引きこもりのイチ(太一郎)がゲーム世界『プラネット』で疑似家族として過ごす姿を描く、ネット×ネトゲをテーマとした【グッド・ナイト・ワールド】。
物語序盤で衝撃の事実が発覚する『赤羽一家』に、その正体が気になるという方も多いはず。
そこで今回の記事では【グッドナイトワールド】に登場する赤羽一家のメンバー詳細や正体、強さや目的についてまとめて紹介していきます!
【グッドナイトワールド】赤羽一家とは?
『赤羽一家』とは、ネットゲーム『プラネット』で最強の4人と言われていました。
一般のプレイヤーが3日かかっても倒せない赤竜を一撃で倒すことができるイチ(太一郎)を筆頭に、確かに強力なプレイヤーも存在する赤羽一家。
ですが、4人が4人全員最強の戦闘力を誇るというわけではありません。
特にアー(明日真)やメイは、普段の様子を見ていても戦闘狂というわけではなさそうですよね。
実際にイチ(太一郎)自身も、第1巻5話で『廃人集団と言われるのは、ほぼ士郎と自分のイメージだ』と話していました。
たった4人で構成されたギルドにも関わらず、戦闘を挑んだところで、根城にしている『黄昏の丘』から追い出すことの出来ない存在。
そうやって多くのプレイヤーの驚異になっていたのが、彼ら赤羽一家でした。
【グッドナイトワールド】赤羽一家のメンバー紹介。
赤羽一家は、こちらの4名で構成されています。
・ 士郎
・ あああああ
・ メイ
それでは次は、赤羽一家のメンバーを一人づつ詳しく紹介していきます!
【イチ】
本作の主人公であり、6年間引きこもってプレイしてきたゲーム廃人。
スキル合計値が500超えていれば上級者と言われる中、イチは合計値2892という圧倒的廃人ステータス。
目つきが悪く、ギザ歯の少年の姿をしています。
元々はピコと共にPKを繰り返しており、好戦的な性格。
赤竜を一撃で屠るほどの攻撃力を備えており、『剣々波(けんけんぱ)』というマクロによる必殺技を繰り出すシーンも描かれていました。
【士郎】
赤羽一家の父親役であり、ボス。
スキル合計値はなんと圧巻の4000、格闘に関してはなんと1000という驚異の数字が記されています。
赤羽一家の指針を決める存在ということもあり、威厳ある雰囲気のあるキャラクターです。
いつもスーツベストを着こなしており、がっちりとした体格で白髪・白髭の大男の容姿をしていますね。
戦闘シーンは多くはありませんが、第1巻3話では海賊団の船を破壊するためにマクロ『爆裂拳』を使用していました!
イチと同じく、同じく高い戦闘力を持つプレイヤーだと分かります。
【あああああ】
イチの弟的存在で、常にニコニコしているイメージの強い長身のプレイヤー。
スキル合計値は301と他のメンバーと比べると低めですが、プレイ歴1年ということを鑑みると決して低いわけではないようです。
全身タイツにマント、冒険者のような飛行帽と、少しネタのような格好をしています。
『あああああ』という名前は適当につけてしまったらしく、他のメンバーからは『アー』とあだ名で呼ばれることも。
アーに関しては他のメンバーとは異なり、重度のゲーム廃人ということはないようですね。
戦闘力は決して高くないようで、黄昏の丘に現れた黒い鳥との戦闘シーンでもイチや士郎の先頭を見ているだけでしたね。
【メイ】
赤羽一家の紅一点で、母親的存在。
スキル合計値1280という、こちらもなかなかの廃人っぷり。
第1巻最後の特典資料では、350もある格闘スキルに関してやむを得ない理由があるとされていました。
明るく穏やかな性格で、ボブカットに歯車の髪飾りを付けた少女の姿をしています。
料理や掃除などの家事をしたり、ガーデニングをしたりとほのぼのとしたプレイをしていますが、イチの上位ダンジョンに同行できるほどの実力者。
作中では、強力なヒールやプロテクトを発動していましたね。
【グッドナイトワールド】赤羽一家の正体は?
