真黒組の現組長海老原ですが、とても魅力溢れるヤクザの親分で、昔ながらの日本人が大切にしてきた人との繋がりを重視する義理堅い男です。
ファブルメンバーからの信頼を得ている事からも海老原組長の人間性がうかがえます。
今回は、そんな海老原組長がどのようにファブルと出会い、関係性が変化していったのかをご紹介します。
【ザ・ファブル】海老原は死亡しない!不死身な男
今となってはアキラの強いサポーターでもある海老原組長ですが、ストーリー序盤では正反対の位置付けでした。
現在の海老原組長は死亡寸前のところを生き抜きました。
そんな蛯原とはどんな人物なのかを紹介していきます。
海老原組長とはどんな人物
今となってはファブルのメンバー達の面倒をまとめてみてくれる欠かせない存在です。
その姿は、まるで頼れるお父さんです。
何かあったとしても絶対に味方でいてくれます。
そしていざという時には、何を犠牲にしてでも助けてくれるのでファブルのメンバー達からの信頼も厚いです。
第一部での活躍はもちろん、第二部では更なる活躍を見せる真黒組の頼れる現組長です。
海老原組長の現在の様子は?
真黒住宅で殺されたゲンを見に来た際、敵対する紅白組につく組織ルーマーの人間に待ち伏せされていました。
海老原もここに来るにはそれ相応の準備をしており、ルーマーに気づいた海老原が取り出したのは手榴弾でした。
そこから2人は揉み合いになり手榴弾は床に落ちてしまいます。
一瞬の間に大爆発となり、室内は無茶苦茶です。
その爆発に巻き込まれた海老原組長は顔面の左半分がズタズタになっています。
後に意識があり、筆談は出来る事が分かります。
爆音によって鼓膜が破れてしまったので、鼓膜の治療に2週間の療養を余儀なくされてしまいました。
意外と義理人情に熱い男
見た目の体格が良いことに加えて前科5犯を成し遂げており、そこら辺のチンピラとは経験値と解き放つオーラが違う海老原組長ですが、仁義を通す立派なヤクザです。
これまで海老原組長は、幾度となく抗争に巻き込まれてきましたが、その度に人情味溢れる様子がみられました。
海老原組長は、一度でも世話になったと感じた際には、相手に一目を置くようになります。
アキラもその典型で、真黒組の仲間割れ騒動の解決に尽力した事をきっかけに海老原組長からの信頼を得ました。
【ザ・ファブル】海老原組長のかっこいい所とは
海老原はヤクザと一般人との線引きが自身の中にしっかりとあるようです。
そんな海老原の仁義あるかっこいい所を紹介します。
海老原のミサキに対しての思いやり
ミサキは苦境に立たされても懸命に生きる健気な女の子です。
その姿を遠巻きにみている海老原は、ヤクザ者が決して関わってはいけないとアキラに話していました。
ミサキが真黒組の小島によって、デリヘル嬢にさせられそうになった事がありました。
その時にはとてつもなく怒りを露わにしました。
結果小島はそれが原因で海老原に消されてしまいます。
海老原はミサキを見守る優しさと、一方でルール違反をする者には容赦しない厳しさを持ち合わせていますね。
アキラとヨウコに対しての願い
海老原はアキラとヨウコに対して、太平市で平穏な普通の暮らしを送って欲しいと願っています。
敵視していたアキラの人間性が分かるにつれて、海老原がアキラの事を気にかけ始め、もちろんヨウコに対しても同じような感情を抱いています。
第二部では真黒組と紅白組との抗争が激化していきます。
そんな中でも海老原は決してファブルに頼ろうとはしません。
アキラには一切真黒組の現状が伝えられませんし、ユーカリやアザミにも絶対にこの抗争に関わらない様にと指示しています。
マツに対しての対応
海老原は組長になる以前から、ヤクザの鏡のように義理堅く人情深い人物です。
慕っていた浜田組長の殺害され、その事件にマツが関わっていた事が分かりました。
海老原はおとしまえをつけようと、銃口をマツに向けます。
しかし、海老原の銃から弾は発砲されませんでした。
海老原はこのパフォーマンスで自分の中でケジメをつけたのです。
その後、海老原はマツに向かって、普通の父親として娘のもとへ帰れと言い渡しました。
憎きマツを逃した背景には、ヨウコからマツを殺さないように頼まれていたという流れがあったのです。
海老原は、アキラとヨウコへは恩義を感じておりしっかりと借りを返したのでした。
【ザ・ファブル】海老原組長が大事にしている物とは?
