※この記事は2022年4月25日発売の週刊ヤングマガジン21・22号に掲載されている「犬と屑」の第38話「雪解け」のネタバレ&感想&考察を掲載しています。
犬と屑は漫画家「朝賀 庵」さんの作品で、2021年週刊ヤングマガジン30号から連載をスタートしました。
学生時代に憧れていた女性・麗香と再会した主人公:陽真、再会を期に陽真の日常が変化してき、幼馴染の妻だった麗香と共同生活をすることに。
現在SNSなどで「今最も続きが気になる」と話題の背徳恋愛サスペンスです。
「犬と屑」過去のネタバレ 第21話 第22話 第23話 第24話 第25話 第26話 第27話 第28話 第29話 第30話 第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話 第37話 第38話 第39話 第40話 最終回
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【犬と屑】38話「雪解け」ネタバレあらすじ
陽真は家の近くの階段になった道路で雨に濡れながら座って、蛯原が麗香にプロポーズしたことを聞いて悩んでいる。
自分自身が昔から麗香を知ろうとすることから逃げていたという事で悩んでいる。
翌日、陽真は熱があり自分の部屋で寝ている。
麗香が心配して部屋に入ろうとしても風邪がうつってはいけないから入らないでと言っている。
陽真は熱を出したのはいつぶりだろうと考えながら寝ている。
そうすると断片的に秀司が死んだ時の記憶が蘇ってきた。
麗香と寝た時の事、その後北海道へ逃げるようにして帰ったこと。
自身の後ろめたさや、「秀司なんかいなくなったらいい」と常に思っていたことを自分に問いかけていた事など断片的に蘇っている。
秀司の葬式後北海道へ帰ってきてから高熱が出ており、数日間寝込んだ時までの記憶が途切れていたことに気付く。
陽真の母親が看病をしに来るとそれまでの記憶が無くなっているようで、秀司の葬式に着て行っていた上着をゴミ袋に入れて捨てている。
なぜごみ袋に入っているのかもわからずに…。
麗香が陽真に会いに北海道にやって来たことについてようやく理解したようだ。
陽真は麗香を支えてきた気でいたが、実は麗香に支えられていたという事も今気づいた。
陽真に対しての気持ちも嫌いだったわけではない。
辛かった時もあったけどあの頃は楽しかった。
陽真は夢?の中で秀司に「いなくなって良かったなんて思ってない…秀司の事忘れていてごめん」と陽真は誤ると秀司は「いいよ、じゃあまたな陽真」といって頭をなでた。
陽真は涙を流しながら布団の上で目覚めた。
◆次号につづく◆
【犬と屑】38話「雪解け」感想&考察
いよいよこの漫画も佳境に入って来たのか次々と真実が公開されてきましたね。
麗香の誰がお腹の子の父親なのか、どのような経緯で秀司が死んだのかなどが明るみになりました。
そして今回の話では遂に陽真自身が現実を受け入れたのか、無くなっていた記憶が蘇り、秀司に対しての罪悪感も込み上げてきましたね。
今回、陽真の蘇ってきた記憶と、陽真の夢?の中での秀司に対する謝罪で、一気に秀司が陽真に対する思いやわかったような気がします。
秀司は陽真に対して常に有利な存在でいたい。
そして自分を凄いと言ってくれる陽真を傍に置いておきたいと言っていましたが、秀司は最終的に陽真の側が一番好きだったんだという事がわかった気がします。
口は悪かったけど陽真もそのことは気付いていたけど、悪い所、嫌な所だけが目立ってそういった点が見えなくなっていたと気付いたようでしたね。
今回最後の「いーよ、別に。」「じゃあな陽真」という秀司の言葉で一気に秀司の株が上がった気になりました。
「犬と屑」の今後は少しサスペンス部分が無くなり恋愛漫画になっていくのか…。その辺が少し心配です。
今後は麗香の過去(高校時代の家庭環境)などがどの様だったのかについても出てくるのか?
次回を楽しみに待っていきます。
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