赤羽一家の正体は、家族崩壊を起こした有馬一家でした。
これは第1巻1話のラストで、既に明かされていたことですね。
赤羽一家のキャラクターを操っていたのは、それぞれこれらの人物でした。
【イチ/有馬太一郎】
本作品の主人公であり、有馬家長男。
長年部屋に引きこもってゲーム『プラネット』にのめり込み、ゲーム廃人に。
現実世界に絶望し、疑似家族でもある『赤羽一家』の一員として、居場所を感じています。
【士郎/有馬小次郎】
有馬家父親。
グリーク社のエンジニアで、『プラネット』や『黒い鳥』を生み出した張本人でした。
大量のバグを瞬時に解決できるほどの腕の持ち主ですが、現在は追い出し部屋に追いやられており、社内でも腫れ物扱いされています。
完璧主義者で自分にも周りにも厳しく、太一郎に些細なことで声を荒げたり、バグが直せない社員に悪態をついたりしていました。
一家が崩壊したきっかけとも言える綾の死も、この小次郎の厳しさが原因となっていましたね。
【あああああ/有馬明日真】
有馬家次男で、太一郎の弟。
高身長でイケメンと、現在の太一郎とは真逆に学校でもモテモテのよう。
太一郎が部屋に閉じこもる前は兄を慕っており、『プラネット』の中のイチにその代わりを求めていました。
イチと太一郎が同一人物だと知ってからは、昔のように太一郎を慕うようになります。
【メイ/有馬雅】
有馬家母親。
定期的に家に帰って家事をしてはいるものの、基本的には家の外で寝泊まりしているネカフェ難民生活を送っているようです。
綾の死を未だ受け入れることができず、物語後半の第4巻42話では綾の幻と会話している姿も描かれていました。
赤羽一家が有馬一家であると読者が知ったのは第1話でのことですが、有馬家自体がこの事実を知ったのは第4巻42話と物語の終盤。
そもそも互いが本当の家族だとは知らずに集まったので、この事実は家族4人にかなりの衝撃を与えたようでした。
【グッドナイトワールド】赤羽一家の強さとは?
最強集団と謳われた『赤羽一家』の強さは、これらのエピソードからも伺えます。
・ ただのヒールで全回復
・ 海賊団の船を一撃で粉砕
・ 歩く攻略本(データベース)
それぞれ、詳しく紹介していきます!
【赤竜(レッドドラゴン)を一撃】
第1巻1話にて、プレイヤーが3日がかりで追い詰めた赤竜をイチが一撃で倒す姿が描かれていました。
マクロのような必殺技を使うことなく、通常攻撃であっさり倒していましたね。
『なんだ、ザコか・・・』とこぼしていることからも、周囲のプレイヤーとの力の差がかなりあることが伺えます。
【ただのヒールで全回復】
こちらも、第1巻1話でのこと。
赤竜を追っていたプレイヤーを赤羽一家の拠点に招き入れた時、傷ついたプレイヤーにメイはヒールをかけてあげます。
いつもはガーデニングや家事と、戦闘とはかけ離れたプレイングスタイルのメイですが、ヒールで全回復をするという能力の高さをここで見せていました。
【海賊団の船を一撃で粉砕】
第1巻3話で海賊団との交渉が決裂した際、マクロ『爆裂拳』で海賊団の船を破壊して逃げた士郎。
船は、タイタニックのように真っ二つになっていましたね。
【歩く攻略本(データベース)】
第1巻8話にて黒い鳥とエンカウントした際、赤竜のHPや防御値をすらすらと答えていたアー。
戦闘に特化してないとは言え、『歩く攻略本』とも言われる記憶力の良さを見せていました。
何も特徴はないのかと思われたアーでしたが、実はしっかりと赤羽一家としてふさわしい能力を持っていましたね。
【グッドナイトワールド】赤羽一家の目的は?
赤羽一家の目的、それはずばり黒い鳥の捕獲・討伐です。
『プラネット』のエンドコンテンツともされていた黒い鳥。
特に士郎が執着していることから、赤羽一家は黒い鳥の目撃情報が多かった黄昏の丘に拠点を構えていましたね!
物語序盤、黒い鳥を追う理由を『金だ』といっていた士郎。
実際には黒い鳥の正体である、現実に影響を及ぼすことができるAIを抹殺することが真の目的でしたね。
またそれ以外にも、それぞれにゲームをプレイする理由がありました。
イチは現実では手に入らなかった家族の形を求めて、アーはそんなイチを兄・太一郎だとは知らず現実に引き戻すため。
それぞれがそれぞれの想いの元に、ゲームをしていたことが分かります。
まとめ:【グッドナイトワールド】赤羽一家の正体は?目的や繋がりは?
今回の記事では【グッド・ナイト・ワールド】の主要キャラが属する赤羽一家について、メンバーや正体、強さや目的を紹介していきました!
『プラネット』で最強の4人組である赤羽一家の正体は、実は家族崩壊を起こした有馬一家。
スキル合計値500で上級者とされる中で、4人中3人が1280・2892・4000とつわものぞろいと、少数精鋭のギルドでしたね。
ギルドの目的は、ゲームのエンドコンテンツであると言われる黒い鳥。
この黒い鳥を追いかけることで、4人は様々な真実を知っていくことになるのです。
【グッド・ナイト・ワールド】は、2023年10月からアニメ化放送も控えているので、作品が気になるという方は是非そちらも見てみて下さい♪
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