高いねこクラゲさんの描く猫猫はとても可愛らしく、各表紙では様々な衣装を着た猫猫が描かれています。
一度人気が出てしまえば、ジャケ買いした人も多かったことでしょう。
かくいう私も、実はその一人です。
ビッグガンガン版が売れてはいますが、サンデーGX版は500万部とそこまで大きな差はありません。
どちらの漫画も人気であることに変わりはないようですね!
読むならどっちがおすすめ?
やはり何と言っても私のおすすめはビッグガンガン版です。
可愛い猫猫はもちろんのこと、登場するキャラクターの衣装や装飾も可愛くまさに眼福です!
ストーリー自体も原作に忠実な表現や台詞のため、原作ファンでこちらの方が好きだという方が多いようです。
ですが原作を読んでいないと楽しめないかというとそういうわけでもありません。
実は私も原作の小説ではなく漫画から入りましたが、言うほど解釈が難しい、理解ができないシーンはなかったように感じます。
なので作品に初めて触れる方でも是非読んでみてほしいです。
ですがやはり解説が入ってくるサンデーGX版の方がわかりやすさはある思います。
1話ごとに話が代わり、ストーリー展開もサクサクと進んでいくので内容も頭に入ってきやすいですね。
とりあえず今人気の薬屋のひとりごとがどんな話かさらっと読んでみたいという方にはこちらの方がおすすめでしょう。
まとめ:【薬屋のひとりごと】2種類の漫画の違いは?どっちの漫画の方が人気があり面白い?
人気急上昇中のなろう系発の漫画『薬屋のひとりごと』。
まとめると以下のようになります。
・ 漫画薬屋のひとりごとはガンガン版とサンデー版の2種類がある。
・ ガンガン版は画力が高く人気が高い。原作に忠実でじっくり読みたい人におすすめ。
・ サンデー版は解説のセリフがあり分かりやすく、サクサク読み合い人におすすめ。
2種類もあるとどちらを読もうか悩んでしまいますよね。
2つとも読んでみるとより作品のことがわかり、もっと楽しめますよ!
2つも読めないという方は是非この記事を参考にしてみてください!
コメント