【推しの子】第108話でアクアが口にした、『理想のカードが揃ってしまった』という言葉。
ついに次回から物語のクライマックスに近づく『映画編』がスタートとなり、アクアの言う復讐の筋書きとはどんなものなのか気になっている方も多いことでしょう。
そこで今回はアクアの手に入れたカードや筋書きとは何なのか、そして「15年の嘘」はそもそも誰の企画なのかについて、考察していきたいと思います。
【推しの子】アクアが手に入れたカードとは?
最新話である第108話にてアクアが言っていた『理想のカード』とは、これらの登場人物ではないかと思われます。
・ 斉藤壱護(元・苺プロ社長)
・ 有馬かな
・ 姫川大輝
【理想のカード① 五反田監督】
アクアの理想のカード候補、一人目はアクアが幼少の頃から付き合いのある五反田監督です。
彼に関しては第5話冒頭のインタビューから、復讐に関係があると思われる映画『15年の嘘』の監督であることも分かっています。
それに加えて今回の第108話ラストでは『約束を果たす時が来たのかもな』と言いながら、『15年の嘘』の企画書作成をしているところが描かれていました。
そもそも五反田監督は、アクアとアイの関係を知る数少ない人物。
もしかしたら復讐の意図も汲んだうえで、映画の監督としてアクアの計画に一役買っている買っているのかもしれませんね。
【理想のカード② 斉藤壱護】
理想のカード候補、二人目はアイを始めアクアやルビーが所属する苺プロダクションの元社長・斉藤壱護です。
今回アクアは壱護の元にわざわざ出向き、自分が真犯人を知ってることや復讐を考えていることを告げました。
そしてその上で、力を貸してほしいと。
復讐に巻き込もうとしていることから、アクアの計画に必要な人物であると考えて良さそうです。
【理想のカード③ 有馬かな】
理想のカード、三人目は重曹ちゃんこと有馬かなです。
第1巻の冒頭インタビューで女優として登場していることから、彼女もまた『15年の嘘』に関係していると思われます。
第108話でMEMちょとの会話の後、アクアは
『利用出来るものはすべて利用する』
『それがたとえ有馬だろうと』
と考えていました。
有馬かなは女優として芸能界に残っていただけではなく、今や新生B小町としてアイドル活動もしています。
アクアが芸能活動を通して復讐を遂げようとしているのであれば、この上ないほどに利用価値があるとは思いませんか?
【理想のカード④ 姫川大輝】
理想のカード、四人目はアクアと異母兄弟である姫川大輝です。
この後深掘りしますが、アクアの言うカードは大人になってから出会った人物の可能性が高いと考えられます。
そう考えると異母兄弟である姫川も、彼の計画に必要なカードである可能性はあるでしょう。
アクアは最近復讐のことを考えている際に、ルビーに『俺がいなくなった後もお前がこの世界でやっていく為には』とこぼしていました。
1巻第2話のインタビューでルビーは、顔の見えない男性に対して「ねっおにいちゃん」と話していました。
もしかしたらあの男性は姫川で、アクアは自分がいなくなった後に兄代わりとしてルビーを支えてもらうつもりなのかもしれませんね。
アクアは自身の計画を
『子供の頃からずっと考え続けてきた』
『到底実現出来る筈も無いような』
と話しています。
子供の頃は実現できないと思っていたが、現在はカードが揃って実現可能になった。
ということは、アクアが大きくなってから出会った人がカードとなっている可能性が高いと感じています。
そうすると、もしかたら
・ あかね
・ 鏑木勝也
このあたりも、復讐に利用できるカードの可能性がありそうですよね。
ただあかねに関しては復讐から遠ざけようとしていたことを考えると、今後利用する対象として見ている可能性は低いのではないでしょうか。
また今回、カードとは誰のことなのかと考察してきましたが、アクアはカードが人だと言ってはいませんでした。
もしかしたら自分のマルチタレントとしての認知度や、妹のルビーがアイドルになった現状なども、このカードに含まれているのかもしれません。
【推しの子】アクアが描いた筋書きとは?
今のところ、アクアが描く復讐の筋書きがどんなものなのかは分かってはいません。
ただ映画「15年の嘘」が、アクアの復讐に関わっていることは間違いないでしょう。
これに関しては【推しの子】の物語当初のインタビューでの、五反田監督の『この映画をアイに捧ぐ』という発言や、アクアの『演じる事は僕にとっての復讐だから』という発言からも推測できますよね。
映画「15年の嘘」を演じ、世間に公開することが、彼の言う復讐の筋書きの中心なのではないかと思います。
第108話でアクアは
『ただ殺すだけで済ませる訳が無いんだよ』
『あの男にどう復讐すれば良いか、どうすれば最も苦しむのか。思いのたけをそのまま描いた俺の筋書き』
と話していました。
おそらくこの映画によって真犯人である父親を、実際にではなく社会的に殺す、苦しめる事ができる算段が付いているのではないでしょうか。
【推しの子】(考察)「15年目の嘘」は誰の企画?
次回からついに動き始めると思われる『15年の嘘』。
第108話ラストで五反田監督が企画書を作成する様子が描かれていましたが、そもそもこの映画を考えたのはアクアでは無いかと、私は思っています。
理由は、こちらの2つです。
【一番復讐したいのは、子どもであるアクア】
五反田監督も確かに、生前のアイと親交のあった人物の一人ではあります。
真犯人の存在はアクアから聞いていたとしても、果たして自発的にアイをモデルとした映画を作ろうだなんて考えるでしょうか?
アクアの暴露に便乗して自分の名前を売り出そうとしたとも考えられなくはないですが、今回のラストの雰囲気を見る限りそれはないと思います。
そう考えると今回の壱護同様、アクアに復讐の話をされていて手を貸しているという方が自然なように感じますよね。
【第108話での発言】
第108話で五反田監督は映画の企画書を作りながら、『約束を果たす時が来たのかもな』と呟いていました。
その口ぶりからして、やはり自発的に企画に取り組んだというよりは、誰かからの口添えがあって動き始めたという印象を受けます。
アクアは復讐の筋書きを子供の頃から考えており、アイを亡くしてからよく五反田監督の元を訪れていたという描写もありました。
この『約束』が何を指すのかは、まだはっきりしていません。
ですがアクアが現在に至るまでのどこかで復讐の意思を告げており、五反田監督がそれに一役買うと約束していた、という可能性がありそうですよね。
まとめ:【推しの子】アクアが手に入れたカードと筋書きとは?「15年の嘘」は誰の企画?
いよいよ次回から第九章『映画編』が始まろうとしている【推しの子】。
壱護の元を訪れたアクアが語った、復讐を実現するために必要なカードとは来られ4人ではないかと思われます。
・ 斉藤壱護
・ 有馬かな
・ 姫川大輝
五反田監督が企画書作成していた「15年の嘘」は、星野アイと関りの深い作品であることが予想でき、この映画を作ることがアクアの復讐の筋書きなのではないかと思います。
いずれにせよ次章の『映画編』にて、アクアが何を考えているのか分かって来るのではないでしょうか。
一体どんな筋書きを思い描いているのか・・・いよいよ物語も、クライマックスに近づいているように感じますね!
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