現在週刊少年サンデーで連載中の大人気ファンタジー作品「葬送のフリーレン」から、神話の時代から生きるエルフの大魔法使い「ゼーリエ」について解説します。
ゼーリエは、大陸魔法協会の創始者であり、魔法使いたちを統べる存在です。
また、人類の魔法の創始者であると同時に、主人公フリーレンの師匠であるフランメの師でもあります。
フリーレンにとっては、師匠の師にあたる重要な存在です。
そこでこの記事では、ゼーリエの正体や性別その強さ、またゼーエリが指導した弟子たちとの関係に焦点を当てて解説していきます。
【葬送のフリーレン】ゼーリエのプロフィール!性別や正体は?
ゼーリエは、神話の時代から生きるエルフの大魔法使いです。
そんなゼーリエについてどんな人物(性別や年齢、その正体)なのかについて紹介していきます。
ゼーリエの性別や年齢は?
ゼーリエには年齢など多くの謎が存在しますが、エルフである彼女の寿命が長いこと、そして彼女がフランメの師であったことから考えると、フリーレン以上に長い年月を生きていることは確かです。
さらに、彼女はフリーレンと約1,000年前に出会っており、その時点で既に最強の魔法使いとしての地位にありました。これを踏まえると、彼女の年齢は軽く見積もっても約1,500〜2,000歳程度と考えられますね。
ゼーリエの長い歴史と経験は、作中での彼女の影響力や強さの根底にある重要な要素であり、物語に深みを与えています。
性別は女性のエルフでフリーレンとは異なり、ゼーエリは女性としての体つきがはっきりとわかります。
出るところは出ているということですね!
ゼーリエの職業は?
ゼーリエは、神話の時代から生きるエルフの大魔法使いです。
現在、大陸魔法協会の創始者であり、魔法使いたちをまとめるトップの存在として君臨しています。
多くの部下や弟子を指導し、組織を束ねています。
彼女は傲岸不遜であり、好戦的で苛烈な戦いを好む魔法使いです。
長い年月を生きた影響か、基本的には冷静で感情を表に出すことはありません。
一方で、卓越した魔法使いを高く評価し、有望な魔法使いには寛大な態度を見せることもあります。
彼女は人類の魔法の創始者である大魔法使いフランメの師でもあり、フリーレンはゼーリエにとって孫弟子にあたります。
彼女の影響は作中でも非常に大きく、その存在は魔法の世界において非常に重要な役割を果たしています。
ゼーリエの性格
ゼーリエは、ほとんどのことを自分の直感で決める性格を持っています。
また、彼女は自分が感じたことを躊躇なく相手に伝える傾向があります。
彼女はフリーレンと初めて出会った頃にも、「歳の割には技術が甘い」という厳しい評価を下すなど、率直な意見を述べることがあります。
しかし、フランメが亡くなった後、彼女はフリーレンに「エルフと人間の時間感覚の違い」を教えるなど、優しい一面も見せます。
このような直感的な性格や率直なコミュニケーションは、ゼーリエのキャラクターを魅力的で複雑なものにしています。
彼女の多面的な一面は、物語に深みを加えています。
「葬送のフリーレン」ゼーリエの強さとは?女神に最も近いと言われる理由とは?
大魔法使いゼーリエが「葬送のフリーレン」の世界において最強の魔法使いであることは、疑いの余地がありません。
ここでは、その理由や根拠について詳しく説明します。
ゼーリエはほぼ全ての魔法を網羅している
まず、ゼーリエが最強である理由の一つは、彼女自身が「生きる魔導書」と形容されることです。
これは、ゼーリエが人類の歴史上ほぼすべての魔法を網羅しているためです。
彼女は多くの魔法の知識と技術を持っており、その幅広い能力が彼女を最強の魔法使いとして浮き彫りにしています。
そのため、人々や彼女の部下たちからは「全知全能の女神様に最も近い魔法使い」と評されています。
彼女の知識と魔法の幅広さが、彼女の強さの根拠となっています。
ゼーリエの魔力は自身でも制御しきれてない
さらに、もう一つの理由は、ゼーリエの魔力が非常に絶大であり、彼女自身も完全に制御しきれていないことです。
彼女の魔力は圧倒的であり、その制御が難しいため、その存在だけでも他者を恐れさせるほどです。
この事実は57話の三次試験中でも描かれており、エーレがゼーリエの絶大な魔力に圧倒されてしまい、試験に不合格とされる場面があります。
以上のように、ゼーリエの最強と呼ばれる理由は、彼女の広範な魔法の知識と力、そしてその絶大な魔力の制御が難しさに起因しています。
彼女の存在は作品内で重要な位置を占め、物語の進行に大きな影響を与えています。
七崩賢最強「黄金郷のマハト」さえ圧倒
ゼーリエは作中で圧倒的な存在として描かれていますが、実際に戦闘を行った描写は現時点では一度きりです。
彼女は93話で魔王直属の幹部「七崩賢」であり、最強と称される「黄金郷のマハト」と交戦します。
このマハトは、作中でも最強とされる魔族であり、フリーレンですら勝つイメージが湧かないほどの強さを持っています。
ゼーリエはマハトとの戦いを楽しむ余裕を見せ、その戦闘は邪魔が入ってすぐに中断されてしまいました。
しかし、ゼーリエでさえ魔王を倒すことはできなかったようです。
彼女の弟子であるフランメは、「私たちには無理だ。平和な時代を想像するのが難しいだろう、師匠」と述べ、ゼーリエや彼女の弟子たちにとっても魔王との対抗は難しいと語っています。
ただし、単純な強さだけを見れば、魔王に負けていない可能性も考えられますが、魔王についての情報は限られているため、具体的な判断は難しいです。
そのため、真の作中最強が誰かはまだ確定しておらず、候補としてゼーリエ、魔王、そして人類最強の南の勇者が並んでいる印象です。
物語の進行や新たな描写によって、最強の存在が明らかになるかもしれません。
「葬送のフリーレン」ゼーリエが魔王にお勝てない理由とは?
