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【推しの子】1巻でのインタビューが未来を表している伏線&考察

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推しの子

『推しの子』といえば、1巻各話冒頭に何人かのキャラクターがおそらく未来軸でインタビューを受けているであろう描写が特徴的ですよね。

ミステリー要素も強いこの作品では、このインタビューにも後の伏線が隠されていそうですよね。

そこで今回はこの未来軸でのインタビューにスポットをあてて、インタビューからわかることやキャラクターが未来軸で何を知っているのか考察していきたいと思います。

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【推しの子】インタビューで未来が分かる

【推しの子】の単行本1巻での物語の始まり方は未来軸のインタビュー形式で始まっています。

そこで1巻でのインタビューにはどんなものがあったのか紹介していきます。

何話 インタビューの人物 内容
第二話 星野ルビー 女優初挑戦の意気込みインタビュー
第三話 斎藤ミヤコ 双子のマネジメントについて
第四話 元祖B小町からの古参のファン 「星野アイ」の動画に出ていた双子について
第五話 五反田泰志監督 「15年の噓」と言う映画について
第六話 有馬かな 自身の才能について
第七話 双子が通った幼稚園の職員 双子の園での様子について
第八話 斉藤一護 星野アイについて言及
第九話 星野アクア 演じることについて
第十話 星野アイ 生前撮られた双子へのビデオレター

インタビュー①星野ルビー

【アイドル編】

第二話:『兄と妹』冒頭

星野ルビーのインタビュー。

女優初挑戦の意気込みを聞かれており、今回は側に世界で一番信頼できる人がいるからと語っています。

その後『おにいちゃん』と声をかけていることから、おそらく信頼できる人とは兄のアクアでしょう。

インタビュー②斎藤ミヤコ

【マネージャー編】

第三話:『ベビーシッター』冒頭

ルビーたち事務所の現・社長であり、育ての親である斉藤ミヤコのインタビュー。

2人のマネジメントについて問われ、神様の寵愛と試練どちらも正しく与えられているようだと語っていました。

インタビュー③元祖B小町からの古参のファン

【ドルオタ編】

第四話:『笑顔の作り方』冒頭

元祖B小町からの古参のファンのインタビュー。

好きなアイドルを聞かれて『星野アイ』の名前を出しています。

双子の赤ちゃんの動画の話をしていましたが、おそらくこれは同話内で描かれたアクアとルビーのキレッキレのヲタ芸のことでしょう。

このファンは第4巻三十八話で新生B小町に惹かれている様子も見られるので、新生B小町のライブに来た際にインタビューを受けたという感じでしょうか。

その手にもルビーのものと思われるうちわが握られています。

インタビュー④五反田泰志監督

【映画監督編】

第五話:『監督と女優』

何かとアクアの面倒をみてくれている五反田泰志監督のインタビュー。

何らかの監督賞にノミネートされており、今回の映画作品『15年の嘘』について作品の内容やキャストについて質問をされていました。

最後に一言求められて、『この映画をアイに捧ぐ』と言葉を残していますね。

インタビュー⑤有馬かな

【女優編】

第六話:『子役達』

主要キャラであり新生B小町メンバーでもある有馬かなのインタビュー。

自身の才能のことを問われ、自分は天才じゃないと答えています。

『天才だってナイフで刺されればお陀仏』と口にし、その後『あーくんにおられる』と自己嫌悪に浸っていましたね。

インタビュー⑥幼稚園の職員

【幼稚園職員編】

第七話:『転ぶのを恐れれば余計に転ぶ』

アクアとルビーが入園した幼稚園の職員さんのインタビュー。

園内での双子の様子を聞かれ、二人とも知能が高かったと証言していました。

インタビュー⑦斉藤一護

【元経営者編】

第八話:『星野アイ全編』

苺プロ元社長・斉藤一護のインタビュー。

彼が見つけたスターであるアイについて言及され、『アイを失って俺の人生も終わった』『もう俺とアイに関わるな』と返しています。

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インタビュー⑧星野アクア

【役者編】

第九話:『星野アイ後編』

星野アクアのインタビュー。

特に質問などはされておらず、目に光を宿しながら演じることは復習だと語っていました。

インタビュー⑨星野アイ

【母編】

第十話:『イントロダクション』

ここではインタビューではなく、星野アイが生前録画されていた双子へのビデオレターが流されています。

双子宛なのか、未来の自分宛だったのか。

大人になったら一緒に見たいと語りかけていましたね。

自分の子なのだから、アイドルになっているのかもねとも話していました。

全部で9つのインタビューがありましたね。

未来軸の話ということで、何かと伏線がありそうな描写ですよね。

【推しの子】インタビューの内容で将来わかってくることは?

