【SPY×FAMILY(スパイファミリー)】初登場以来物語を大きく動かしているメリンダ、そして彼女を母親に持つダミアン。
第67話前編ではアーニャたちが母親の話をするシーンが描かれており、その表情からダミアンと両親の関係に何かしら闇を感じる方もいた事でしょう。
そこで今回はダミアンの両親について、ダミアンが愛されていないのかや両親に求めているものについて考察していきたいと思います。
【スパイファミリ―】ダミアンの両親はどんな人物?
アーニャのクラスメイトでもあり、オペレーション〈梟(ストリクス)〉にとっても重要人物であるダミアン・デミトリアス。
彼の両親はこちらの2人。
【父親:ドノバン・デズモンド】
彼は国家統一党の総裁であり、東西平和を脅かす可能性のある危険人物。
オペレーション〈梟(ストリクス)〉のターゲットでもあります。
引きこもりで用心深い性格のため、唯一姿を表すのは政財界の大物が集まるイーデン校の懇親会のみ。
そのためロイドはアーニャを子供に迎え、懇親会に参加する条件である皇帝の学徒(インペリアルスカラー)にしようとしていましたね。
第38話でのロイドと対話をしている様子を見ると、表面上は人当たりの良い人物にも見えます。
ですがダミアンの反発に対する態度や、『人と人は結局永遠に分かり合えない』と言い切るところから、冷酷そうな一面も垣間見えました。
【母親:メリンダ・デズモンド】
一方母親は国家統一党のファーストレディであり、愛国婦人会の中心人物でした。
日中からお買い物やママさんバレーのような付き合いをしていることから、ファーストレディー以外に何か仕事をしているということはなさそうです。
表面上はとても気さくで、明るい奥様という感じ。
ですがダミアンの話になると『どうでも良い』と冷たい表情をし、他の奥様からも放任主義だと言われていました。
ドノバン同様冷徹な一面もあるのかもしれませんね。
ここだけ見ると子どもには関心がないようにも思えますが、帰りの車内でヨルと子どもの話をした際、青ざめたような高揚したようななんとも言えない表情をしており、いまのところ真意はわかりません。
2人とも【SPY×FAMIILY(スパイファミリー)】の物語の中で、かなり重要な神部であると言えますね。
【スパイファミリ―】ダミアンの闇とは?両親に愛されていない?
先ほど紹介したようにドノバンやメリンダは、ダミアンに対してあまり興味を示していないような描写が目立ちます。
ここで浮かび上がるのが、『ダミアンが両親に愛されていない』のではないかという可能です。
実際にダミアンは実の両親であるにも関わらず、ドノバンやメリンダと直接話をする機会はほとんどないのでしょう。
これはこれらのシーンから、考察できます。
・ 自分が殴られた話を、ジーブス(執事?)を通して伝えている(第25話)
・ 懇親会後会いたいことを、兄を通して伝えている(第37話)
・ ヨルとメリンダが会ったことを、アーニャの話で初めて知っている(第67話前編)
そしてどのシーンでも、少し悲しげな哀愁漂う表情をしていたダミアン。
第38話ではドノバンの『血の繋がった子でもしょせん他人』という言葉に、かなり傷ついているようにも見えました。
見ていて胸が苦しくなるようなシーンでしたね。
おそらく両親との接点は少ないものの、ダミアン自身はもっとかまってほしいという気持ちがあるのでしょう。
割としっかりしていると言っても、ダミアンはまだ6歳の子ども。
親に会えないことも関心を持ってもらえないことも、確かにかなり辛いことですよね。
【スパイファミリ―】ダミアンが両親に求めている事
ダミアンが両親に求めていることは、ズバリ自分に関心を持ってもらうこと。
このことが一番しっかり描かれていたのは、第25話のラストシーン。
ジーブスとの電話で、改めて自分に父親の関心がないと感じたダミアンは
『認めてもらうには』
『喜んでもらうにはやっぱり』
『皇帝の学徒(かんぺき)になるしかないんだ・・・』
と考えていました。
そう、彼が皇帝の学徒(インペリアルスカラー)を目指すのは父親に振り向いてもらうため。
だからこそ第38話で星(ステラ)を取ったことを褒めてもらえた時に、あれだけ嬉しそうな顔をしていたのですね。
また母親のメリンダに関しては、第67話前編でヨルと会ったのに自分の話が出なかったと聞いて反応していました。
父親の時と比べると、少し反応が薄い気もします。
ダミアンはもしかしたら、お父さんっ子なのかもしれませんね。
まとめ:【スパイファミリ―】ダミアンの闇を考察!両親に愛されていない?
【SPY×FAMIILY(スパイファミリー)】でダミアンと、両親であるドノバンやメリンダの間に垣間見える闇。
ダミアンは子どもらしく親の関心を引きたいと思っているようですが、残念ながら両親はそうではないようですね。
ダミアンの考え通り皇帝の学徒(インペリアルスカラー)になれば、2人とも彼に関心を持ってくれるようになるのでしょうか。
66話でのメリンダの反応から見ても、両親の態度には何かしらの真意がある可能性があるのかもしれません。
いずれにせよ良い子に育ってくれたダミアンに、ハッピーエンドが訪れることを祈ってしまいますね。
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