おっしゃる通り、ゼーリエは最強の大魔法使いとして優れた力を持ちながらも、魔王を倒せなかった理由は仲間との違いによるものでした。
ゼーリエが魔王に勝てないのは仲間に恵まれないため
物語の中で、ゼーリエやフランメは一人だけでは魔王に勝つことは難しいと語っています。
この共通点として「フリーレンと違って、仲間に恵まれなかったこと」が挙げられます。
仲間の協力が不可欠な状況だったということが示されています。
事実、フリーレンも単独で魔王を打ち倒したわけではありません。
勇者パーティーのヒンメルやハイター、アイゼンとの連携がなければ、魔王を倒すことはできなかったでしょう。
この点からも、物語は「仲間との協力」の重要性を強調しています。
ゼーリエやフランメが、フリーレンと同じように仲間を得ることができた場合、彼らもまた魔王に対抗できた可能性があるかもしれません。
物語の中で登場人物たちが魔王に立ち向かう際、仲間たちとの連携や協力が非常に重要な要素となっています。魔王に対抗するためには、個々の力だけではなく、仲間たちとの協力が不可欠です。
魔王との戦いにおいて、主人公たちが得る仲間が持っている力やスキル、経験は、そのまま魔王を倒す可能性に影響を与えます。物語が進行する中で、仲間たちとの絆や信頼が深まり、共に戦うことの重要性が描かれることが多いです。
仲間たちと協力することで、個々の長所が生かされ、不足している部分をカバーし合いながら、魔王に立ち向かう力を得ることができます。これはファンタジー作品において、勇者や主人公たちが成長し、困難に立ち向かう際の典型的な展開です。
したがって、「魔王を倒せたか否か」は、登場人物たちが仲間との絆を築き、協力することによって大きく影響される要素と言えます。
「葬送のフリーレン」ゼーリエとフランメ
約1000年前、ゼーリエは魔法使いフランメ(フリーレンの師匠)の師匠でした。
当時、人間の文化圏では魔法は魔族の技術と見なされ、その研究は公然とは行われませんでした。
しかし、フランメは皇帝に働きかけ、魔法の研究を国で認可させることに成功しました。
フランメは新しく設立された宮廷魔法使いの教育に力を注ぎ、魔法の知識を広めるために尽力しました。
その功績から、フランメは人類の魔法の創始者として尊敬されています。
フランメはゼーリエによって気まぐれに育てられた弟子で、魔法に対する考え方が異なっていました。
フランメは魔法を特別なものと考えず、一般の人々にも魔法を広めるべきだと信じていました。
この対立する立場は、フランメに深い影響を与えました。
フランメが自身の死後、宮廷魔法使いの教育を継承してほしいという遺言をゼーリエに断られたことは、予測していた出来事でした。
しかし、結局ゼーリエは大陸魔法協会を設立し、人類の魔法の発展に貢献する道を選びました。
ゼーリエの弟子
多くの一級魔法使いはゼーリエの弟子でした。
ゼーリエは傲岸不遜で、弟子が死のうとしても涙を流すことはありませんが、実際にはゼーリエの弟子たちはゼーリエを非常に慕っています。
現在の筆頭であるレンネルなどは、
「将来、ゼーリエを孤独にさせたくない」
「悪名でも、ゼーリエの弟子として歴史に名を刻みたい」
という強い思いから、ゼーリエに師事しました。
これは相当な決意と忠誠心を示していますね。
ゼーリエは多くの弟子を指導し、その中で多くの者が自身の力及ばぬまま先立っていきましたが、弟子たちのことは一人一人鮮明に覚えています。
ゼーリエは一度も弟子を取って後悔したことはありません。
ゼーリエの不器用な愛情を感じることができると、弟子たちは皆思っています。
もちろん、中にはメトーデのようにゼーリエを「ちっちゃくて可愛い」となでなでしようとする変わり者もいますが…。
「葬送のフリーレン」ゼーリエと弟子たち優秀な魔法使いを探す理由とは?
