「ゾン100」は人気のある漫画作品であり、その中でも注目すべきキャラクターの一人が本作品のヒロインともいえるシズカ(三日月閑)。
彼女の可愛さや物語での重要な役割について、本記事では詳しく解説します。
また、シズカと主人公アキラとの関係や、彼女の父親にまつわる謎にも迫ります。
今季からアニメ放送も始まる「ゾン100」が気になっている!という方は、ぜひご覧ください。
【ゾン100】シズカの魅力とは?初対面ではアキラを軽蔑していた?
「ゾン100」ヒロインであり、初登場時はリスクヘッジを気にするクールなイメージの強かったシズカ。
そんな彼女は、物語当初はアキラにはあまり良い印象を持っていませんでした。
まずはそんなメインキャラ二人の関係について、掘り下げて確認していきましょう♪
シズカの初対面での印象とは?
シズカにとって、アキラの第一印象は典型的で短絡的で刹那的快楽主義の思考の持ち主でした。
シズカがアキラと初めて出会ったのは、1巻第2話のこと。
アキラがビール調達のためにコンビニに向かった際に、同じく物資調達に来ていたシズカと遭遇しました。
当時からシズカは『プライオリティの高いタスク』『リスクヘッジ』という言葉からも分かるように、生き残るために最善を尽くすように心がけていることがよく分かります。
実際にその後アキラたちと合流するまでにも、ゾンビにならないためにすべきことを徹底的に分析していましたよね。
そのためやりたい事優先で動くアキラは、楽観的でゾンビになるリスクの高い、極めて危険な存在でしかありませんでした。
シズカがアキラを軽蔑する理由とは?
シズカがアキラを軽蔑していた理由は、短絡的で無謀だったため。
父親の影響もあってか、論理的で合理的と真逆の性格のシズカ。
【ゾン100】シズカの成長とアキラとの関係
第一印象では、アキラと共にいることにメリットを見出せないと感じていたシズカ。
ですが2巻第7話で助けられたことをきっかけに、徐々にアキラへの気持ちは変化していきます。
それでは、それぞれの気持ちの移り変わりにも目を向けてみましょう!
シズカとアキラの関係の変化について
シズカとアキラの関係が変化し始めたのは、2巻第7話でのこと。
水族館でサメのゾンビに追い詰められ窮地に追い詰められたシズカを身を挺して救い、『大切な人』だから助けると声を賭けていたアキラ。
そんな彼の姿にシズカは心動かされ、水族館を後にするときには、それまでは嫌がっていたLINEの交換をするほどに。
その後もキャンピングカーで共に移動することで、シズカは少しづつ彼らに打ち解けて行きます。
アキラは初めから欲に忠実なキャラクターですが、どちらかというとシズカの考え方が固く、凝り固まっているという感じ。
そのためシズカの心の移り変わりこそが、二人の関係に大きな変化をもたらしていると言えるでしょう。
シズカのアキラへの想いとは?
先ほども紹介した通り、出会った当初はありえない存在としてアキラを見ていたシズカ。
ですが上司のパワハラに屈する姿や、自分のことを大切だと言ってくれるアキラに少しづつ想いは変化していきます。
特に変化が大きく感じられたのは、4巻第13話での混浴シーンと11巻第41話のクルーザー編、12巻第44話・45話の無人島編の3つ。
【混浴シーン】
混浴シーンでは、偶然同じ湯船に入ってしまった二人が、恋愛観についての話をします。
自分を素直だと言ってくれるアキラに、それまで恋愛に否定的だったシズカは、『いつか私も誰かを好きになるなら、こんな風に素直な自分でいられる相手だといいな』とこぼすのでした。
【クルーザー編】
二人の恋心が明らかに描かれたのが、このクルーザー編だったと思います。
アキラがエリカに言い寄られたり、二人で全裸で会話していたところを見て、明らかに不機嫌になるシズカ。
そしてエリカに言い寄られているのに流されることなく、『大事な人』という単語に対して、シズカを気にする素振りを見せるアキラ。
クルーザー編では、二人が互いに意識しているのだと再確認させられるような展開でしたよね。
【無人島編】
そして無人島編では、ついにシズカが自分の気持ちに気づきます。
『気づく』というよりは、『認める』という言葉の方が正しいのかもしれませんね。
結果アキラ本人にはしっかり伝えることはできませんでしたが、その気持ちを口に出してアウトプットしたことによって、シズカのアキラへの想いは確かなものになったというように見えました。
そもそも4巻13話の時点では、恋愛に対してシズカは、『面倒でコスパが悪い』『時間の無駄』とマイナスのイメージしか持っていませんでした。
自分の人生観を劇的に変えてくれたアキラという存在は、かなり大きなものだったのでしょう。
シズカの謎と父親について
シズカといえば冷静で論理的なイメージですが、そう育った原因こそが父親にあります。
ゾンビだらけとなった現在では登場していませんが、過去のシーンでは度々描かれており、いったいどんな親子だったのか、謎が残るところも多いですよね。
それでは、、次はシズカと父親の関係について振り返ってみましょう♪
シズカの父親との確執とは?
