『推しの子』第75話ラストで異様な雰囲気の謎の少女が登場しましたね。
アクアやルビーの出生の地『高千穂』が神話の町であることや少女の意味深な発言から、まさか神の子!?と連想してしまいますが、いったいこの少女は誰なのか!?気になりましたよね。
今回はこの謎の少女についていったい何者なのか、そしてあの発言はどういう意味なのかなどを考察していきたいと思います。
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【推しの子】謎の少女ツクヨミの正体は?神の子?
最新話75話ラストでカラスの大群とともに登場した謎の少女。(後に自身でツクヨミと名乗る)
かなり異様な雰囲気が出ていましたが、この少女の正体はいったい何者なのでしょうか。
ここ最近の話の流れを考えるに、私は彼女が人ではなく神の子ではないかと考えています。
そう考える理由は大きく2つ有ります。
謎の少女が神の子と言える理由その1
一つはアクアたちが再び訪れた出生の地であり、転生前の双子の死んだ場所でもある『宮崎県高千穂町』という土地柄についてです。
新生B小町のPV撮影のため、何の因果かこの土地を再び訪れることとなったアクアとルビー。
転生前はざっくりとした場所の紹介しかありませんでしたが、今回この土地が宮崎県高千穂町であることが分かりました。
宮崎県高千穂町は神話のであり、日本神話に登場する『天鈿女命(アメノウズメノミコト)』が祀られている土地だと紹介されていましたね。
ちなみに遡って確認したところ、第1巻1話で示されていた病院の場所は、実在する宮崎県高千穂の周辺を指していました。
この神様の話は、物語当初から練り込まれていた話だということが窺えますよね。
そして天鈿女命(アメノウズメノミコト)も実在する神様。
天岩戸(アマノイワト)に隠れてしまった天照大神(アマテラスオオミカミ)を、宴会をして外に誘い出した『岩戸隠れ』の話は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
この時に立役者となったのが、この天鈿女命(アメノウズメノミコト)。
日本最古の踊り子と言われており、芸能や舞楽の神様とされています。
正しくこの話にぴったりな神様ですよね。
また天照大神(アマテラスオオミカミ)には八咫烏(ヤタガラス)という三本足の巨大なカラスがおり、謎の少女がカラスを連れていたことも神様を連想させますね。
アマテラスといえば、ルビーが赤ちゃんの頃ミヤコさんの前で初めて喋った時に自分のことをアマテラスの化身って言っていましたね。
これは関係ないと思っていますが、今となれば気になる発言でした。
謎の少女が神の子と言える理由その2
もう一つの理由は謎の少女の発言です。
『真の意味で母を得られなかった二人と、魂のない子を産んだ母親』
というのはおそらくアクア、ルビーとアイのことでしょう。
転生の事実は今のところ、双子たちしか知らないはず。
それを知っているとなると、この現象をもたらした神様である可能性があると言えるのではないでしょうか。
ただ少し引っかかるところは、謎の少女のセリフ。
『神様はきっと優しいよね』
という言葉から始まっていました。
どこか他人事のような口ぶりですよね。
そもそも天鈿女命(アメノウズメノミコト)は、本来かんざし(髪飾り)を付けた成熟した女神のようなので、実は少し見た目にも相違が見られます。
天鈿女命(アメノウズメノミコト)は朝廷の祭儀で舞う巫女の一族の先祖とされており、人間の子孫がいるという一説もあります。
もしかしたら神様の子ども、子孫という感じなのかもしれません。
いずれにせよ二人の転生について、何か知っているのは間違いなさそうです。
謎の少女ツクヨミの正体とは?