ゼーリエが公に姿を現し、優秀な魔法使いを探す理由として、「ゼーリエ自身の寿命が近づいている可能性が高い」という仮説は考えられます。
エルフは通常、寿命の長い種族であり、本作品では具体的な寿命について触れられていませんが、ゼーリエは長い年月を生きてきたことは確かでしょう。
ゼーリエがほぼすべての魔法を習得しているとすれば、自分や他人の寿命を知る魔法なども簡単に扱える可能性があります。
そのため、自身の寿命が尽きることを予感しているのかもしれません。
この予感から、ゼーリエは自身が蓄えた膨大な魔力と魔法を後世に受け継がせ、人類の魔法の発展に貢献したいと考えている可能性もあるでしょう。
彼の行動は、自身の寿命に対する自覚と、魔法の未来への使命感に基づいているかもしれません。
ゼーリエは魔王の復活を恐れている?
オイサーストにて開催された魔法選抜試験で、三次試験(面接)の試験官を務めたゼーリエは、非常に特異な方法で受験者の合否を決定していました。
ゼーリエは自身の直感だけを頼りに、受験者たちの適性を判定していたのです。
しかし、ある受験者であるフェルンは、ゼーリエ自身が気づかないうちにゼーリエの魔力に揺らぎがあることを敏感に察知しました。
驚くべきことに、ゼーリエはフェルンを合格させただけでなく、自身の弟子として迎え入れる意向を示しました。
この行動には、単に自分の魔法を後世に残すという動機だけでなく、「内心では“魔王の復活”を恐れている可能性も高い」という考えが影響していたかもしれません。
ゼーリエがフェルンの魔力に興味を持ち、彼を弟子にすることで、魔法の力をより強化し、魔王の復活などの脅威に備えようとしていた可能性が考えられます。
魔王はかつてヒンメルたちの勇者パーティーによって倒されましたが、その直属の部下である”七崩賢”のマハトを含む多くの魔族たちが生き残っているという現実が存在します。
この状況からは、魔族たちが魔王を復活させる可能性もあることが予測されます。
また、ゼーリエがフリーレンに対して未来の予言を語っていたことも考慮に入れると、その予言が千年後に人間の時代が訪れることを示唆していたかもしれません。
しかし、その千年後を迎える前に魔王が復活し、人類にとって壊滅的な脅威となる可能性があることをゼーリエが懸念していたかもしれません。
このような状況下で、ゼーリエは魔法の力を後世に引き継がせ、魔族や魔王の復活に備える意図を持っていた可能性が高いです。
ゼーリエは人類の未来を守るため、自身の魔法と知識を後継者に受け継がせることで、千年後の危機に備えようとしていたのかもしれません。
ゼーリエの希望はフェルン!?
ゼーリエが魔王に直接立ち向かう力はないと自覚している一方で、ゼーリエは弟子の弟子であるフリーレンがシュタルクに加え、フェルンという優れた魔法使いを仲間に迎えていることを認識しています。
この事実から、ゼーリエがフェルンを鍛え、自身の魔力や魔法を彼に受け継がせることで「魔王の復活」に備えようとしている可能性が高いです。
フェルンの魔法能力について、ゼーリエがフリーレンよりも優れている可能性についての記事も参照しました。
この記事からも分かるように、フェルンは非常に優れた魔法使いであり、ゼーリエが彼を育てて魔法の力を最大限に引き出すことは、魔王の復活に対抗するために有望な戦略と言えるでしょう。
ゼーリエの行動は、魔王の復活に備えるために強力な魔法使いを育てると同時に、自身の魔法や知識を後継者に引き継がせることで、未来の危機に備える意図があるように思われます。
まとめ:【葬送のフリーレン】ゼーリエの性別や正体は?大魔法使いの強さは?
「葬送のフリーレン」のゼーリエについてのプロフィールと物語内での彼女の役割、そして弟子たちについての説明をまとめました。
ゼーリエは大魔法使いとして優れた力を持ち、魔法の未来を守るために優秀な魔法使いを探し、弟子たちに魔法の力と知識を引き継がせる存在として描かれています。
魔王の復活に備える彼女の行動は、物語に深みを与え、人類の未来に関する重要な要素として物語内で描かれています。
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