海老原組長がかっこいい所と言えば物を大事にするところがあります。
そこで、海老原組長がとても大事にしている物を紹介していきます。
ハコスカ
海老原組長は以前から自身の所有する物件のガレージに、愛車であるプレミアムカーハコスカを保管しています。
海老原組長が初めてアキラにサシで飲もうと誘う重要なシーンで、愛車のハコスカのアクセルをふかしているのが印象的です。
そんな大切にしている愛車ですが、その後スクラップとなり海老原組長のガレージから消えてしまいます。
スクラップに出してしまった犯人はクロです。
ハコスカが崖下に落ちてしまったとクロが海老原組長に報告した所、海老原組長はキーを持ってこいと指示します。
クロは言葉通り、キーだけを海老原組長に届け、車体はスクラップに出してしまったのです。
真黒組
海老原組長は、組長になる以前から真黒組という組織に骨を埋める覚悟で組の為に動く人物でした。
浜田組長の意向に反対してアキラを太平市から追い出そうとしたのも、太平市の平穏を願うがゆえでした。
現在、海老原組長は体の自由が効かない状態ですが、自身の身にもしもの事が起こった際に封筒を残していました。
あらゆる事態を想定して、封筒は2通用意されています。
海老原組長は、自分がどうなっても組の為になる最善の道を考えるほど真黒組を大切にしています。
【ザ・ファブル】海老原とファブルたちの関係
真黒組は海老原が組長になる前から暗殺集団と関係が有りました。
そこで、突然やって来たアキラとヨウコに対して海老原はどのような関係を築いていったのかを紹介します。
当初の海老原とファブルの関係
当時浜田組長の補佐だった海老原は、突然現れたアキラに対して強く警戒していたのです。
アキラが太平市に送られてきた意図が理解出来ず、海老原はアキラを危険因子と判断します。
真黒組を1番に考える海老原は、得体の知れないアキラを真黒組の縄張りから排除しようとします。
真黒組を大切に思う海老原の心理からすると当然の判断です。
万が一アキラに良からぬ思惑があったとすると、真黒組が内側から崩されてしまいかねません。
この判断力からして、既に組長の器を感じさせてくれる海老原です。
アキラをサポートする海老原
アキラに対して警戒していた海老原ですが、次第に交流が深まるにつれてアキラの人間性を理解します。
アキラには、殺し屋としての腕は一級ながら、それ以外の面ではまるで小学生低学年のように物事を知らない純粋な面があります。
そんなアキラを側で観察するうちに海老原はアキラへの見方が変わりました。
それからは、海老原が進んでアキラのサポート役をかって出るようになりました。
海老原組長は、人を見る目が確かですね。
真黒組の為、はじめはアキラを敵視していましたが、その観察力でアキラが真黒組に危害を及ぼさないと見抜いたのです。
ファブルの扱いになれた海老原
海老原組長が気にかけているのはアキラとヨウコだけではありません。
同じファブルの組織メンバーであるアザミとユーカリにも同じように世話を焼き、面倒を見ています。
住む場所の無いヨウコ、ユーカリ、アザミの3人は海老原組長が用意した倉庫に寝泊まりしており、ヨウコだけ2階に部屋を構えています。
海老原組長にとっても気にかているメンバーが、安全の保証された場所で寝泊まりしている方が安心なのでしょう。
どこまでも親分肌を感じます。
ファブルの人間性を信頼する海老原
海老原組長は、自身が命よりも大切にしている真黒組の行く末を見守る見届け人として、アキラを頼りにしています。
海老原組長はアキラに対して、他のファブルのメンバーとは違う特別な感情を持っています。
ヤクザの世界ではあまり聞きなれない言葉ですが、友達だと思っても良い存在なのでしょう。
なぜ2人の間に友達という感覚が生まれたのかは、以前アキラが口にした事がありました。
アキラが山岡との対戦中、海老原組長を友達だと思っている事を話します。
その後、プロの殺し屋アキラが山岡を殺したく無い気持ちになった事を受け、海老原組長はアキラという人間に全幅の信頼を置くようになったのです。
まとめ:【ザ・ファブル】海老原組長は死亡しない!かっこいい生き様!
さてここまで真黒組海老原組長の魅力をご紹介いたしました。
どのエピソードをとっても、海老原という男気あふれる器にシビれます。
ファブルにとっても、海老原組長にとっても皆んなが出会った事はお互いのプラスに働いています。
第二部でも組長としてどう真黒組を守り抜くのか、またファブルとのタッグが見られるのかが楽しみです。
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