ニュージーランドの競走馬で第9回ジャパンカップ優勝のホーリックスをご存知でしょうか。
オグリキャップが飼い葉を食べるのを忘れて見とれたというエピソードを持ち、「ウマ娘」の世界に縁の深い牝馬です。
そのホーリックスをモチーフとするウマ娘・ホーリックスが実装されるとしたらどうなるのか、またそれは実現するのか。
ウマ娘とホーリックスについて考えてみたことをまとめました。
【ウマ娘】ホーリックスは実装される?
歴代の名馬、人気馬をモチーフにしてきた「ウマ娘」。
アプリ開始時からウマ娘は次々増加し、ついに引退競走馬だけでなく、現役競走馬のデアリングタクトもウマ娘のモチーフとなりました。
こういった事情から多くの競走馬がウマ娘になることを期待されています。
競走馬・ホーリックスもその一頭です。
ホーリックスはニュージーランドの競走馬。
1989年に来日し第9回ジャパンカップでオグリキャップを下し世界レコードタイムにて勝利しています。
ウマ娘のモチーフになるには十分すぎる実績を持った競走馬だといえるでしょう。
実際にウマ娘となるとなれば馬主をはじめとする権利者との交渉が必要になります。
海外馬はこの点が難しいと考えられており、ニュージーランドの競走馬であるホーリックスもここが問題となるかもしれません。
確かにアニメ一期では、フランスの競走馬・モンジューをモチーフにしたであろうウマ娘はブロワイエという別名で登場していました。
しかし、ゲームのメインストーリー第一部最終章、2022年3月18日公開の前編「夢の原石」、7月20日公開の後編「煌めきはどこまでも」では実名のモンジューになっています。
つまり2022年3月以降、状況は変わってきている可能性があるのです。
さらに2022年8月発売のコミックス「ウマ娘シンデレラグレイ」8巻ではエラズリープライドとともに描かれているホーリックスと思われるウマ娘の髪型や服装に加筆がされているのです。
これは正式に物語に登場するにあたりキャラクターデザインをよりしっかりとし直したからではないかとみられています。
これらをふまえると、今後、ホーリックスをモチーフとしたウマ娘の登場もありえるのかもしれません。
【ウマ娘】ホーリックスはどんなウマ娘になる?
ホーリックスをモチーフにしたウマ娘、いったいどんな風になるかちょっと予想してみましょう。
ホーリックスはニュージーランドの競走馬で、その血統は世界的にはメジャーとは言いがたいものでした。
また当初は期待されていなかったとも言われています。
ジャパンカップでも人気は高くありませんでした。
JRAのコマーシャル、THE WINNER シリーズのホーリックス編のフレーズはこうです。
躍り出ろ。
お前を知らない者達の、隙を突いて躍り出ろ。
世界を変えるのに3分もいらない。
ワールドレコード、2分22秒2という事件。
その馬の名は、ホーリックス。
世界がくる。」
このように華々しい背景を持ったウマ娘というよりもむしろ地味なポジションから大穴をついて世界レコードを叩き出す意外性を持ったウマ娘になるのではないかと思われます。
また世界レコードの2分22秒2にちなみ「2」という数字やゾロ目に縁がありそう。
「3分」もキーワード候補になりそうです。
競走馬・ホーリックスが葦毛だったことから、容姿はオグリキャップやタマモクロス、メジロマックイーンのような髪色になるでしょう。
史実でのオグリキャップはホーリックスに恋をしたといわれ、飼い葉を食べるのも忘れて見とれたほどだったそう。
一方でオグリキャップの調教師・瀬戸口勉さんはホーリックスを見栄えがしないと思ったとか。
ウマ娘でもそういったエピソードがありそうですし、食欲旺盛で鈍感気味なオグリキャップが目を奪われるほどオグリキャップ好みなタイプのウマ娘になるのかもしれません。
またホーリックスという馬は寂しがり屋で、ジャパンカップで来日した際は鏡を置いてそこに写った自分を見て安心していたという話が残っています。
となると、寂しがり屋で、鏡の自分に話しかけるような性格のウマ娘になったりすることも考えられますね。
【ウマ娘】ホーリックスはどんな競走馬?
競走馬・ホーリックスは1983年生まれの牝馬で、毛色は芦毛。
馬主はG.W.de Gulthy。
父はスリーレッグス、母はモルト。
ホーリックスという名前は母の名前からの連想で、麦芽飲料の商品名を由来としています。
さほど評価が高くなかったホーリックスでしたが、1986年のデビュー一年目は8戦4勝、翌年にはG1レースであるコックスプレートを制しました。
1989年、第9回ジャパンカップ出走。
オグリキャップ、スーパークリーク、前年のジャパンカップ優勝馬・ペイザバトラーらと対戦し芝2400mの世界レコードである2分22秒2で優勝。
これはオセアニアの競走馬にとってのジャパンカップ初勝利でもありました。
1990年、DBドラフトクラシックを前年に続き連覇。
自己の記録更新もしています。
その後はオーストラリア遠征を経てTVニュージーランドSで勝利。
1991年にオーストラリア遠征先でのコックスプレート8着で引退。
その後はニュージーランドのケンブリッジスタッドで繁殖牝馬になり、優秀な子孫を多く送り出しました。
功労馬となってから、ウマ娘・エラズリープライドのモチーフの競走馬・ボーンクラッシャーと共にニュージーランド競馬の殿堂入りを果たしています。
2011年8月24日、ケンブリッジ・スタッドにて28歳で世を去りました。
【ウマ娘】ホーリックスはシンデレラグレイで実名で登場する?
ウマ娘のモチーフとなることを期待されている競走馬・ホーリックスですが、オグリキャップをメインに「ウマ娘」をコミカライズした作品である「ウマ娘シンデレラグレイ」には今後、登場があるのではないかと考えられています。
前述したとおり、すでにそれらしき姿は描かれており、しかも単行本化にあたって加筆修正されているのです。
物語の展開からみても、ホーリックスらしきウマ娘の存在はほぼあると思われます。
ですが、名前はどうでしょうか。
ホーリックスと同じニュージーランドの競走馬でジャパンカップに出走したボーンクラッシャーがエラズリープライドと名前が変更されているのをはじめ、「ウマ娘シンデレラグレイ」のジャパンカップ編に登場するウマ娘は全員がモチーフの競走馬の名前を元にした別名です。
ホーリックスもそうなりそうなものです。
しかし、2022年3月以降、やはり前述したようにモンジューが実名となっていることから、状況は変わっているとも考えられます。
もしかしたら、ホーリックスも実名で「ウマ娘シンデレラグレイ」に出てくる可能性があるのかもしれません。
まとめ:【ウマ娘】ホーリックスは登場する!?実装されればどんなウマ娘?
モンジューの実名での登場により、2022年3月以降、海外馬にも可能性が出てきました。
そのことから、ニュージーランドのホーリックスにも注目が集まっているようです。
初期より地方競馬のハルウララが存在しており、さらに現役競走馬のデアリングタクトがウマ娘のモチーフになった今、中央地方海外現役問わずあらゆる競走馬にその可能性があるといえます。
この先、ホーリックスはじめどんなウマ娘が出てくるのか楽しみですね。
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