【ゴールデンカムイ】土方歳三の目的とは？鬼の副長の最期（死亡）とは

ゴールデンカムイの中で最高齢クラスのキャラクター土方歳三は、金塊争奪戦においてキーマンのひとりです。

高齢ではありますが、その存在は金塊争奪戦をより激化させ状況をかき回します。

この記事では、土方歳三がどのような人物で、何を目的として動いているのか？また、最期（死亡）はどのように迎えたのかをご紹介します。

すると、土方歳三がなぜ金塊争奪戦に加担しているのかが分かります。

【ゴールデンカムイ】土方歳三とはどんな人物？

ゴールデンカムイに登場する土方歳三は物語の中では７２歳です。

しかし、さすが幕末の志士とあり、老いても普通の老人とはなっていません。

伸び切った白髪の髪と、鎖骨あたりまであるアゴ髭も真っ白で仙人を思わせます。

ただ仙人はヨボヨボのイメージですが、土方歳三は覇気に満ち溢れています。

現役時代のギラギラ感が健在といった様子です。

土方歳三は至って現実主義です。

自分の利害を冷静に分析し、その時の状況によって手を組む相手を変える器用さも持ち合わせています。

その時に邪魔になると判断した存在は、即時に排除する合理的な性格です。

土方歳三は、世間では函館戦争で起きた五稜郭激戦の最中、死亡したものだと語られていました。

しかし、実際には身分を隠し政治犯として網走監獄に収監されていました。
そして網走監獄で３０年以上囚人生活を送っていたのです。

そうやって史実とは違う登場を果たしています。

【ゴールデンカムイ】土方歳三の目的と人間関係は？

ゴールデンカムイにお登場している土方歳三はどの様な目的をもって行動し、どのような人間関係を築き上げていったのでしょうか？

土方歳三の目的

土方歳三が金塊争奪戦に加担している目的は、かつて実現出来なかった蝦夷共和国を築く事です。

北にはいつ攻めてくるか分からないロシアが存在しており、侵略から日本国を守る為に北海道でその勢力と対抗する為、蝦夷共和国設立を目標として掲げています。

土方歳三が収監されていた網走監獄には、「のっぺらぼう」がいました。

彼はアイヌ民族の為に北海道の独立を企てていました。

北海道独立という最終の目的が、土方歳三と同じである為、彼はのっぺらぼうが計画した作戦に協力し、囚人達を引き連れて脱獄を図ります。

土方歳三の人間関係

そして土方歳三の協力者には、かつての同志である永倉新八、共に脱獄を果たした囚人牛山辰馬などが一派となっています。

永倉新八は年相応に老化していますが、精神的にも体力的にもまだまだ闘志を燃やしており、頭脳戦で活躍しています。

【ゴールデンカムイ】土方歳三の史実とは違う最期（死亡）

歴史上の土方歳三と、ゴールデンカムイの土方歳三は全く違う形でその生涯を閉じています。

双方の土方歳三がどの様な最期（死亡）を迎えているのかを紹介します。

史実の土方歳三

歴史に残っている記録では、土方歳三は函館戦争五稜郭での戦いの末、命を落としています。

しかし、当時遺体は見つかっておらず、本当にこの戦いで亡くなったのか、今となっては定かではありません。

一説ではロシアに逃れて生き延びたという言い伝えもあります。

ゴールデンカムイの土方歳三

ゴールデンカムイの土方歳三の最期はなかなか切ないものでした。

致命傷となったのは、函館行きの列車で鯉登少尉から受けた刀傷です。

頭部に致命傷を負った事で一時錯乱し、新撰組の土方歳三として活躍していた時代の幻影を見ます。

そして意識が戻ってから土方歳三は自分の最期を悟り、杉元達に自身の刀を託します。

そして戦友である永倉新八に看取られながら、今世への名残惜しさを語りつつ旅立つのでした。

【ゴールデンカムイ】土方歳三の若い時と年を取ってからの違いは？

土方歳三は７２歳となった今の姿もかっこいいですが、新撰組でかつての志士達と暴れていた時代はより輝いていました。

ゴールデンカムイファンの中では杉元にそっくりだと話題にもなっています。

体格のよさと、真っ直ぐな性格から杉元を連想させられました。

時が流れて老体となり、長年生きてきたので人間味が深まり理解ある老人に見えます。

しかし、今でも本気を出せば現役時代の身のこなしと覇気を放つ備えは充分にあり、生涯現役とはこのような様子を表すものだなと感じます。

杉元や鶴見中尉など主要キャラクターも十分超人級に強いのですが、土方歳三は超えてきた修羅場の数と質が違うのでしょう。

彼が本気を出した時の迫力には、鬼気迫るものがあります。

まとめ：【ゴールデンカムイ】土方歳三の目的とは？鬼の副長の最期（死亡）とは

ゴールデンカムイに登場する土方歳三についてどのような人物だったのか？また目的や人間関係などを紹介してきました。

史実とは少し違う設定で登場しており、とても魅力的なキャラクターとなっていました。

新撰組ファンにとって、土方歳三が３０年間姿を潜め実は生きていたという設定が、とてもロマンがあるなと感じます。

作者の野田サトル先生の想像力が、人並み外れている証拠となっています。

土方歳三はその最期を、人生がまだまだこれから楽しくなるのにとの想いを吐露しながら向かえ、彼らしい最期となったと思います。