シズカと父親の描写が初めて登場したのは、3巻第9話のことでした。
元上司に怯えて服従するアキラの姿に、父親に怯えていた幼い自分を重ね合わせていましたね。
それ以降も父親に『~べき』と言われすぎて、幼少期に自分の名前を『べき』だと勘違いしていたなど、なかなかひどいエピソードがいくつも描かれていました。
『したいことではなく、すべきことをしろ』
『お前は黙って私の言うことに従うべき』
どれも娘のためと言いながら、結局は父親のためだったと感じていたシズカ。
これらのことから、決して親子関係は良好だったとは言えないことが分かりますね。
今のところ父親はリアルタイムで登場しておらず、シズカも初登場時の様子から一人暮らしをしているように見えますが、今後父親が登場するという可能性もあるのでしょうか。
もし登場するとしたら、シズカも知らない父親の想いなども描かれるのかもしれませんね。
シズカの父親の職業とは?
シズカの父親は3巻第10話にて、若くして単身渡米し、一代で大企業を立ち上げた冷血無比の金融屋と紹介されていました。
シズカの目線というところもあるのかもしれませんが、冷酷な人物というイメージを感じてしまいますよね。
確かにシズカへの言葉の数々をみると、モラハラ気味に感じます。
先ほども紹介した通り、回想のみの登場ということもあり、まだまだ情報の少ないシズカの父親。
これから追加情報が出てくることもあるのかもしれませんね。
【ゾン100】アキラとシズカの未来は?最新刊の展開予想
これまで紹介してきた通り、少しづつではあるものの関係が変わってきたアキラとシズカ。
とはいえ、未だお互いに気持ちを伝えあってはいない状態なので、これからどうなっていくのかが非常に気になるところですよね。
そこで最後に二人の恋の行方や、シズカの近況を見ていきましょう!
アキラとシズカの恋の行方は?
面と向かって気持ちを伝えていないことにはなっているものの、一度は互いに気持ちを口にしていた二人。
先ほど紹介した通り、シズカは12巻44話・45話の無人島でアキラだと勘違いしたゾンビ・ジョージに告白を。
そしてアキラは12巻第46話にて、ゾンビに噛まれたシズカを抱きかかえながら、シズカとの出会いによってリストの一つ『最愛の女性と出逢う』を達成していたと涙しながらこぼしていましたね。
お互いの言葉がよく聞こえなかった・話しかけてくれた気がするけど覚えてないと話しており、互いに片思いだと思っているのが現状。
ですが読者である我々からすれば、既に両思いであることを認知している状態ですよね。
アキラは恥ずかしがっており、シズカは一度口にしただけで満足した表情を浮かべていたことから、なかなかすぐに進展はしないのかもしれません。
ですがいずれかは、きっと二人の恋は成就するのではないかと考えています。
最新刊でのシズカの状況とは?
実はシズカは12巻にて、とんでもない大ピンチに陥っていました。
12巻ラストの第46話で、なんとゾンビに噛まれてしまうという大事件が起こっていたのです!
幸い噛まれてもゾンビ化しない泉奈(いずな)がいたことにより、血清を打つことができたのでシズカは発症せず、ゾンビにはなりませんでした。
最新刊までは特にそのまま変異することなく、元気な姿を見せてくれているシズカ。
ですが血清では時間経過により交代の数が減ってしまい、何度も使うと効果が薄れると鶴見は話していました。
もしかしたら今度血清の力が弱まって、シズカがゾンビになりかけるなんてシーンもあるのかもしれませんね。
まとめ:ゾン100の魅力とシズカの魅力を解説!アキラとの関係や父親の謎に迫る
「ゾン100」の魅力は、個性豊かなキャラクターたちと緻密なストーリー展開にあります。
その中でもシズカは、初めはアキラを軽蔑していたが、物語が進むにつれて彼との関係が変化していく様子が描かれています。
不器用で恋愛経験のない二人が少しづつ自分の想いに気付いていく様子は、まるで少女漫画のような面白さも感じますよ。
また、シズカの父親には何か謎があり、その解明も物語の鍵となります。
最新刊の展開予想も含め、シズカの魅力と未来について詳しく解説しました。
コメント