凄腕の殺し屋が、一般社会に溶け込む姿を描いた「ザ・ファブル」。
シリアスな展開がある一方でギャグ寄りのエピソードもあり、緩急が利いた作品です。
単行本は全22巻ですが、主人公・佐藤アキラの年齢や本名・出身が語られることはほとんどありませんでした。
そこでここでは、謎めいた殺し屋・佐藤アキラについておさらいしていきます。
【ザ・ファブル】佐藤アキラの年齢は?プロフィールを紹介
ファブル:佐藤アキラのプロフィール | |
名前 | 佐藤明(偽名) |
年齢 | 不明 |
身長/体重 | 不明 |
出身地 | 不明 |
職業 | 元殺し屋/現デザイナー |
特技 | 方言を操る/殺しのスキル |
好きな芸能人 | ジャッカル富岡 |
愛用の武器 | ナイトホーク |
名前
佐藤アキラ この名は、本編の舞台である“太平市”へ引っ越す直前にボスから名付けられた偽名で、本名ではありません。
「ファブル」は出生不明の構成員ばかりで成り立つ組織で、それは明も同じです。
ボスから与えられた免許証(偽造)にもこの名が表記され、公的な身分証明として利用されています。
年齢
原作でも不明となっていますが、推定20代前半から後半あたりだと思われます。
身長/体重
身長体重は公表されていませんが、特別背が高いわけでもありません。
また、体重も普通レベルであり、普段家では全裸という事もあり見る機会は多いですが締まった体であるのは確かです。
出身地
出身地は不明です。
幼少のころからボスに育てられていたという事だけが分かっています。
職業
デザイナー 佐藤の本業は殺し屋ですが、デザイン会社「オクトパス」の従業員としての顔も持っています。
下手くそながら味のある作画は、社長・田高田やミサキ達、クライアントからの評価も高いです。
殺し屋の仕事同様、この仕事にも「プロとして」の自覚を持っており、本人も気に入っているよう。
特技
標準語も含め、関西弁・広島弁・東北弁・九州弁など、様々な方言を操ることが可能です。
ボスから「最高傑作」と称されるほど殺しのスキルが高く、「自分の戦力を消すこと」に長けています。
それは、同業者ですら見破れないもので、山岡一派も欺くほど。
現場の状況によっては徹底して弱者を演じ、合理的に役割を果たすクレバーな一面を覗かせることも。
好きな芸能人
ジャッカル富岡 関西ローカル芸人にである「ジャッカル富岡」のファンで、出演する番組は隈無くチェックしています。
欲の無いアキラですが、彼が主演するドラマ主題歌には興味を示すなど、ジャッカル関係には弱い様子です。
ジャッカル富岡の真似も良くやっています。
愛用の武器
ナイトホーク 太平市には、銃を持っていくことをボスに禁じられています。
ナイトホークは相棒であるため本体部分だけは所有していますが、銃砲身のバレルや玉は手造りの物を使用。
手動排莢の心許ない物ですが、ボス直伝の「知恵と工夫」で欠点をカバー。
加えて殺し屋としての経験則や驚異的な身体能力など、愛用銃以外の強みもまた明を伝説としてたらしめる要因となっています。
【ザ・ファブル】佐藤アキラの生い立ちは?
両親と過ごした記憶も無く物心ついた頃から既に組織の一員、ボス直系の部下として教育を施されてきました。
幼少時代は山籠りを中心に行ってきた様で、ナイフ一本だけを渡されてサバイブすることを命じられるハードなもの。
見渡す限り自然に囲まれた環境で、体力的を鍛えるたけでなく五感を研ぎ澄ます訓練を、幼少時代から行ってきた佐藤。
しかも山に対する知識もほとんど無い状態で置いてきぼりにされ、最長で1ヵ月ほどサバイバル生活が続いた模様です。
彼が過敏過ぎるほどの猫舌なのは、この時の訓練によって生まれた副産物でもあります。
無知ゆえに頼りになるのは自分の舌だけ、時には山中で3日間身体が動かなくなった経験もしました。
しかし、勘と危機管理能力を養うこの生活は、後の殺し屋としての経験にも活かされているのです。
後に太平市での生活が始まっても、身体に鈍りを感じれば山籠り。
佐藤にとって自然に身を投じるということは、殺し屋としてのルーツに立ち返り、感覚を取り戻すという意味でもあるのです。
そして、殺し屋ですので相手を直接死に至らしめるための技術の訓練もかなりこなしてきたのでしょう。
格闘技や銃の訓練や知識、「どんな相手も6秒以内に倒せる」ようになるためのハードな鍛練。
死者が多発するほどの訓練を行う山岡一派に劣らない訓練を、ボスの管理下で行われてきたのでしょう。
作中ではほとんど過去が明かされない明ですが、その隙や油断の無さから相当な訓練を積んでおり、その半生の壮絶さが予想出来ます。
【ザ・ファブル】佐藤アキラの家族は?
殺し屋という裏稼業を通じて、佐藤アキラにも兄妹や家族といった身内が出来ます。
佐藤ヨウコとの関係
仕事のパートナー兼仮初めの妹である佐藤洋子は、アキラのバックアップ役として奮闘する女の子。
アキラとは、太平市に来る1年ほど前から既にバディとして組んでおり、主に運転を担当。
記憶力の良さを組織に買われたことが両親殺害に繋がり、実行犯の山岡には強い怨みを抱いており、復讐の機会を窺っています。
殺し屋ではあるものの今まで誰も殺したことが無く、経験の浅さも気にしている様子。
強すぎる兄・アキラに劣等感を感じながらもライバル心を抱いており、時には無謀にも挑戦することも。
力では劣るものの、銃の知識や一般常識など兄に足らない部分は彼女が補っており、アキラとは相性の良いパートナーです。
人助けのためスキルを活かす旅に出るアキラにも同行し、組織を離脱してからもパートナーとしての関係は続きます。
清水ミサキとの関係
後に結婚することになる清水ミサキとの出会いは、太平市に来て間も無く訪れます。
それは、真黒組構成員・高橋による策略でチンピラに絡まれ起こります。
チンピラをけしかけられたアキラは“弱者”を見事に演じ、ワザとやられることに成功。
涙を流しながら許しを請うその姿を見たミサキは、内心「情けない」と思ったそうで、第一印象は最悪だった様子。
しかし、アキラの職探しを手伝ったことでデザイン会社「オクトパス」で一緒に働くことになり、二人の仲は急接近。
真黒組の厄介者・小島との一件や、宇津帆ら悪徳興信所とのゴタゴタなど、陰ながらミサキを守る機会が増えていきます。
終盤でアキラの素性がバレますが、守られていた事実から彼を受け入れ、事実婚という形でくっつくことに。
「ファブル」という殺し屋組織について知り過ぎてしまう彼女ですが、アキラと結婚したことで組織としても手出しが出来ない状況になってしまい、身の安全が確保されたようです。
まとめ:【ザ・ファブル】佐藤アキラの年齢は?本名や出身について
以上が、主人公・佐藤アキラの基本的な情報でした。
分かっていることは、無敵で凄腕の殺し屋・絵が下手くそ・真面目ということだけで、まだまだ不明瞭な点が多い不思議なキャラです。
“普通人”に目覚めたばかりの彼を見守りつつ、続編となる「The Second Contact」では、そのルーツが判明していくことに期待しましょう。
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