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【薬屋のひとりごと】楼蘭妃は死んでいる?その後どうなったのか?

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薬屋のひとりごと

『薬屋のひとりごと』のストーリーの中で、登場当時から謎多き存在であった淑妃・楼蘭妃(ロウランヒ)。

ミステリアスでありながら、その壮絶な最期や生き様もあってかファンが多いキャラクターの一人です。

今回はこの楼蘭妃の最後について死んでるのか?その後どうなったのかを詳しく解説していきます。

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楼蘭妃はその後死亡した?

楼蘭妃の生死に関しては、はっきりと説明はされていないようです。

ヒーロー文庫小説版4巻では銃で胸を撃たれ、砦から飛び降りたのが最後の姿であるとされています。

その後砦の下を捜索するも、雪が降り積もっていることもあり楼蘭妃の死体は見つからないままになっています。

はっきりとした記述はないものの、いくつかの根拠からおそらく楼蘭妃は生き残っているものと思われます。

まずはヒーロー文庫小説版4巻の一番最後『終話』の内容で出てくる『玉藻』という少女の存在。

玉藻は整った顔立ちをした少女で、港町の露店商の男相手に簪と蝉の玉を物々交換しています。

猫猫が壬氏からもらった簪を子翆に渡していることや、露店商の男に皇帝の花園(後宮)に咲く花のようだと思われていることから、おそらくこれが名を変え生き残った楼蘭妃ではないかと推測されます。

玉藻が楼蘭妃だったとして簪を露店商に舌した理由は何だったのでしょうか。

いつか約束通り猫猫の手元に戻ることを祈っての行動なのか、はたまたただの気まぐれなのか。

どちらにせよ、いつしか猫猫の目に入るところまで辿りつくと良いですね。

次に原作である日向夏先生のブログ『うりにっき』で行った、薬屋のひとりごとの登場人物紹介です。

ここで子翆の正体が楼蘭妃であり、その後玉藻になったと記されています。

ここまで来たらきっと、楼蘭妃=玉藻という認識で良いのでしょう。

日向夏先生は玉藻の説明の欄に『名前の意味が分からないならググるといいかも』とありました。

『玉藻』とは水中に生える藻の古称。露店商の男に名乗った際に『海の寵愛でも受けそうな名前』と言われたのは、こういう意味だったのでしょう。

また玉藻という言葉には日本の平安時代末期、妖狐の化身と謳われた伝説上の人物『玉藻前』という意味もあります。

終話の最後で玉藻は『海の向こうとか面白そう』と港の方に走っていきます。薬屋のひとりごとの国は架空のものとされていますが、その装いから中国や韓国を連想しますよね。

仮にこれらの国だとして、海の向こうにあるのは・・・。

壬氏が楼蘭妃を女狐と例えたことと合わせると、何かそういう意図もあったのではないかと考えてしまいますよね。

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そもそも楼蘭妃はなぜ死ぬことに?玉葉妃の事件とは?

楼蘭妃もとい子の一族が死ぬことになった原因は一言で言えば『反逆』の罪です。

勝手に後宮から抜け出してして籠城した楼蘭妃、そしてその砦の中で秘密裏に作られていた武器の数々、これら様々な要因が反逆の意思があったとみなされました。

中でも大きな事件だったのが玉葉妃の食事に毒が盛られた事件です。

実際には上級妃4人の食事に死ぬことはないにせよ、妊婦が食せば堕胎してしまうような毒が入っていました。

上級妃の中には楼蘭妃本人も含まれていましたが、食べるふりをしていたようですね。

当時玉葉妃は懐妊しており、玉葉妃の堕胎を狙った犯行であるか考えられました。

上級妃の子供、それはすなわち皇帝の子供。

皇帝に対する反逆であるということは言うまでもありません。

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楼蘭妃の目的は何だった?

一言で言えば『母親・神美(シェンメイ)』の復讐のためです。

楼蘭妃の母親である神美は先帝時代の上級妃の一人でした。

しかし少女趣味だった先帝。

お手つきされることなく、家臣であり今の旦那であり子昌の元に惜しまれることもなく下賜されてしまいます。

このことでひどくプライドが傷ついた神美は、自分の娘を用いて皇帝に復讐をしようと企てました。

復讐のために育てられた楼蘭妃ももちろんかわいそうですが、神美は事の終末になってようやく娘である楼蘭妃の口から、自分が下賜された本当の理由や事実を聞かされます。

何も知らずに人生の大半を苦しんで過ごしたと考えると、神美もかわいそうな人なのかもしれません。

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猫猫はいつ頃から楼蘭妃を怪しんでいた?

勘の鋭い猫猫からすると、楼蘭妃が上級妃になった当初から怪しんでいたのではないでしょうか。

通常前の上級妃がその座を降りてから新しい妃が来ます。

ですが楼蘭妃の場合、半ば阿多妃を追い出すような形で上級妃のポジションに入ります。

無理やり入ってきたというあたり、楼蘭妃自身ではなかったにしろ誰かしらの思惑があると感じ取ったのではないかと思います。

またルールを無視して宦官を3人連れてきていました。

しかも楼蘭妃の宦官たちは体毛が濃く、声も低く、性格の丸みも感じられず。

宦官特有の変化も見られないことから男性なのではないかという疑念が湧き、このことで疑いはさらに深まります。

そして極めつけ、子翆として下女のフリをして動き回っていたことが決定だったのでしょう。

変わり身を立てても分からないように、始めから濃い化粧や派手な衣装を身に着けていたと考えると、一体何を企てているのか勘繰ってしまっても仕方ないでしょう。

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猫猫が拉致された理由は?何故巻き込まれたのか?

そもそも神美の復讐には全く無関係の猫猫。

では楼蘭妃は何故そんな猫猫を、しかもあんなアレルギー症状で憔悴しきっている状態で砦まで連れ去ったのでしょうか。

その答えは猫猫が帰り際言っていたように、仮死状態になった子供たちの蘇生処置のためでしょう。

自分が先帝の孫だったという真実を知った翆苓が動揺することを想定していたのでしょう。

子どもたちの蘇生が滞りなく行える人物であり、なおかつ連れてきやすかった猫猫を選んだのだと思います。

楼蘭妃はとても賢いように感じるので、もしかしたら猫猫を連れ去ればバックにいる壬氏や羅漢が追ってくることも計算していたのかもしれませんね。

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まとめ:【薬屋のひとりごと】楼蘭妃は死んでいる?その後どうなったのか?

ミステリアスな雰囲気漂う淑妃・楼蘭妃。

後宮に来た当初から怪しい素振りはありましたが、まさか反逆を企てていたとは。

母親の復讐の道具にされてしまいかわいそうに感じる反面、悪女を演じながらも幼い子供たちや姉・翆苓を逃がす算段を考えているなど凛とした強さのある女性でした。その生き様にはファンが多いことにも納得です。

このあたりの話はまだ漫画では描かれていないので、漫画家への期待大ですね。どうしても気になる方はヒーロー文庫4巻を読んでみてください!

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