だいぶツクヨミ自体の存在が明らかになってきましたが、まだまだ謎が多い人物である事は間違いないです。
しかし145話でツクヨミの過去の回想シーンでツクヨミの正体はカラスなのではないかという写実が描かれていました。
ある日、さりなとゴローがカラスを助けたことでその後の二人の姿をカラスがずっと見ていました。
春夏秋冬、さりなが亡くなるまでカラスは二人を見ていました。
そして映画「15年の嘘」の撮影シーンでルビーとツクヨミが一緒に演技する時、ツクヨミは転んでしまいました。
そんなツクヨミを抱え起こしたルビーをツクヨミはみてさりなが過去にカラスを助けた時の映像が思い浮かびました。
そういったことからツクヨミはカラスなのではないかと思われる理由の一つです。
初めてツクヨミが登場した時もカラスに囲まれて登場していますし、ゴローの遺体を高千穂で発見した時もルビーがカラスに導かれて発見しています。
普通のカラスではないにせよ何か神様の使いであるカラスではないかと思われます。
【推しの子】謎の少女の能力
謎の少女はアクアの強引な誘いで「15年の嘘」の子役として出演することになりました。
そんなアクアが強引に誘っているときに謎の少女は自身のことを神に近い存在や、「死者の記憶を赤子の体に移す様な術を持つ者と同種の者」と話していました。
この能力はゴローからアイの子供へ、さりなからアイの子供へといったことと同じで、謎の少女が二人の記憶をアイの子供に移した可能性が高いと思われます。
そして謎の少女は自身の芸名として「ツクヨミ」と名乗っている。
ツクヨミは古事記に出てくる神様の一人ということで、そのことから神話の世界と関係のある設定だと考えられます。
そういったことからこの謎の少女は不思議な能力を持っていると考えられます。
【推しの子】謎の少女の発言の意味について
謎の少女は
『魂のない子を産んだ母親を導いてあげた』
と呟いていましたね。
前半部分の真の意味で母親を得られなかった二人とは、さりなと吾郎のことでしょう。
難病にもかかわらず宮崎の山中の病院に入院し、遠いからという理由で死の間際にも両親が現れなかったさりな。
一方出産時に母親が死んでしまい、母親を犠牲にして生まれたことに後ろめたさを感じ続けていた吾郎。
二人ともただ母親がいないわけではなく、真の意味で母親を得られなかったという解釈ができますね。
そして導いたというのも、転生のことを指していると思われます。
2人を導いた先ということは、後半部分の魂のない子を産んだ母親というのはアイのことでしょう。
またこのセリフの後に
『もしかしたら』
『それ以上の意味があるのかもだけど』
と続けていました。
現段階では『それ以上の意味』が何を示すのか分かりませんが、物語の今後に大きく関わってきそうですね。
【推しの子】魂の無い子とは?
ここで引っ掛かるのは、『魂のない子』という言葉ですよね。
『魂のない子』というと、やはり連想するのは死産。
ただ第1巻1話の出産前の状況では、特にお腹の子に問題があるという描写はありませんでした。
20週目で双子だと、吾郎や社長と一緒にエコー写真を見ているシーンもありましたよね。
そもそも死産であるとしたら、担当医である吾郎が知らなかったということはないでしょう。
そうなると考えられる可能性は2つ。
一つは出産時に死産になる運命だった可能性です。
アイは小柄なこともあって、双子を産むのに帝王切開を勧められていました。
結局アイは自然分娩を選びましたが、双子というとただでさえ死産の危険性が高いだろうと思います。
本来は死産の運命だったアイの双子に、それを見越した神様が転生という形で命を与えたのかもしれません。
もう一つは実は吾郎が死産に気付いていた可能性です。
吾郎はアイの担当医なので、もし出産前に赤子の異変があれば気づいているはず。
知っていたとすれば何かの事情があって、もしくはアイの子どもが死んでいるという現実から目を背けたくて隠しているということも考えられます。
ただ吾郎が死の間際まで『元気な子を産ませるって約束した』と考えていることから、この可能性は低いのではないかと思います。
どちらにせよ、この宮崎再来編で転生の真相にぐっと近づきそうですね。
【推しの子】謎の少女の正体は人間?アクアたちと同じ転生者?
謎の少女の正体は誰なのか?登場回数も増えているのに未だわからず終いです。
しかし第127話では謎の少女は「自身の器も母親から産み落とされたもの」と言っており、謎の少女の人格はどこかから転生してきたものだと考えられます。
そして謎の少女は「死者の記憶を赤子の体に移すような術を持つ者と同種のもの」と言っていることから、普通の人間でないことはわかります。
しかしまだまだ謎が多い人物であることは変わりありませんね。
まとめ:【推しの子】謎の少女は誰?神の子?神話との関係がある?
第75話での謎の少女の登場で、今後転生の真相に近づいそうな『推しの子』。
謎の少女はどうやら、高千穂に祀られる女神・天鈿女命(アメノウズメノミコト)に関係がありそうですね。
魂のない子という表現から、アイが本来死産だったのでは!?という疑いも出てきました。
『真の意味で母を得られなかった二人』と『魂のない子を産んだ母親』を導いたと言うと優しい話に感じますが、『それ以上の意味』という言葉になんだか不穏の空気を感じてしまいます。
推しの子の世界により引き込まれた75話、今後の展開がさらに楽しみになりましたね!
コメント
神様はきっと優しいって言ったの多分さりなじゃないかな