おそらく物語の終幕に紐づくであろうこれらのインタビュー。

各インタビューから読み取れることを確認していきましょう。

【アイドル編:ルビー】

・ 女優に初挑戦
・ デビュー作にアクアも関わっている

流れ的におそらくこの出演作が五反田監督の『15年の嘘』ではないかと思います。

アクアに関しては共演という表現はされていないので、裏方である可能性もあるでしょう。

ですが第1巻一話の先頭カラーページでも、二人が共にテレビに出演している様子が描かれているので、アクアも役者として参加していると考えています。

【マネージャー編:斉藤ミヤコ】

・ 未来軸でも二人のマネジメントをしている

インタビュー中にルビーから他愛もないことで電話がかかってきており、ミヤコが二人のマネージャーとしても母親としても健在なことが伺えます。

【ドルヲタ編】

・ ファンは双子がアイの子どもであることはおそらく知らない

双子の動画の話をしつつも、『もう高校生とか?』『今何してんだろうね』と話していますね。

アクアやルビーがアイの子どもだと世間に知られていれば、動画の子どもは二人だと自ずと分かりそうなもの。

その時の子とルビーが同一人物だと思わないということは、世間はアイの子供について知らないままだと思います。

またこの描写に関しては作者の赤坂先生がインタビューで、読者に対して『推しの子』の構造を伝えるものと話しています。

アイドルをテーマに据えたものであり、観客であるファンの目線が絶対必要であることを表しているそうです。

【映画監督編:五反田泰志】

・ 『15年の嘘』という映画の監督
・ 双子やアイのことを知っている?

『15年目の嘘』のポスターには、アイを連想させる黒髪ロングの女性の後ろ姿。

『アイに捧ぐ』という言葉やそのタイトルから、おそらくこの映画は星野アイを題材としたものでしょう。

また『メインキャストの皆様は《子供の頃から》監督の指導を受けていた』という言葉から、やはりアクアの出演は硬いかと思います。

皆様と複数系になっているのを考えると、かなも出演しそうですよね。

もしかして星野アイ役だったりするんでしょうか。

【女優編:有馬かな】

・ アクアをあーくんと呼んでいる
・ アクアとアイの関係を知っている?

実はこちらも赤坂先生が『あーくんはアクアのこと』と明言しています。

発言後の反応からアイとの関係についても、何かしら知っていそうですね。

【幼稚園職員編】

・ アクアルビーが映画出演する

『もう一度顔が見てみたい』と言う職員さんが、映画雑誌を見て喜んでいましたよね。

ということはまた見たかった双子が、映画に出るという表現の一つなのではないかと思います。

【元経営者:斉藤一護】

・ アイと自分にかかわってほしくない

アイと自分への詮索に対して異常に嫌がっていましたね。

考えてみれば斉藤一護はアイの事件以降音信不通になり、その後一度も姿を見せていません。

このインタビューを見る限りそのままフェードアウトということはなさそうですよね。

今後また再登場が予想されます。

【役者編】

・ 未来軸でも演じることは復讐

現在最新話で目の光が消えていますが、この様子を見るとまた復讐への思いが復活していくことが予想されます。

また『誰も愛さないし、誰かに愛されてもそれに何かを返す事はない』と話していることから、もしかしたら将来アクアには彼女がいないのかもしれませんね。

【母編】

ここでは特に意味深な描写はないように感じました。

強いて言えば『インタビュー』という形が続いている中、わざわざアイのビデオメッセージが流れていることに何か意味があるのかもしれないと考えてはいます。

各インタビュー内で伏線とも思える描写が数多く見られましたね。

赤坂先生もこれらの冒頭インタビューについて、『今後の展開ですべて触れる予定』と語っていました。

まだ分かっていない意味深な部分も、これからどう繋がっていくのか楽しみですよね。

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【推しの子】五反田監督や有馬あかねはアイの真相を知っている可能性が高い?

インタビューの中でも特に気になったのが、五反田監督や有馬かなの発言。

どちらも星野アイやアクアたちのことを、ある程度理解していそうなインタビューだったように思えます。

五反田監督は『15年の嘘』という星野アイを連想させる映画を作成しており、その映画をアイに捧ぐとも言っていましたね。

第6巻五十一話でも分かるように、五反田監督がアイとアクアやルビーが親子だということやアイの事件についてはある程度知っているのでしょう。

ですが『15年の嘘』が星野アイの話であるとしたら、この未来軸でまだ明かされていない事件の真相を知っている可能性があるんじゃないかと考えています。

根拠はありませんが、少なくとも父親や犯人については知っているんじゃないかと思っています。

また有馬かなに関しても『天才だってナイフで刺されればお陀仏』と、星野アイのことであろう話をしていました。

そしてそれに対してすぐに『あーくんに怒られる』のでオフレコで、と続けています。

アクアが『今ガチ』で星野アイを真似たあかねに惹かれていたのを見ての反応かもしれないですが、このインタビューの時点では既にアイとアクアたちの関係について知っているのではないかと思いました。

もしかしたら五反田監督同様に、アイの事件の真相についても何かしら知っているかもしれませんよね。

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まとめ:【推しの子】1巻でのインタビューが未来を表している伏線

『推しの子』第1巻各話で、意味ありげに描かれているインタビュー。

そこからこちらのことが推測できます。

・ アクアとルビーが五反田監督の映画『15年の嘘』で共演
・ 世間的にはまだ双子がアイの子どもだと知られていない
・ 元社長・斉藤一護は再登場する?
・ 五反田監督やかねは事件の真相を知っている?

実は原作の赤坂先生もこれらのインタビューは、今後の展開で伏線回収されていくと明言されています!

いったいこれからどんな風に本作に結びついていくのか。

作品をより楽しむためにも、今一度読み返してみるのもおすすめですよ!

 

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